ビットコイン(BTC)は$78,800近辺で推移し、$79,000をわずかに下回る水準で推移しています。本日9月9日から財務省による長期国債の買い戻しが拡大され、市場では想定を上回る規模になるとの見方も出ています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月9日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$78,800近辺で推移しています。前日の$79,400近辺から約0.8%の下落となりました。
本日から、財務省による長期国債の買い戻しが拡大されます。1回あたりの規模が20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増する措置です。
市場では、さらに大きな規模になるとの見方も出ています。50億ドルから60億ドルという想定で、10年債と30年債の入札を前にした対応とされています。
この措置は8月19日に発表されました。当時この銘柄は$64,681で始まり、その日のうちに$69,749まで上昇しています。
足元は$80,500近辺で上値を抑えられています。9月4日の雇用統計を受けて金利が上昇し、リスクを取る資産に圧力がかかりました。
9月11日には8月の物価指標が発表されます。9月16日の会合に向けた最後の主要な材料です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



8月19日の発表では1日で8%近く上昇しましたが、実際に運用が始まる本日はどうなるのでしょうか。
相場では、期待で買われて事実で売られるという展開がよく見られます。ただし今回は、想定を上回る規模になるとの観測も出ており、単純な形にはならない可能性があります。
価格動向のセクションでは、上値を抑える水準と、下値の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、買い戻しの仕組みと、金利への影響を取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、資金の流れと、保有者の損益状況に触れます。
この措置は中央銀行による資産購入とは異なります。金利を直接下げるものではなく、長期の債券の需給を整えるための手法です。効果の範囲を理解しておくことが役立ちます。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年9月9日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$78,800近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,260万円前後の水準です。
9月8日は$78,564まで下げたあと、$79,633まで戻す場面がありました。$80,500近辺では上値を抑えられています。
時価総額は約1兆5,820億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約37%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月9日) | 約$78,800 | 約1,260万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $79,400近辺から約0.8%安 | $79,000をわずかに下回る |
| 9月8日の安値 | $78,564 | その後$79,633まで戻す |
| 上値抵抗 | $80,500、次に$82,200 | 前者で繰り返し止められる |
| 下値サポート | $78,000、次に$77,200 | 前者を割ると後者が視野に |
| 直近のレンジ | $77,500〜$82,200 | 9月に入って継続 |
| 相対力指数(RSI) | 買われすぎから低下 | 調整が進んだ状態 |
| 短期の大口の含み益 | 約90億7,000万ドル | 利益確定が出やすい水準 |
| 9月の現物ETF流入額 | 約7億6,990万ドル | 最初の4営業日の合計 |
| 9月の利上げ確率 | 57%から58% | 講演前の約35%から上昇 |
| 時価総額 | 約$1.582兆 | 前日の約$1.594兆から減少 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-37% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
9月に入ってからは$77,500から$82,200の帯で推移しています。$80,000から$82,000の水準を、資金の流入をもってしても抜けられていません。
下値では$78,000が目安です。ここを割り込むと$77,200が視野に入りますが、週足では上向きの勢いが保たれています。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
本日から、財務省による長期国債の買い戻しが拡大されます。1回あたりの規模が20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増する措置で、11月4日までの期間が対象です。
対象は残存10年から20年、および20年から30年の国債です。市場では、実際の規模が50億ドルから60億ドルに達するとの見方も出ています。
10年債と30年債の入札を控えた対応とされています。長期の債券の供給を減らすことで、利回りの上昇を抑える狙いです。
この措置は8月19日に発表されました。当時、30年物国債の利回りは2007年以来の高水準となる5.337%まで上昇していましたが、発表後に5.189%へ低下しています。
ただし、中央銀行による資産購入とは仕組みが異なります。金利そのものを操作するのではなく、債券の需給を整えるための手法です。
9月11日には8月の物価指標が発表されます。9月の利上げ確率は57%から58%まで上昇しており、8月28日の講演前の約35%から大きく変わりました。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
資金の流入は続いています。9月の最初の4営業日で、上場商品への流入は約7億6,990万ドルに達しました。
3週間続けての流入となり、9月3日には約7億3,080万ドルの流入がありました。ただし直近の弱含みの局面では、2億3,600万ドルを超える流出も報告されています。
集計の期間が異なるため、単純には比較できません。全体としては、一貫した資金の引き揚げではなく、日ごとの出入りが激しい状態といえます。
保有者の損益状況にも注意が必要です。短期の大口が抱える含み益は約90億7,000万ドルに達しており、利益確定の売りが出やすい水準にあります。
企業の買い増しは続いています。ある保有企業は1,375BTCを追加取得しました。
取引所の保有量は高い水準です。大手取引所の保有量は約687,000BTCで、2026年で最も多い状態が続いています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 9月の現物ETF流入額 | 約7億6,990万ドル | 最初の4営業日の合計 |
| 9月3日の流入額 | 約7億3,080万ドル | 単日では大きな規模 |
| 直近の流出額 | 2億3,600万ドル超 | 日ごとの出入りが激しい |
| 短期の大口の含み益 | 約90億7,000万ドル | 利益確定が出やすい水準 |
| 企業の追加取得 | 1,375BTC | 買い増しは継続 |
| 大手取引所の保有量 | 約687,000BTC | 2026年で最も多い水準 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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