ビットコイン(BTC)は7月4日、6万2000ドルに迫る水準まで上昇し、反発を続けています。前日に米スポットETFへの資金流入が10営業日ぶりに再開し、下げ止まりの重要なサインとして注目されています。ただし本日は米国が独立記念日の連休に入るため、薄商いには注意が必要です。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年7月4日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
ビットコイン(BTC)は、6万2000ドルに迫る水準まで上昇しました。6月24〜25日に付けた5万8000ドル台の安値から明確に持ち直し、週間高値を更新しています。弱い雇用統計を受けた反発が続いています。
最大の注目点は、ETFの資金フローの転換です。これまで市場の重しとなっていたETFからの資金流出が10営業日ぶりに止まり、流入に転じました。市場が待っていた「底入れのサイン」の一つとして受け止められています。
本日のビットコイン(BTC)は、資金流入の再開と大口の蓄積を追い風に、反発の持続力を試す局面にあります。投資家にとっては、この流れが本物の転換につながるかを見極める場面です。ただし本日は米国の独立記念日で、薄商いには注意が必要です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



資金流入が戻り大口も買い集めるいま、あなたはこの反発を本格的な底入れの始まりと見るか、それともなお慎重に確認すべき戻りと捉えるでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、6万2000ドルに迫るなか、複数の材料が交錯しています。価格動向のセクションでは、安値からの反発と、上値の節目となる6万2800〜6万5000ドルの攻防を確認します。
ファンダメンタルズのセクションでは、10営業日ぶりに再開したETFの資金流入と、大口による大規模な蓄積を整理します。マクロ環境のセクションでは、弱い雇用統計を受けた地合いの改善と、独立記念日の連休がもたらす薄商いのリスクを取り上げます。
注目すべきは、資金流入の再開と大口の蓄積という需給の好転が重なる一方、連休の薄商いや上値の節目という慎重に見るべき要素も残っている点です。目先の反発に沸くのか、それとも転換の持続力を冷静に見極めるのか。今の相場は、その両面を見る視点を投資家に求めているといえそうです。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、7月4日8時18分時点(協定世界時)のデータでは、ビットコイン(BTC)は6万1678ドル前後で推移していました。前日比はおよそ2%の上昇です。24時間ではおよそ2.2%高、直近7日間ではおよそ4.5%高となっています。
6月24〜25日に付けた5万8000ドル台の安値から、明確に持ち直しました。10月の史上最高値の約12万6080ドルからは、なお半値以上下回る水準です。前日には一時6万2000ドルに迫る場面もありました。
テクニカル面で重要なのが、上値の節目となる6万2800〜6万5000ドルの水準です。crypto.newsが引用するアナリストによると、この水準を回復できれば、買い方が短期的な主導権を握ったことを示すとされています。下値では、5万8000〜6万ドルの支持帯と、その近辺にある200週移動平均線(約5万9000〜6万1000ドル)が重要です。市場心理を示すFear & Greed Indexは、極度の恐怖圏から徐々に持ち直しつつあります。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月4日) | 約6万1678ドル | 6万2000ドルに迫る |
| 前日比 | 約+2% | 反発が継続 |
| 7日間騰落率 | 約+4.5% | 市場平均を上回る |
| 直近安値(6月24〜25日) | 約5万8000ドル台 | そこから持ち直し |
| 上値抵抗 | 約6万2800〜6万5000ドル | 回復で短期主導権 |
| 下値サポート | 約5万8000〜6万0000ドル | 大口の蓄積帯 |
| 200週移動平均線 | 約5万9000〜6万1000ドル | 長期的な大底の目安 |
| 50カ月移動平均線(EMA) | 約6万5631ドル | 回復で地合い改善 |
| 24時間出来高 | 約259億ドル | 連休で細りやすい |
| 時価総額 | 約1.25兆ドル | 暗号資産で最大規模を維持 |
| 史上最高値(参考) | 約12万6080ドル(2025年10月) | 現値は同水準から半値以下 |



ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
本日の反発を需給面で支えているのが、ETF資金フローの転換です。U.Todayによると、米スポットビットコインETFは7月3日に2億2170万ドルの純流入を記録し、10営業日続いた資金流出の連鎖に歯止めがかかりました。前日の弱い雇用統計で利上げ懸念が和らいだことが、資金の回帰を後押ししたとされています。
大口による蓄積も鮮明です。同メディアによると、大口の保有者はこの2週間で、5万9000ドル前後の水準で27万BTC(約167億ドル相当)を買い増しました。長期保有者も、これまでの分配から蓄積へと姿勢を転じており、5万9000〜6万2000ドルの水準が主要な買いの局面と見なされています。
もっとも、慎重な見方も残ります。crypto.newsが引用するCryptoQuantによると、取引所へのビットコインの流入が1日あたり5万BTCを超えて増加しており、大口の売却の可能性を示す警告サインとの指摘もあります。資金流入の再開と大口の蓄積という前向きな材料の一方で、取引所への入金増という警戒材料も併存する、拮抗した状況です。



出典:U.Today(ETF流入の再開・大口の蓄積)、crypto.news(取引所への流入増の警告)
ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
本日の反発の土台にあるのが、前日発表された弱い米雇用統計です。BeInCryptoによると、6月の非農業部門雇用者数は5万7000人の増加にとどまり、市場予想の約11万人を大きく下回りました。これを受けて、FRBの追加利上げ観測が後退し、投資家がリスク資産へ資金を戻しました。
この動きは、デリバティブ市場でも増幅されました。同メディアによると、雇用統計の発表後24時間で、約4億5000万ドル規模の売り建て(ショート)が清算されました。下落を見込んでいた売り方が買い戻しを迫られ、上昇に弾みがつきました。FRBのウォーシュ議長が前日にインフレ圧力の低下に言及したことも、地合いを支えています。
もっとも、本日は米国が独立記念日の連休に入ります。U.Todayによると、この連休で市場の流動性が細り、機関投資家の参加も限られるため、値動きが振れやすくなる点には注意が必要です。当面は、7月28〜29日のFOMCに向けて、資金フローと金融政策の見通しが相場を左右するとみられます。



出典:BeInCrypto(雇用統計・ショートの清算)、U.Today(独立記念日連休の流動性リスク)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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