ビットコイン(BTC)は$63,000近辺での膠着が続いています。7月はCPI・PPIの好結果で$65,000をうかがう場面もありましたが、半導体株安に押し戻され、市場は来週後半に控えるFOMCという「答え合わせの日」を静かに待つ展開となっています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年7月19日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$62,700〜$63,300近辺で推移しています。週末は目立った材料に乏しく、AI・半導体株の急落による下落から下げ渋ったまま、方向感を欠いた動きが続いています。
今週を振り返ると、CPI・PPIという二つのインフレ指標の好結果で$65,494まで上昇する場面がありました。しかし後半の半導体株安ですべて吐き出し、結局は7月初めからのレンジ内に戻った形です。
市場の視線は、7月28〜29日のFOMCに集まっています。2026年前半のビットコイン下落は、その多くがFRBの金融政策とETFからの資金流出によるものでした。この二つが再び問われる場が、来週訪れます。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



好材料と悪材料が交互に出た一週間を経て、価格が元の水準に戻ったという事実を、あなたはどう受け止めるでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、$63,000近辺で膠着しています。価格動向のセクションでは、$58,000の下値と$63,800の回復ゾーンという、7月を通じて意識されてきた構図を整理します。そして、マクロ環境との連動のセクションでは、来週のFOMCとETF資金フローという二つの決定要因を掘り下げます。
重要なのは、今年のビットコインの下落が、暗号資産自身の問題ではなかった点です。取引所の破綻もステーブルコインの崩壊もなく、下落の主因はFRBの政策と、ETFからの記録的な資金流出でした。だからこそ、この二つが好転すれば、回復の起点にもなり得ます。
ただし、期待は禁物です。市場はFOMCでの金利据え置きを約7割の確率と見ており、動くとすれば利下げではなく利上げ方向との見方が優勢です。FRBがビットコインを救う展開は、現時点では想定しにくいのが実情です。
底入れの兆しに賭けるのか、来週まで動かず様子を見るのか。判断材料は出そろいつつありますが、「価格の予想」ではなく「ETF資金の流れ」という具体的な手がかりを見る視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月19日時点(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$62,700〜$63,300近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね930万円前後の水準です。
週末は小動きにとどまり、7月17日の半導体株安による下落から下げ渋る展開が続いています。今週の高値$65,494からは約4%低い水準です。月間では約18%の下落となっており、7月の戻りは限定的なものにとどまっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月19日) | 約$62,700〜$63,300 | 約930万円前後で推移 |
| 週末の値動き | ほぼ横ばい | 材料難で小動き |
| 今週の高値 | 約$65,494 | PPI好結果で到達 |
| 今週の安値 | 約$62,640 | 半導体株安局面 |
| 直近レンジ | $58,000〜$65,500 | 7月の値動きの範囲 |
| 上値抵抗 | $63,800、次に$65,000 | $63,800回復で下降トレンド転換 |
| 下値サポート | $58,000近辺 | 7月1日の21カ月ぶり安値 |
| 50日移動平均線 | $63,500近辺 | 攻防が続く |
| 50カ月EMA | $65,150近辺 | 下回り中期は弱含み |
| 時価総額 | 約$1.25兆 | 時価総額1位 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
テクニカル面では、$63,800が重要な回復ゾーンとして意識されています。24/7 Wall St.によると、この水準を明確に上抜けて維持できれば下降トレンドの終了を示唆する一方、$56,200を割ると$50,000〜$53,000のゾーンが視野に入るとされています。
下値については、7月1日に付けた21カ月ぶり安値$58,190近辺が明確な支持帯です。crypto.newsによると、市場は$58,000の下値と$63,800の回復ゾーンの間で、FOMCまで方向感を欠いたまま推移する可能性が高いとみられています。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
来週のビットコイン(BTC)にとって最大の焦点が、7月28〜29日のFOMCです。TechTimesによると、Warsh FRB議長は、18人のFOMCメンバーのうち9人が年内の利上げを見込むなか、明確な先行き指針がない状態でこの会合に臨みます。
市場は金利据え置きを約7割の確率と見ていますが、動くとすれば利下げではなく利上げ方向との見方が優勢です。6月のドットチャートからは2026年の利下げの示唆すら消えており、金融緩和への期待は後退しています。
もう一つの決定要因が、ETFの資金フローです。24/7 Wall St.によると、6月の現物ビットコインETFからの資金流出は約45億ドルと、2024年の上場以来で最悪となりました。CitiはBTCの12カ月目標を11.2万ドルから8.2万ドルへ引き下げています。
ただし、7月に入って流出は一服しています。底入れを見極めるうえでは、ETFへの資金流入が1週間以上続くかどうかが重要な手がかりです。ドル安と米国債利回りの低下が、その前提条件になるとみられます。



出典:TechTimes(FOMCの構図とETF資金フロー)、24/7 Wall St.(6月のETF流出とCitiの目標引き下げ)
ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
価格が膠着するなか、オンチェーンでは需給の整理が進んでいます。レバレッジと保有者の動きから、現在の地合いを確認しておきましょう。
| 指標 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 先物建玉 | 約216億ドル | 97億ドル減、レバレッジ整理 |
| 取引所流入のうち長期保有者 | 65%超 | 損失を確定しながら売却 |
| 含み損にある循環供給 | 50%超 | 戻り売りの潜在圧力 |
| 大口の動向 | 蓄積が継続 | 弱含み局面での買い |
Bitcoin.comによると、レバレッジをかけた先物の建玉は約97億ドル減少し、約216億ドルまで縮小しました。投機的なポジションが大きく整理されたことで、強制的な売りが連鎖するリスクは後退しています。
一方、長期保有者は損失を確定しながら売却を続けており、取引所への流入の65%超を占めています。ただし、大口ウォレットは弱含みの局面で蓄積を続けているとされ、売り手と買い手の交代が進んでいる可能性もあります。売られ過ぎと蓄積の共存が、底入れ論の根拠となっています。



出典:Bitcoin.com(先物建玉の縮小とレバレッジ整理)、crypto.news(大口の蓄積と売られ過ぎ水準)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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