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価格・相場

2026年4月8日のビットコイン(BTC)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月8日(水曜日)、トランプ大統領が日本時間8日朝(米東部時間7日夜8時)にTruth Socialで「2週間の双方向停戦」を電撃発表。ビットコイン(BTC)は一時72,738ドルまで急騰し、ショートポジションを中心に約5億9,500万ドルもの強制清算が発生しました。6週間にわたって相場を縛り続けた「戦時レンジ」の天井(73,000ドル)に初めて肉薄する歴史的な局面を迎えています。

目次

ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年4月8日)

ビットコイン(BTC)の注目ポイント

本日のビットコイン(BTC)最大のトピックは、米国・イランの「2週間停戦合意」による電撃的な急騰です。トランプ大統領は4月7日夜(日本時間4月8日朝)、Truth Socialに停戦宣言を投稿。パキスタン首相・軍参謀長の仲介要請を受けて爆撃を2週間停止すると宣言し、イランもこれを受け入れました。CoinDesk によるとBTCは一時72,699ドルまで上昇し、3月18日以来の高値を記録。Bloombergもシンガポール正午時点で71,300ドル(前日比+3%)と伝えています。

CoinDesk (4月8日午前4時25分東部時間)が報じた清算データによると、停戦発表後の急騰で総清算額は約5億9,500万ドル(11万8,489トレーダー)に達し、そのうちショート清算が4億2,700万ドルを占めました。これは3月4日以来最大のショートスクイーズです。本日は同時に、米国初の大手商業銀行による独自ビットコインETFであるモルガン・スタンレー・ビットコイン・トラスト(ティッカー:MSBT)がNYSEアーカで上場初日を迎えており、停戦ラリーと重なる絶好のタイミングとなっています。

ただしBloomberg のJavier Bias氏が指摘するように、停戦の内容は「技術的な制限」があり、ホルムズ海峡の完全開放にはイラン軍との調整が必要です。また今後2週間で恒久合意が成立するかどうかは未確定であり、過去6回の「期限延長→合意失敗」というパターンが繰り返されるリスクも否定できません。

ZUU Web3 竹原
「ついに来た」と感じる局面ですが、2週間後の期限に向けて恒久合意の行方が次の焦点となります。喜びと慎重さを両立させながら相場を見守りたいところです。

ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のビットコイン(BTC)は「6週間分の圧縮エネルギー」が一気に解放された日です。

恐怖・強欲指数が「8(極度の恐怖)」を6週間連続で記録し、ショートポジションが歴史的水準まで積み上がっていた状況で、停戦ニュースが一発撃ち込まれた——これは相場の教科書に載るようなショートスクイーズの条件が完全に整ったタイミングでした。

本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ、ファンダメンタルズ(MSBT上場・ETF流入・MicroStrategy購入)、マクロ環境(原油急落・株先物急騰)、地政学の5つの角度からこの局面を分析します。価格面では73,000ドルという戦時レンジ上限への初の肉薄が最重要技術的イベントです。この水準を明確に突破・定着できるかどうかが今後の方向性を決めるとアナリストは見ています。次の抵抗は74,000ドルであり、それを超えれば2025年高値126,198ドルへの本格的な回復シナリオが開きます。

一方で「2週間停戦」という条件付きの合意であることにも注意が必要です。過去6回の「期限延長」と同様に、2週間後の交渉が決裂すれば急反落するリスクがあります。恒久停戦・ホルムズ海峡の完全開放・原油の持続的な下落という3条件が揃って初めて、ビットコイン(BTC)は次のステージへと進む可能性が高まります。


ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況

4月8日時点のデータでは、CoinMarketCap によると71,810.49ドル(24時間出来高約489億ドル)が確認されています。CoinDesk では4月7日午後10時52分(東部時間)時点で71,339.36ドル・24時間出来高223.3億ドルという数値が記録されています。Bloombergのシンガポール正午時点データでは71,300ドル(前日比約+3%)、また停戦発表直後の瞬間最高値は72,738ドルに達しており、3月18日以来3週間ぶりの高値となりました。日本円換算では本日時点で約1,100万円台前半で推移しているとみられます(1ドル≒155円換算)。

チャート面では、2月28日のイラン紛争開始以降6週間にわたって続いた65,000〜73,000ドルの「戦時レンジ」の上限に初めて肉薄しました。本日の72,738ドルという高値は戦時レンジ上限73,000ドルまで残り262ドルに迫るものです。この水準を実体で上抜ければ次の抵抗は74,000ドルとなります。直近6週間で「6回の期限延長→6回の頭打ち」を経験してきた市場参加者にとって、今回の停戦合意がレンジブレイクの本物の引き金になるかが最大の焦点です。

指標 数値 備考
現在価格(4/8) 約1,113万円(約$71,300〜$71,810) 停戦発表後の利益確定で高値から小反落
24時間高値(停戦直後) $72,738(約1,127万円) 3月18日以来の高値(Bloomberg・CoinDesk)
4/7 前日終値付近 約$68,589〜$68,860 停戦前の圧迫局面(前日比−0.6%)
前日比(4/8時点) 約+3〜+5% 停戦発表を受けた急騰後の推移
戦時レンジ(6週間継続) $65,000〜$73,000 2/28イラン紛争開始以降のレンジ上限に肉薄
主要上値抵抗 $73,000 / $74,000 $74,000超えで本格回復シナリオ
主要下値サポート $68,000〜$69,000 レンジ上半部の「戻り売り」支持水準
24時間出来高 約$223億〜$489億 停戦ニュースで大幅増(CoinDesk・CMC)
時価総額 約$1.42兆 全暗号資産の約55%超
史上最高値 $126,198.07 2025年10月(Yahoo Finance参照)
ZUU Web3 竹原
6週間で6回「壁」に跳ね返されてきたレンジ上限まであと一歩——今回は本物のブレイクアウトになるのか、チャートが注目を集める局面です。

ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ

CoinDesk (4月8日)が伝えるCoinGlassデータによると、停戦発表後の急騰により総清算額は約5億9,500万ドル(11万8,489トレーダー)に達しました。そのうちショート清算が4億2,700万ドルを占め、ロング清算は1億6,800万ドルにとどまります。12時間に集中した清算だけで総額5億800万ドルに達しており、このうちショートが3億9,800万ドルを占めました。最大の単一清算はBinanceのBTC-USDTショートポジション1,179万ドルです。

指標 数値 備考
総清算額(24時間) $5億9,500万(11万8,489トレーダー) CoinGlass(4/8 CoinDesk)
ショート清算 $4億2,700万 3/4以来最大のショートスクイーズ
ロング清算 $1億6,800万 急騰に乗れなかったロングも一部清算
最大単一清算 $1,179万(Binance BTC-USDTショート) CoinDesk
主要取引所BTC買い(DeFi Tracer) 約7万90BTC・約$45億 Binance29,344・Coinbase20,756・Kraken8,611・Wintermute7,188・Bybit5,191
恐怖・強欲指数(停戦前) 8(極度の恐怖) 6週間連続10以下のサンチメント最悪局面
長期ホルダー供給量 歴史的高水準維持 44%下落中も分配せず(Investing.com)
取引所BTC残高 構造的低下トレンド継続 コールドストレージ・ETF移行が進行中
クジラ蓄積(過去30日) 61,000BTC超吸収 10〜10,000BTC保有アドレス(Santiment)

DeFi Tracerのデータによると、停戦発表後の数時間でBinance(29,344BTC)・Coinbase(20,756BTC)・Kraken(8,611BTC)・Wintermute(7,188BTC)・Bybit(5,191BTC)が合計約7万90BTC(約45億ドル相当)を購入したことが確認されています。この規模の協調的な機関購入は、停戦を「本物の転換点」と判断した機関投資家の確信の表れとみることができます。

ZUU Web3 竹原
「全員が売りで待ち構えていたところに停戦ニュース」——これだけの清算が出たことは、逆に言えば相場にたまっていた弱気エネルギーが一気に消化されたことを意味します。

出典:CoinDesk(清算データ)NewsBTC(DeFi Tracerデータ・取引所別BTC購入)


ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動

停戦発表はビットコイン(BTC)だけでなく、マクロ市場全体を一変させました。CoinDesk によるとWTI原油は停戦前の115ドル台から約95ドルへと10%超急落。Brentも99ドル付近まで下落しています。S&P500先物は+1.9%、Nasdaq先物は+2.2%、ダウ先物は+1.8%と株式市場全体が大幅反発しており、「戦争プレミアム」の剥落が一気に進んでいます。

原油価格の急落はビットコイン(BTC)にとって多重の追い風です。まずインフレ期待の低下がFedの利下げ余地を回復させます。次に、エネルギーコスト上昇で圧迫されていたビットコイン(BTC)マイナーの採算が改善します。さらに、リスクオン相場への転換で機関投資家の資産配分がBTCに向かいやすくなります。一方で、Investing.comが分析するように「Binance研究が示すBTCとFed利下げサイクルの非相関化(2024年のETF承認以降、BTCはむしろ利下げを先行して織り込む)」という構造変化も注目されます。

本日はまた、CPI(消費者物価指数)の発表週にあたり、原油下落がCPI数値を引き下げる可能性があります。加えてFOMC(4月28〜29日)に向けてFedの政策転換期待が再浮上するかどうかが今後の焦点です。ただし4月4日のISMサービス指数はスタグフレーション的な内容を示しており、インフレと景気後退懸念は残存しています。

ZUU Web3 竹原
原油が急落し、株が急騰し、ビットコイン(BTC)も急騰——これだけの「マクロの順風」が重なるタイミングはそう多くありません。ただし停戦の持続性次第という条件は変わりません。

出典:CoinDesk(原油・株先物データ)Bloomberg


ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ

本日4月8日は、ビットコイン(BTC)にとってファンダメンタルズ面でも記念日的な意味を持ちます。モルガン・スタンレー・ビットコイン・トラスト(ティッカー:MSBT)がNYSEアーカに上場し、米国初の大手商業銀行による独自ビットコインETFが誕生しました。Bloomberg ETFアナリストのEric Balchunas氏が4月7日に上場確認を報告しており、管理手数料は0.14%と業界最低水準で、BlackRock IBIT(0.25%)を11ベーシスポイント下回ります。

MSBTの背景にある潜在的な需要規模は圧倒的です。モルガン・スタンレーは約16,000名のファイナンシャルアドバイザーと6.2兆ドルの顧客資産を抱えており、Strategy(旧MicroStrategy)CEO Phong Le氏の試算では「同プラットフォームで2%の資産配分が実現すれば約1,600億ドルの買い圧力」になるとされています。これは現在のBlackRock IBITの運用残高(約545億〜706億ドル)の3倍に相当する規模です。さらにモルガン・スタンレーはE*TradeでのBTC・ETH・SOL直接取引サービスも2026年上半期内に開始予定であり、MSBTと合わせてリテールおよびウェルスマネジメント双方の窓口を整備します。

ETF市場全体では、4月6日に現物BTCスポットETFが4億7,132万ドルの純流入を記録(2026年第6位・2月来最大)しており、停戦後の今日さらなる流入増が期待されています。MicroStrategyも4月5日までの5日間で4,871BTC(約3億3,000万ドル)を追加購入(平均67,718ドル)しており、総保有量は766,970BTCに達しています。さらにSECが4月16日(木曜日)にCLARITY法に関する公開円卓会議を予定しており、規制環境の整備も着実に進んでいます。

ZUU Web3 竹原
停戦ラリーの日にモルガン・スタンレーのETFが上場——このタイミングは偶然ですが、「機関投資家によるビットコイン採用」という大きな流れの中で、今日は特別な節目として記憶されるかもしれません。

出典:Crypto Times(MSBT上場)Bitcoin Magazine(MSBTファンド詳細)CoinDesk(ETF流入データ)


ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢

今回の停戦成立の経緯は複雑です。TheStreetの報告によると、トランプ大統領はTruth Socialに「パキスタン首相シャハバズ・シャリフ氏と軍参謀長アシム・ムニル氏の要請を受け、2週間の爆撃・攻撃停止に合意する。これは双方向の停戦だ」と投稿しました。その理由として「全ての軍事目標が達成され、イランの10項目提案は協議の出発点として有効だ」と説明しています。イランの外務大臣セイード・アッバース・アラグチー氏はこの発表を歓迎し、「イランへの攻撃が停止すれば、我が軍は防衛作戦を停止する」と確認しました。

ただしCoinDesk が報じるようにBloomberg の商品アナリスト、Javier Bias氏は「ホルムズ海峡の再開通は『技術的制限』と『イラン軍との調整の必要性』という但し書き付きで、やや曖昧だ」と指摘しています。実際にホルムズ海峡の船舶通航が正常化するには数日から数週間かかる可能性があり、原油市場の完全な安定化にはさらに時間が必要とみられます。al Jazeera によると今週金曜日にパキスタンで最終合意に向けた協議が予定されています。

2週間後の4月21日(日本時間4月22日頃)が次の重要期限となります。この期限までに①ホルムズ海峡の実際の通航正常化、②恒久停戦に向けた具体的合意、③制裁緩和の条件提示——これら3点に前進が見られれば、ビットコイン(BTC)は73,000〜74,000ドルのレジスタンスをブレイクし、新たな上昇ステージに入る可能性があります。逆に交渉が決裂した場合は過去と同様の急落パターンが繰り返されるリスクがあり、市場参加者の間では「2週間のタイムカウント」が始まったとの意識が高まっています。

ZUU Web3 竹原
6週間で6回の「壁」を超えられなかったビットコイン(BTC)が、今度こそ本当のブレイクアウトに向かえるか——2週間後の答えを見据えながら、過去のパターンも忘れずに。

出典:CoinDesk(停戦詳細・市場反応)TheStreet(Trump Truth Social投稿・イラン声明)DL News(停戦確認・市場分析)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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