ビットコイン(BTC)は$63,100近辺で横ばいとなり、出来高は30日間の平均の半分以下まで落ち込みました。今週は前回会合の議事要旨が公開され、3人が利上げを主張した内幕が明らかになります。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年8月17日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$63,100近辺で推移しています。前日の$63,050近辺からほぼ横ばいの水準です。
チャートを直接参照したところ、24時間の出来高は約81億ドルでした。30日間の1日平均である約193億ドルの半分以下で、参加者の少なさが際立ちます。
週末を挟んだ影響に加え、方向感を決める材料が乏しいことも背景にあります。1週間前の$65,160から約3%下げた水準にとどまりました。
今週は、8月19日に前回の金融政策会合の議事要旨が公開されます。7月29日の会合では3人の地区連銀総裁が利上げを主張して反対票を投じており、その議論の中身が明らかになります。
さらに8月27日からは、ウォーシュ議長にとって初めてとなるジャクソンホール会議での講演が控えます。金融政策の方向を占う材料が続く週です。
市場心理は慎重なままです。恐怖と強欲を測る指標は恐怖の領域にあり、過去30日で上昇した日は14日にとどまっています。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



すでに終わった会合の記録が、なぜこれから発表される指標と同じくらい注目されるのでしょうか。
7月の会合では、据え置きの決定に3人が反対しました。その反対がどこまで支持を集めていたのかが分かれば、9月の会合で何が起きうるかを推し量る材料になります。
価格動向のセクションでは、細った出来高と、上下の節目を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、今週の日程と、金融政策をめぐる論点を取り上げます。
地政学・国際情勢のセクションでは、収まらないホルムズ海峡の緊張と、原油と金の動きに触れます。
相場が動かない時期は、次に動く条件を整理しておく時間でもあります。何がどの日に出てくるのかを把握しておくことが、判断の遅れを防いでくれます。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年8月17日午後2時ごろ(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$63,100近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,010万円前後の水準です。
同じ時点のデータでは、24時間の出来高は約81億ドルで、前日から約14.6%減少しています。時価総額は約1兆2,615億ドルです。
直近1カ月の変動率を示す指標は1.24と、極めて低い水準にあります。値動きの乏しさが数字にも表れている状態です。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月17日) | 約$63,100 | 約1,010万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $63,050近辺からほぼ横ばい | 方向感を欠く展開 |
| 7日間変動率 | 約-3% | 1週間前は$65,160 |
| 24時間出来高 | 約81億ドル | 前日比約-14.6% |
| 7日間の1日平均出来高 | 約147億ドル | 足元は平均を大きく下回る |
| 30日間の1日平均出来高 | 約193億ドル | 参加者の少なさが際立つ |
| 上値抵抗 | $64,302、次に$64,991 | その先に$65,507 |
| 下値サポート | $63,096、次に$62,580 | その先に$61,891 |
| 200週移動平均 | 約$63,657 | 6日続けて下回る |
| 直近の高値・安値 | $66,927/$58,082 | 現在の局面でのレンジ |
| 1カ月の変動率指標 | 1.24 | 極めて低い水準 |
| 時価総額 | 約$1.2615兆 | 前日の約$1.264兆から小幅減 |
| 流通供給量 | 20,071,150BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-50.1% | 中期の調整局面が続く |
| 史上最高値(参考) | $126,198 | 2025年10月6日に記録 |
200週移動平均の$63,657を6日続けて下回っています。現在値はその手前にあり、回復するには$500ほどの上昇が必要な位置関係です。
下値では$63,096が最初の支えです。この水準は現在値とほぼ重なっており、割り込むと$62,580、さらに$61,891が次の目安となります。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
今週は、金融政策をめぐる材料が続きます。最大の注目は8月19日に公開される前回の会合の議事要旨です。
7月29日の会合では、政策金利が3.50〜3.75%に据え置かれました。ただし採決は9対3で、3人の地区連銀総裁が0.25%の利上げを主張して反対票を投じています。
議事要旨では、この反対がどこまで支持を集めていたのかが明らかになります。据え置き派と利上げ派の距離が近ければ、9月の会合でも緊張が続くことになります。
その後の日程も重要です。8月27日からは、ウォーシュ議長にとって初めてとなるジャクソンホール会議での講演が予定されています。就任後の政策運営の考え方が示される場です。
足元の物価は落ち着いています。8月12日の消費者物価指数は市場予想通りの前年同月比3.4%、8月13日の卸売物価指数は予想を下回りました。8月7日の雇用統計では雇用者数が減少に転じています。
週内には主要小売企業の決算と製造業の速報値も発表されます。消費と生産の両面から景気の実態を確認できる週となり、金融政策の見通しが動く可能性があります。



ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢
中東情勢は、依然として収束を見ていません。ホルムズ海峡をめぐる緊張は8月上旬から続いており、原油価格に影響を与え続けています。
チャートを直接参照したところ、米国産原油の先物は1バレル82.40ドルで、前日から約1.4%上昇しました。8月上旬に北海ブレント原油が89ドル台まで上昇した局面からは落ち着いたものの、高止まりが続いています。
安全資産とされる金は、堅調さを保っています。同じ時点の金価格は1オンス4,437ドルで、8月に入ってから1割を超える上昇です。
ここで確認しておきたいのは、ビットコイン(BTC)が金と同じ動きをしていない点です。地政学リスクが意識される局面で金が買われる一方、この銘柄は$63,000台で足踏みを続けています。
有事の資産としての評価は、まだ確立していないことになります。むしろ株式などのリスク資産と同じ扱いを受けており、8月14日の米国株市場ではナスダック総合株価指数が0.28%安、ダウ工業株30種平均が0.26%安と、そろって小幅な下落となりました。
市場の警戒感を示す指標は14.25と低い水準です。地政学の緊張が続くなかでも、投資家が差し迫った危機とは受け止めていないことがうかがえます。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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