ビットコイン(BTC)は$79,600近辺まで戻し、$80,000の節目を挟んだ攻防が続いています。物価指標の基調が4.76%から3.05%へ低下したとの見方が示され、9月16日の会合をめぐる見通しに変化が生じています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月6日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$79,600近辺で推移しています。前日の$76,700近辺から約3.8%の上昇となりました。
9月5日には$80,000を上回る場面がありました。ただし維持できず、その水準を挟んだ推移が続いています。
戻りのきっかけは、金融政策をめぐる発言でした。理事の一人が、物価の基調が4.76%から3.05%へ低下したとの見方を示しています。
9月4日の雇用統計を受けて利上げの観測が強まっていただけに、この発言が下支えとなりました。
7月の安値からは4割の上昇です。一時は$82,000を上回り、3カ月ぶりの高値をつけました。
目先は$78,500を守れるかが焦点です。上値では$80,000から$83,000の帯が意識されています。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



8月26日に発表された指標は前年同月比3.7%と予想を上回りましたが、基調は3.05%まで低下しているという見方も示されました。何を根拠に判断すればよいのでしょうか。
公表される指標には、一時的な変動を含む数字と、それを除いた基調の数字があります。どちらを重視するかで、金融政策の見通しは変わってきます。
価格動向のセクションでは、$80,000をめぐる攻防と、上下の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、9月16日の会合に向けた論点を取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、長期保有者の動きと、資金の流れに触れます。
中央銀行のなかでも見方が分かれている以上、市場が一つの方向に定まらないのは自然です。結論を急がず、9月16日の結果を待つ姿勢が有効といえます。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年9月6日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$79,600近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,270万円前後の水準です。
9月5日には$80,019まで上昇したあと、$79,583まで押し戻されました。24時間の値幅は$80,995から$79,583です。
時価総額は約1兆5,980億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約37%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月6日) | 約$79,600 | 約1,270万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $76,700近辺から約3.8%高 | 下落から水準を取り戻す |
| 24時間高値 | $80,995 | $80,000を一時上回る |
| 24時間安値 | $79,583 | 値幅は約$1,412 |
| 直近の高値 | $82,000超 | 3カ月ぶりの水準 |
| 7月の安値からの上昇率 | 約40% | 夏場の底からの戻り |
| 上値抵抗 | $80,000、次に$83,000 | この帯での攻防が焦点 |
| 下値サポート | $78,500、次に$77,057 | 後者は8月の上昇局面の支え |
| 24時間出来高 | 約330億ドル | 売買は活発な水準 |
| 時価総額 | 約$1.598兆 | 前日の約$1.54兆から増加 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 1年前との比較 | 約$31,000安 | 中長期では調整局面が続く |
| 史上最高値からの下落率 | 約-37% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
$78,500から$83,000という帯での攻防が、当面の焦点となります。9月16日の会合まで、この範囲での推移が続く可能性があります。
下値では$77,057が意識されます。8月の上昇局面を通じて支えとして機能してきた水準で、9月5日には一時割り込みましたが取り戻しました。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
金融政策をめぐる見方が、揺れています。9月4日の雇用統計では8月の雇用者数が16万2,000人増と前年平均の5倍に達し、利上げの観測が強まりました。
一方、中央銀行の内部からは別の見方も示されています。理事の一人が、物価の基調が4.76%から3.05%へ低下したとの認識を明らかにしました。
この発言は、引き締めを続ける必要性が薄れつつあることを示唆します。8月28日にウォーシュ議長が物価の高止まりを強調したのとは、異なる立場です。
中央銀行のなかで見方が分かれている状況といえます。7月29日の会合でも、3人の地区連銀総裁が利上げを主張して反対票を投じていました。
9月16日の会合が、次の節目です。前日の9月15日には市場構造法案の採決も予定されており、二つの日程が連日で並びます。
9月9日には財務省による国債の買い戻しも拡大されます。中央銀行が引き締めに傾く一方で、財務省の措置が長期金利を抑えるという構図が続くかが問われます。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
長い眠りから覚めたウォレットの動きが続いています。8月29日から9月4日にかけて、10年以上動いていなかった4つ以上のウォレットから、合計1,570万ドル相当が移動しました。
そのうち一部は取引所へ送られており、売却の可能性が指摘されています。ただし全体としては、長期保有者の売却は限定的な水準にとどまっています。
2012年に取得された分が動いた例もありました。当時120ドルで購入されたものが、現在は300万ドル相当になっています。
資金の流入は鈍っています。上場商品への流入が細っており、8月の勢いは続いていません。9月4日の雇用統計を受けた売りも重なりました。
取引所の保有量は高い水準です。大手取引所の保有量は約687,000BTCで、2026年で最も多い状態が続いています。
出来高は活発でした。24時間で約330億ドルとなり、$80,000を挟んだ攻防が売買を増やしています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 長期休眠ウォレットの移動 | 約1,570万ドル相当 | 8月29日から9月4日の累計 |
| 対象となったウォレット数 | 4つ以上 | 10年以上動いていなかった分 |
| 取引所への送金 | 一部で確認 | 売却の可能性が指摘される |
| 上場商品への資金流入 | 鈍化 | 8月の勢いは続かず |
| 大手取引所の保有量 | 約687,000BTC | 2026年で最も多い水準 |
| 24時間出来高 | 約330億ドル | 売買は活発な水準 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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