ビットコイン(BTC)は$64,000台を回復し、週明けを迎えました。ETFへの資金流入が4日連続で続き、底堅さが増しています。ただし、今週後半にはFOMCという最大の関門が控えており、市場は慎重に構えたままです。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年7月20日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$64,300〜$64,800近辺で推移しています。先週後半にAI半導体株の急落で$62,600近辺まで下げましたが、週末にかけて$64,000台を回復しました。今年の安値からは約12%高い水準です。
回復を支えているのが、ETFへの資金の戻りです。米国の現物ビットコインETFは4日連続で純流入となり、合計約7,550万ドルを集めました。6月に記録的な流出を記録した局面から、潮目が変わりつつあります。
ただし、今週最大の焦点は7月28〜29日のFOMCです。予測市場では金利据え置きの確率が94%と見られており、Warsh FRB議長のタカ派姿勢が続くとの警戒が、上値を抑えています。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



ETFへの資金が戻り始めた一方で、FRBの姿勢が変わる兆しは見えない。この綱引きを、あなたはどう見るでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、$64,000台を回復して週明けを迎えました。価格動向のセクションでは、$63,800という下降トレンド転換の分岐点と、$58,000の支持帯という構図を整理します。そして、マクロ環境との連動のセクションでは、今週のFOMCとETF資金という二つの決定要因を掘り下げます。
重要なのは、2026年のビットコインの下落が、暗号資産固有の問題ではなかった点です。取引所の破綻もステーブルコインの崩壊もなく、下落の主因はFRBの金融政策と、ETFからの記録的な資金流出でした。逆に言えば、この二つが好転すれば回復の起点になります。
今、その一方が変わり始めています。ETFは4日連続の流入となり、長期保有者の投げ売りも一巡しつつあります。残るはFRBです。据え置きが濃厚とはいえ、その後の会見でどんな言葉が出るかが、市場の空気を決めます。
底入れの兆しに賭けるのか、FOMC通過を待つのか。判断材料は出そろいつつありますが、「価格の予想」ではなく「ETF資金の継続性」という具体的な手がかりを見る視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月20日時点(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$64,300〜$64,800近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね950万円前後の水準です。
7月19日時点では$64,376で、24時間では約+0.5%の小幅高となりました。先週の安値$62,600近辺から着実に水準を切り上げ、今年の安値$57,700からは約12%の回復です。ただし史上最高値$126,080からは約49%低い水準にとどまっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月20日) | 約$64,300〜$64,800 | 約950万円前後で推移 |
| 24時間変動率 | 約+0.5% | 週明けに向け底堅い |
| 年間安値からの回復 | 約+12% | 6月の$57,700から |
| 先週の安値 | 約$62,600 | 半導体株安局面 |
| 直近レンジ | $58,000〜$65,600 | 7月の値動きの範囲 |
| 上値抵抗 | $63,800、次に$65,600 | $63,800超で下降トレンド終了の見方 |
| 下値サポート | $58,000近辺 | 6月末の21カ月ぶり安値 |
| 50カ月EMA | $65,150〜$65,631近辺 | 回復が中期の焦点 |
| 恐怖と強欲指数 | 約25(極度の恐怖) | 市場心理は依然弱気 |
| 24時間出来高 | 約$65億 | 週末で低調 |
| 時価総額 | 約$1.29兆 | 時価総額1位 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
テクニカル面では、$63,800を明確に上抜けて維持できるかが重要です。24/7 Wall St.によると、この水準を超えれば下降トレンドの終了を示唆する一方、$56,200を割ると$50,000〜$53,000のゾーンが視野に入るとされています。
より大きな節目が、50カ月EMAの$65,150〜$65,631近辺です。CoinDCXによると、この水準を回復できれば$70,000への道が開けるとの見方があります。恐怖と強欲指数は約25と「極度の恐怖」の水準にあり、市場心理はなお慎重です。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
今週のビットコイン(BTC)にとって最大の焦点が、7月28〜29日のFOMCです。Bitcoin News Digestによると、Polymarketのデータでは金利据え置きの確率が94%と見られており、市場は動きのない結論をほぼ織り込んでいます。
問題は、その先の姿勢です。Warsh FRB議長は議会証言で直近のインフレ鈍化を軽視し、高インフレへの許容はないと明言しました。制約的な金利が長引けば、利回りを生まないビットコインへの資金流入は抑えられます。
一方、明るい材料もあります。同じくBitcoin News Digestによると、米国の現物ビットコインETFは4日連続の純流入となり、合計約7,550万ドルを集めました。6月に約45億ドルという記録的な流出を経験した後だけに、需給の改善は意味を持ちます。
FX Leadersによると、タカ派的なFRBや中東情勢、米国株の軟調にもかかわらず、ビットコインが底堅さを見せている点は注目に値します。押し目で買いを入れる投資家が存在することを示唆しており、下値の厚みが増しているとみられます。



出典:Bitcoin News Digest(FOMC据え置き確率とETF資金流入)、FX Leaders(逆風下での底堅さと機関投資家の動向)
ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢
ビットコイン(BTC)の上値を抑える要因として、中東情勢が引き続き意識されています。Bitcoin News Digestによると、一時的な停戦の崩壊により米国がイランの標的への攻撃を再開しました。
ホルムズ海峡への脅威に加え、海上貨物への20%の安全保障関税が新たに導入されたことで、ブレント原油は$80台へ押し戻されました。原油高はインフレを再燃させ、FRBの利下げをさらに遠ざける要因となります。
先週の相場では、この地政学リスクが実際に効きました。CryptoTickerによると、インフレ指標の好結果でビットコインが一時$65,000を超えたものの、6日連続の対イラン空爆を受けてリスク資産が押し戻された経緯があります。
もっとも、ビットコインは「有事の逃避先」としてよりも、金利と流動性に反応する資産としての性格を強めています。地政学リスクそのものより、それが原油とインフレを通じてFRBの判断に及ぼす影響を注視すべき局面です。



出典:Bitcoin News Digest(対イラン攻撃と原油価格の推移)、CryptoTicker(地政学リスクと先週の相場推移)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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