5月1日(金曜日)のビットコイン(BTC)は、76,550ドル付近で推移し、昨日の重要マクロデータ通過後の冷静な値動きを保っています。Q1 GDPは2.0%(予想2.1%下回る)、コアPCEは0.3%(年率3.2%、Fed目標を上回る)とほぼ予想通りの結果となり、本日のApple決算後反応とBitcoin Las Vegas 2026の動向が、5月のBTCトレンドを形作る重要な1日です。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年5月1日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、76,550ドル付近で推移しています。LatestLYによれば、5月1日午前8時5分(IST)時点でBTCは$76,550で、Yahoo Financeの4月30日終値時点では$76,409.78と、若干の回復を見せています。BTCは4月通算で+13%上昇し、2024年11月以来の最強月を記録しました。
本日最大の注目は、Bitcoin Las Vegas 2026の最終日(5月1日)です。Bitcoin 2026 Conferenceはラスベガスで4月27日に開幕し、4万人超の参加者が見込まれる業界最大級のイベントとなっています。SECチェアマンPaul Atkins氏の「規制から協業」転換宣言、Trump大統領の関与、Saylor氏のビットコイン蓄積継続コミットなど、複数のポジティブ材料が出ています。
テクニカル面では、BTCは$76,200の23.6%フィボナッチリトレースメント支持線上で推移しています。Kalshi予測市場では「$76,000以上を維持する確率64%」「$76,500突破47%」「$77,000奪還37%」と、トレーダーは限定的な上値しか見ていない状況です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



FOMC・GDP・PCE・大型ハイテク決算という今週の集中スケジュールがほぼ通過し、本日はApple決算後反応と地政学情勢を見極める1日です。
本日の相場を読み解くうえで意識したい軸は、「マクロ通過後の方向性」と「BTC ETF流入の構造変化(BlackRock流出 vs Morgan Stanley流入加速)」、そして「『Sell in May』の歴史的パターン」という3つの要素です。
後述の価格動向セクションでは、$76,550付近の攻防と、上値$78,000-$80,000、下値$73,500-$76,200の重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、4/29 ETF $137.77M流出と週次$490.62M流出、BlackRock IBIT $167M流出、Morgan Stanley MSBT流入加速、Bitcoin Combined Market Index 0.37という低評価サインを確認します。
マクロ項ではApple決算結果・Q1 GDP 2.0%・コアPCE 3.2%、ファンダメンタルズ項ではBitcoin Las Vegas 2026最終日、5/5 Strategy Q1決算、Warsh議長5/15就任予定、新SECチェアマン規制転換をお伝えします。最後に地政学項で、停滞する米イラン交渉と原油$105維持を整理します。
読者の皆さまには、目先の値動きだけでなく「5月の最初の1週間が、ラリー継続か中期調整かの分岐」という構造的視点を持っていただければと思います。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年5月1日) | 約76,550ドル(約1,170万円) | マクロ通過後の安定推移 |
| 前日比 | +0.5%前後(24時間) | Apple決算待ちの慎重ムード |
| 4月月次騰落率 | +13% | 2024年11月以来最強月、確定 |
| 直近週間高値 | 約79,400ドル | $80,000試しは未達 |
| 直近週間安値 | 約75,684ドル | 4/29-30の下値 |
| 直近30日レンジ | 約67,000〜79,400ドル | 1か月で約12,400ドル値幅 |
| 上値抵抗(直近) | $78,000-$78,500 | 4/27高値圏 |
| 次の抵抗 | $80,000 | 最大の心理的節目 |
| 強い抵抗 | $82,228 | 200日EMA、5月の上値目標 |
| 更なる目標 | $90,000 | 5月退出ターゲット |
| 下値サポート | $76,200 | 23.6%フィボナッチ |
| 次の下値 | $74,604 | SAR・パラボリック支持 |
| 強い支持 | $73,642 | 50日EMA |
| 深い下値 | $72,000 | EMAクラスター・上昇チャネル下限 |
| 底値サポート | $62,000 | 2月安値、深いサポート |
| 50日移動平均 | $73,642 | 上抜け維持 |
| 200日EMA | $82,228 | 長期転換点、未達 |
| RSI(14日) | 約45 | 中立、過熱・過売の中間 |
| BTCドミナンス | 約58.1% | 上昇継続 |
| 時価総額 | 約1.50兆ドル | 世界最大の仮想通貨資産 |
| BTC-S&P500相関 | 約18% | 低相関、独自要因影響大 |
| Fear & Greed Index | 26(Fear) | センチメント慎重 |
| 史上最高値 | 約128,198ドル | 2025年10月6日、現在-40% |
2026年5月1日時点のデータでは、BTC/USDは76,550ドル付近で推移していました。日本円換算では約1,170万円となり、4月最終週の急落から$1,000弱の戻しを見せています。
テクニカル面では、Coineditionの分析が重要な構図を示しています。「BTCは上昇チャネルを維持し、SAR$74,604とeasly Mayの50日EMA $73,642を試している。Fed言語の軟化または利回り低下があれば、200日EMA $82,228まで押し上げ、$90,000が5月退出ターゲット」と整理されています。
注目すべき下値レベルは、$76,200の23.6%フィボナッチ支持、$74,604のSAR、$73,642の50日EMA、$72,000のEMAクラスター・チャネル下限です。BingXによれば、$74,000のETFコストベーシスを下抜けると、$62,000の2月安値が次の深い支持帯となります。
Kalshi予測市場では「$76,000以上を維持する確率64%」と中立寄りで、$77,000奪還確率37%、$80,000試し確率は更に低い状況です。これは、トレーダーが5月初めの上値を限定的にしか見ていないことを示します。



出典:Coinedition(5月予測・SAR $74,604・200日EMA $82,228・$90,000ターゲット)、Finbold(Kalshi 64%確率$76K維持・$76,200フィボナッチ支持)
ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、機関投資家センチメントの短期的な転換を引き続き示しています。Coineditionによれば、BTC ETFは4月29日単日で$137.77Mの純流出を記録し、週次累計$490.62Mの流出となりました。これは、その前3週間($823.70M、$996.38M、$786.31M)の強い流入から大きな転換です。
同時に、CoinPostは「BlackRock IBITが週次$167Mの流出となる一方、Morgan StanleyのMSBT(4/8ローンチ)は流入加速中」と報じています。ETF市場内での主要購入者交代が進行している構図です。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 4/29 BTC ETF純流出 | -$137.77M | 連続流出継続 |
| 週次BTC ETF純流出 | -$490.62M | 3週連続流入から転換 |
| BlackRock IBIT週次流出 | -$167M | 主要ETFが流出主導 |
| Morgan Stanley MSBT累計 | $163M+流入加速 | 4/8ローンチ以来全日プラス |
| BTC ETF総資産 | $99.27B | 機関ビークルとして定着 |
| BTC Combined Market Index | 0.37(0.26から上昇) | 深い低評価サイン、サイクル底連動 |
| 機関のBTC評価(82%) | 「late bear/markdown phase」 | Coinbase-Glassnodeサーベイ |
| 機関のBTC低評価判断(75%) | 「現在価格でundervalued」 | 同サーベイ、矛盾するシグナル |
| 1週-1ヶ月保有者UTXO比率 | 3.91% | 2023年10月($27K)レベル |
| Strategy累計BTC保有 | 815,061 BTC | 平均単価$75,527 |
| BlackRock IBIT保有BTC | 809,870 BTC | 米スポットETF市場の62%占有 |
| BTC流通供給 | 約2,002万BTC | 上限2,100万まで残り約100万 |
| 取引所BTC残高 | 約221万BTC | 7年来低水準、浮動株タイト化 |
注目すべきオンチェーン構造として、Coineditionが伝えるCoinbase-Glassnodeサーベイによれば、機関投資家82%・非機関投資家70%が「BTCはlate bear/markdown phase」と評価する一方、機関75%・非機関61%が「現在価格でundervalued」と判断しています。この一見矛盾するシグナルが、5月の相場の難しさを示しています。
Polymarketでは「BTCが6月末までに新ATH達成する確率は3%、9月末10%、年末16%」と、市場参加者は強気センチメントを抑え気味です。これは、オンチェーン蓄積の絵姿と乖離している状況で、5/5のStrategy Q1決算が需給バランスの転換シグナルとなる可能性があります。



出典:Coinedition(4/29 ETF$137.77M流出・週次$490.62M・Coinbase-Glassnodeサーベイ・Polymarket確率)
ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
マクロ環境は、本日のApple決算と昨日のGDP・PCEデータが大きな材料です。Schwabによれば、4月30日朝発表のQ1 GDPは2.0%(年率)で予想2.1%をわずかに下回り、3月コアPCEは0.3%(月次)・3.2%(年率)とほぼ予想通りの結果でした。Headline PCEは3.5%(年率)と高水準で、Fedの2%目標を依然大きく上回っています。
米株市場は4月30日午前にS&P500 7,164(+0.40%)、Nasdaq 24,716(+0.17%)、VIX 17.49(-7.03%)と、リスクオン姿勢を維持しました。本日Apple決算が発表予定で、Q1 record $111.2B revenue・Tim Cookの半導体不足警告などがすでに伝わっています。BTCはナスダックとの相関0.85と高いため、Apple決算の市場反応がBTCの本日の方向性に直結します。
原油はBrent crudeが$105付近で高止まり継続しており、地政学プレミアムは完全に解消されていません。米10年債利回りは4.24%付近、Powell議長最終会見でFed内部に4票反対(1992年以来初)が表面化し、市場は「2026年内追加利下げ消失」を織り込み始めています。
Coineditionは「Yields stay elevated, ETF outflows continue into the second week, BTC loses SAR at $74,604なら、50日EMA $73,642とチャネル下限$72,000がコンタクト範囲。$62,000の2月安値が深い底値」と警告しています。



出典:Schwab(4/30 GDP 2.0%・コアPCE 0.3%・Powell最終会見・Warsh就任予定)、Coinedition(5月の上下シナリオ・SARから$62,000まで)
ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
BTCのファンダメンタル面は、本日も歴史的な進展が続いています。最大のトピックは、Bitcoin Las Vegas 2026の最終日(5月1日)です。Bitcoin 2026 Conferenceは4月27日に開幕し、4万人超の参加者が見込まれる業界最大級のイベントです。SECチェアマンPaul Atkins氏の「規制から協業」転換宣言、Trump大統領の暗号資産政策積極姿勢、Strategy Saylor氏のBTC蓄積継続コミットメントなど、複数のポジティブ材料が出ています。
来週の最大の注目は、5月5日(火曜日)のStrategy Q1 2026決算発表です。Krakenによれば、同社は2025年末に約713,502 BTCを保有しており、4月22日週には34,164 BTC($25.4億)を平均単価$74,395で追加購入し累計815,061 BTCに到達しました。「BTC蓄積継続意欲とエクイティ発行プログラム活発度」がメインシグナルとなります。
規制面では、CoinDeskによればKevin Warsh議長の就任が5月15日に予定されています。Warsh氏は「BTCを40歳以下の人々にとっての新しいゴールド」と公言しており、彼の議長就任はBTCにとって中期的な強い構造的好材料です。Tillis議員(共和党)による承認holdは、DOJのPowell tenure調査が解決すれば解除される見込みです。
機関投資家関連では、Strategyは累計815,061 BTC、BlackRock IBITは809,870 BTC保有しています。Morgan StanleyのMSBT(4/8ローンチ)は業界最安手数料0.14%で、ローンチ以来全日プラス流入を維持しています。Goldman Sachs Bitcoin ETFの書類提出も継続中です。
長期予想では、Maelstrom CIO Arthur Hayes氏が「BTCは2026年末までに$125,000到達」と予想しています。同氏の根拠は「Iran戦争に関連する大規模米国防衛支出と、最近の銀行規制緩和(Enhanced Supplemental Leverage Ratio)が数兆ドルの新規与信を解放、市場流動性氾濫」というマクロシナリオです。



出典:Kraken(Strategy Q1決算5/5・BTC蓄積継続シグナル・Bitcoin 2026 Conference)、CoinDesk(Crypto Week Ahead・グローバル中央銀行決定)
ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢
本日の相場に影響を与えている地政学要因は、停滞した米イラン和平協議が引き続き重しとなっています。原油はBrent crudeが$105付近で高止まり継続しており、Trump大統領のパキスタン envoy訪問キャンセル(4/26)以降、和平協議のモメンタムは失われた状態です。米海軍によるイラン港湾封鎖は継続中で、ホルムズ海峡は閉鎖されたままです。
過去2か月のイランショックでBTCは「地政学ショック吸収役」「デジタルゴールド」としての性質を強化してきました。2月安値$60,000台から$77,000台への+30%の戻りは、地政学不安にもかかわらず実現したものです。Bitcoinethereumnewsによれば、BTCのS&P500相関はわずか18%と低く、「米株主導のリスク回避にもかかわらず、独自要因で動きやすい構造」となっています。
地政学の解決には依然遠く、Polymarketでは「ホルムズ海峡が4月末までに正常化する確率」は28%と低水準でしたが(4月末通過済)、「6月末までの正常化」は81%と中長期の外交解決期待は残されています。Kalshiでは「2026年中BTC $80,000到達確率」が依然として高水準を維持しており、市場は中期で強気バイアスを保っています。
Coineditionが整理するように、ダウンサイドシナリオとして「Yields stay elevated, ETF outflows continue, BTC loses SAR $74,604」となれば、$73,000-$72,000試しから$62,000の2月安値まで深押しのリスクが浮上します。逆に、Middle Eastの緊張緩和、Fedメッセージの軟化、ETF流入再開のいずれかが実現すれば、200日EMA$82,228まで上昇し、$90,000が5月退出ターゲットとなります。



出典:Bitcoin Ethereum News(5/1 BTC$76,200支持・Kalshi 64%・S&P500相関18%)、Coinedition(5月上下シナリオ・地政学・原油・Fedシナリオ)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
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