ビットコイン(BTC)は$79,400近辺で推移し、$82,000という壁に4度はね返された状態が続いています。9月15日の法案採決と16日の金融政策の会合を控え、方向感を欠いた展開です。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月8日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$79,400近辺で推移しています。前日の$79,500近辺からほぼ横ばいの水準です。
9月7日は$80,351で始まりましたが、その後$79,350まで下げました。$80,000を挟んだ攻防が続いています。
上値では$82,000台が壁となっています。8月25日以降、この帯で4度はね返されました。
直近では9月3日に$82,283まで上昇し、$81,264で終えています。翌4日も$81,438まで届いたものの、押し戻されました。
資金の流入は続いています。9月4日までの週で、上場商品への流入は9億8,690万ドルに達しました。
ただし年初来では下落しています。1月1日の$88,764からは約10%低い水準です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



9月15日に予定される採決について、市場はどこまで期待すべきなのでしょうか。
この日の投票は、法案を審議の対象とするかどうかを決めるものです。可決には60票が必要ですが、どの政党も単独では60議席を持っていません。可決されても、その後に本会議での採決が残ります。
価格動向のセクションでは、4度はね返された壁と、上下の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、二つの日程と、金融政策の見通しを取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、資金の流れと、他の銘柄との差に触れます。
予測市場では、年内の成立確率が約18%まで低下しました。2月の90%からは大きく下がっています。期待の水準を、市場の見方と照らして確認しておく価値があります。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年9月8日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$79,400近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむne1,270万円前後の水準です。
9月3日には$82,283まで上昇したあと、$79,000台まで押し戻されました。8月7日の安値からは約23%の上昇です。
時価総額は約1兆5,940億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約37%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月8日) | 約$79,400 | 約1,270万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $79,500近辺からほぼ横ばい | $80,000を挟んだ攻防 |
| 9月3日の高値 | $82,283 | 終値は$81,264 |
| はね返された回数 | 4回 | 8月25日以降、$82,000台で |
| 8月7日の安値からの上昇率 | 約23% | 夏場の底からの戻り |
| 7日間変動率 | 約+2.9% | 週間ではプラス圏 |
| 年初来の水準 | 約-10% | 1月1日は$88,764 |
| 1年間変動率 | 約-27.5% | 1年前は$110,213 |
| 上値抵抗 | $82,000台、次に$91,719 | 前者を終値で超えるかが焦点 |
| 下値サポート | $77,057、次に$62,207 | 前者を割ると目安が乏しくなる |
| 時価総額 | 約$1.594兆 | 前日から横ばい |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-37% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
$82,000台では、8月25日の$81,265、8月28日の$81,480、9月3日の$82,283、9月4日の$81,438と、4度はね返されています。売り手が繰り返し上昇を止めてきた水準です。
仮にこの帯を抜けても、年初の$88,764には届きません。8月からの戻りは大きいものの、年間で見れば依然として調整の途上にあります。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
今週は、二つの日程が連日で並びます。9月15日には市場構造法案の採決、9月16日には金融政策の会合です。
9月15日の投票は、法案を審議の対象とするかどうかを決めるものです。可決には60票が必要ですが、どの政党も単独では60議席を持っていません。
可決されても、成立まではさらに段階が残ります。本会議での採決を経て、下院との調整や大統領の署名まで必要です。
予測市場では、年内の成立確率が約18%まで低下しました。2月には90%だったことを考えると、期待は大きく後退しています。
金融政策の見通しも厳しさを増しました。9月4日の雇用統計を受けて、9月の利上げ確率は約60%まで戻っています。
物価指標の発表も控えます。中東情勢の再燃で原油が1バレル96ドル近くまで上昇しており、物価への影響が確認される場となります。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
資金の流入では、この銘柄だけが好調を保ちました。9月4日までの週で、上場商品への流入は9億8,690万ドルに達しています。
他の銘柄は大きく減りました。イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)などの関連商品への流入は、同じ週に73%から96%減少しています。
資金が集中していることになります。8月には複数の銘柄へ広く資金が入っていましたが、9月に入って偏りが強まりました。
長期保有者の姿勢にも変化があります。保有量の増減を示す指標は8月2日から4週間にわたって減少を示していましたが、8月31日に増加へ転じました。
売り圧力の一因が和らいだことになります。8月の上昇は、長期保有者が売却するなかで進んでいました。
取引所の保有量は高い水準です。大手取引所の保有量は約687,000BTCで、2026年で最も多い状態が続いています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 現物ETFの週間純流入 | 9億8,690万ドル | 9月4日までの週 |
| 他の銘柄の関連商品 | 73%から96%減少 | 同じ週の流入額 |
| 長期保有者の保有量の増減 | 8月31日に増加へ転換 | 4週間ぶりの変化 |
| 減少が続いた期間 | 8月2日から4週間 | 上昇局面では売り手だった |
| 大手取引所の保有量 | 約687,000BTC | 2026年で最も多い水準 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 1ブロックあたりの報酬 | 3.125BTC | 新規供給は年々減少 |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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