ビットコイン(BTC)は$78,100近辺で推移し、9月9日の国債買い戻しを通過しました。一方、1,000BTCから1万BTCを保有する層が売り越しに転じ、約18万8,000BTCを手放したとの分析が示されています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月10日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$78,137近辺で推移しています。前日の$78,800近辺から約0.8%の下落となりました。
9月9日には、財務省による長期国債の買い戻しが拡大されました。8月19日の発表が上昇の起点だった措置が、実際に運用へ移ったことになります。
価格の反応は限定的でした。$78,000台での推移が続いており、大きな変化は生じていません。
オンチェーンでは、注意すべき動きが出ています。1,000BTCから1万BTCを保有する層が売り越しに転じ、約18万8,000BTCを手放したとの分析が示されました。
この規模は、時価にすると約147億ドルにあたります。週あたりの新規発行量の約60倍です。
明日9月11日には8月の物価指標が発表されます。9月16日の会合に向けた最後の主要な材料です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



1,000BTCから1万BTCという規模の保有者が売り越しに転じたことは、需給にどう影響するのでしょうか。
この層は、上場商品でも個人でもない中間の存在です。取引会社や初期からの保有者が含まれるとみられ、市場の状況に応じて機動的に動きます。
価格動向のセクションでは、通過した日程と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、この売り越しの規模と、他の層の動きを取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、税制をめぐる新たな動きに触れます。
ただし、保有規模ごとの分類は集計の方法によって変わります。一つの数字だけで判断せず、他の指標と併せて確認する姿勢が有効です。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年9月10日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$78,137近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,250万円前後の水準です。
9月に入ってからは$76,500から$82,300の帯で推移しています。$80,000を上回る場面はあるものの、定着していません。
時価総額は約1兆5,690億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約38%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月10日) | $78,137 | 約1,250万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $78,800近辺から約0.8%安 | 買い戻しの実施に反応は限定的 |
| 9月のレンジ | $76,500〜$82,300 | $80,000の定着には至らず |
| 上値抵抗 | $80,500、次に$82,200 | 前者で繰り返し止められる |
| 下値サポート | $77,057、次に$76,500 | 前者は8月の上昇局面の支え |
| 200日移動平均 | 約$69,010 | 大きく上回った状態 |
| 短期保有者の平均取得価格 | 約$67,176 | 現在値は大きく上回る |
| 24時間出来高 | 約132億3,000万ドル | 参加者は限られた水準 |
| 時価総額 | 約$1.569兆 | 前日の約$1.582兆から減少 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 1年前との比較 | 約$33,800安 | 中長期では調整局面が続く |
| 史上最高値からの下落率 | 約-38% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
9月9日の買い戻し拡大に対する反応は、限定的でした。8月19日の発表時には1日で8%近く上昇しましたが、実施日には大きく動いていません。
期待で買われて事実で売られるという展開に近い形です。ただし下落も小幅にとどまっており、失望売りというほどではありません。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
大口の動きに変化が出ています。ある調査会社の分析によると、1,000BTCから1万BTCを保有する層が売り越しに転じ、約18万8,000BTCを手放しました。
この規模は、時価にすると約147億ドルにあたります。1週間に新規発行される約3,150BTCと比べると、60倍近い量です。
この層は、上場商品でも個人でもない中間の存在です。取引会社や初期からの保有者が含まれるとみられ、市場の状況に応じて機動的に動きます。
一方、長期保有者の姿勢は変わっていません。10年以上動かなかったコインの活動は2022年以来の低水準にあり、売却は限定的です。
取引所の保有量は高い水準にあります。大手取引所の保有量は約687,000BTCで、2026年で最も多い状態が続いています。
層によって行動が分かれていることになります。売る層と保有を続ける層が同時に存在し、その差が価格の膠着につながっています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 大口の売り越し規模 | 約18万8,000BTC | 1,000BTCから1万BTCを保有する層 |
| 時価での規模 | 約147億ドル | 週あたり新規発行の約60倍 |
| 週あたりの新規発行量 | 約3,150BTC | 1ブロック3.125BTC |
| 長期休眠コインの活動水準 | 2022年以来の低さ | 売却は限定的 |
| 大手取引所の保有量 | 約687,000BTC | 2026年で最も多い水準 |
| 24時間出来高 | 約132億3,000万ドル | 参加者は限られた水準 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |



ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
税制をめぐる新たな動きがありました。暗号資産の税務上の扱いを見直す法案が、議会に再提出されています。
この法案は、暗号資産に関する税制の枠組みを更新する内容とされています。ただし詳細は明らかにされておらず、保有者への影響は現時点では不透明です。
制度面では、9月15日の採決も控えます。市場構造法案について、本会議での審議に進むかどうかを決める投票です。
可決には60票が必要で、どの政党も単独では60議席を持っていません。予測市場での前進の確率は、20%から24%と見積もられています。
下院の日程も影響します。9月の審議日が8日分削減されたため、法案を仕上げる時間が減りました。
9月16日には金融政策の会合が控えます。明日9月11日の物価指標を含め、来週にかけて材料が集中する日程となります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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