4月26日(日曜日)のリップル(XRP)は、1.42〜1.43ドル付近で推移し、米市場閉場下の静かな週末となっています。先週BTC・ETHを上回るパフォーマンスを見せた勢いはやや一服しつつあるものの、来週4月29日のFOMCとCLARITY Actマークアップ投票という重要イベントを前に、独自ドライバーが下値を支える構造です。
リップル(XRP) 相場解説(2026年4月26日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、1.42ドル付近で推移しています。Yahoo Financeによれば、XRP-USDは$1.42、24時間-0.89%と、ほぼ横ばいから小幅安の値動きとなっています。Changellyのデータでは、XRPは現在$1.43、過去24時間で$0.02プラス、過去7日間で-0.64%とされており、停戦延長急騰後の調整局面が継続しています。
注目すべきは、The Motley Foolが先週連続して「XRP $0?」「XRP holders aren’t thriving」「XRPは5年以内に$1未満」といったベア記事を発信している一方、Standard Charteredは依然として2026年末$2.80(現在比+97%)という強気目標を維持していることです。市場の見方は依然として強気・弱気で大きく分かれています。
テクニカル面では、CoinCodexのRSIが57.21と中立圏の上方を維持しており、過熱感はないながらも強気バイアスが残っています。本日は静かな週末を活用して、来週の重要イベントへ向けたポジション調整が進む見込みです。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



このように考えられるのではないでしょうか。
本日のXRP相場を読み解くうえで意識したい軸は、「米市場閉場下の静かな膠着」と「来週のFOMC・CLARITY Actマークアップという2大イベント前のポジション調整」という2つの構造です。
後述の価格動向セクションでは、$1.42前後の攻防と、上値$1.45-$1.50、下値$1.37-$1.40の重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、XRP ETFの伸び悩みとXRPLの実需拡大、ETH系DeFi混乱下でのXRPLの相対的安定性を確認します。
マクロ項ではBTC/ETHとの連動性、ファンダメンタルズ項ではRipple量子耐性ロードマップ、CLARITY Act期待、wXRP on Solana、ODL継続展開をお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長後の残された火種を整理します。
読者の皆さまには、「来週の大型イベントへの備え」と「XRPが長期的に築いている独自ドライバー」の2つを併せ持ちながら、この特殊な週末を眺めていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月26日) | 約1.42ドル(約217円) | 米市場閉場下の静かな推移 |
| 前日比 | -0.89%(24時間) | ほぼ横ばい、小幅安 |
| 週次騰落率 | -0.64% | 停戦延長急騰後の調整 |
| 月次騰落率 | +5.62% | 継続的な回復トレンド |
| 直近週間高値 | 約1.50ドル | 4/17記録 |
| 直近週間安値 | 約1.39ドル | 4/21記録 |
| 30日緑ローソク率 | 14/30日(47%) | 改善傾向 |
| 直近30日レンジ | 約1.28〜1.50ドル | 値幅約0.22ドル |
| 30日価格ボラティリティ | 3.4% | 低めで推移 |
| 上値抵抗(直近) | 1.45〜1.46ドル | Bollinger上バンド |
| 次の抵抗 | 1.50ドル | 心理的節目 |
| 強い抵抗 | 1.55〜1.88ドル | 100日・200日EMA圏 |
| 下値サポート | 1.37〜1.40ドル | 50日EMA・直近安値 |
| 次の下値 | 1.28ドル | 23.6%フィボナッチ |
| 深い下値 | 1.11〜1.15ドル | 下方シナリオ目標 |
| 50日EMA | 約1.38ドル | 上抜け維持 |
| 200日EMA | 約1.88ドル | 長期の上値の壁 |
| RSI(14日) | 57.21 | 中立圏上方、過熱感なし |
| 時価総額 | 約882億ドル(第4位) | BTC・ETH・USDTに次ぐ |
| 24時間出来高 | 約32億ドル | 週末水準としては平均的 |
| Fear & Greed Index | 39(Fear圏) | センチメントは慎重 |
| 史上最高値 | 約3.65ドル | 2025年7月18日、現在-61% |
2026年4月26日時点のデータでは、XRP/USDは1.42ドル付近で推移していました。日本円換算では約217円となり、先週のラリー前後とほぼ同水準です。
テクニカル面では、CoinCodexによれば「RSIは57.21で中立、4/24の最終分析時点」とされ、強気・弱気のどちらにもバイアスが偏っていない状況です。Changellyでは「4時間足チャートでXRPは強気、50日MAは上昇し短期トレンドは強い、200日MAも4/21以降上昇」と、短期から中期にかけての構造はポジティブと評価されています。
注目すべき重要レベルは、上値が$1.45-$1.50、下値が$1.37-$1.40の50日EMA近辺です。下値$1.37-$1.40を割れると、$1.28の23.6%フィボナッチリトレースメントが次のサポートとなり、その先は$1.11-$1.15まで明確な蓄積需要が乏しい状況です。
逆に、来週のFOMCがハト派サプライズ、またはCLARITY Actが上院銀行委員会を通過する展開となれば、$1.50突破→$1.55-$1.60の100日EMA圏への上昇が現実味を帯びてきます。



出典:CoinCodex
リップル(XRP)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、XRP ETFの限定的採用と、XRPLの強い実需構造という対照的なシグナルを示しています。The Motley FoolのTrevor Jennewine氏は「XRP ETF AUMは$10億ドル(時価総額の1.2%)で、BTC ETFの6.4%と比較すると機関採用は限定的」と指摘しています。
ただし、24/7 Wall St.は「XRP取引所残高は2025年2月以降-16.28%減少しており、大口ホルダーの蓄積が進んでいる」と分析しており、ETFの低調と取引所残高の減少という、見かけ上は矛盾する2つの動きが共存しています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 取引所XRP残高 | 2025年2月比 -16.28% | 大口蓄積の継続 |
| XRP ETF総AUM | 約10億ドル | 時価総額比1.2%(BTCは6.4%) |
| XRP ETF 1月ピークAUM | $1.24B | 3月時点で$947Mまで減少 |
| 3月XRP ETF流出 | 約$31M | 連続流出日が散発 |
| クジラ先週蓄積 | 3.6億XRP | 10ヶ月ぶり最高ペース |
| XRP先物OI | $24億ドル | $10.8Bピークから-73% |
| wXRP on Solana流動性 | $100M超 | 4/17ローンチ、Jupiter等で取引 |
| Kelp DAO影響 | なし | XRPLは独自設計で無傷 |
| XRPL累計取引件数 | 40億件超 | 2026年3月末時点 |
| XRPL日次取引件数 | 約300万件 | 高水準維持 |
| XRPL上のRWA残高 | 約4.74億ドル | 機関利用拡大 |
| RLUSD時価総額 | 約13億ドル | 1年で急拡大 |
| Ripple採用金融機関 | 300社超 | 実需拡大継続 |
XRPの先物オープンインタレスト(OI)は、$10.8Bのピークから$24億ドル(-73%)まで縮小しており、レバレッジ投機による値動きへの影響は小さくなっています。これは、価格がスポット主導で形成される構造になっていることを示唆しており、相対的に「健全な」値動き環境と言えます。
また、ETH系DeFiを揺るがしたKelp DAO事件($292M流出、Aave $200M不良債権)はXRP市場に直接影響を与えていません。XRPLは独自の連邦コンセンサスと組み込み型DEXを採用しているため、外部ブリッジ依存度が構造的に低く、こうしたショックを受けにくい構造を維持しています。



出典:CoinGecko
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
XRPのBTCとの相関指数は約0.747と高く、本日の値動きもBTC(+0.03%)、ETH(-0.11%)、XRP(-0.89%)とほぼ足並みを揃えています。米市場閉場下の静かな週末という環境では、独自材料の有無で銘柄ごとの差が出にくい状況です。
マクロ環境は、来週のFOMCを前に静かな週末となっています。原油は停戦延長後も高止まりしており、WTIは$87.31、Brent crudeは$92前後で推移しています。Trumpのイラン港湾封鎖継続方針により、供給不安は完全には解消されていません。
米株市場はS&P500が7,137(+1.05%)、ナスダックが24,657(+1.64%)とリスクオン地合いを維持して週を終えました。米10年債利回りは4.24%付近で、4月29日(水曜日)のFOMCが最大の節目です。
XRPはBTC・ETHほどには金利感応度が高くないものの、Ripple/ODLの実需ドライバーがマクロ地合いと連動するため、停戦延長による世界経済の安心感はXRPにとっても下支え要因となっています。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
XRPのファンダメンタル面は、本日も複数の独自ドライバーが並行進行しています。最大のトピックは、Ripple Labsが進める「2028年までのXRPL量子耐性対応マルチフェーズ計画」です。Bitcoin.comによれば、Project Eleven(ポスト量子テスト)、Devnet実装、完全移行という段階的アプローチを採用しています。
規制面では、CLARITY Actの上院銀行委員会マークアップ投票が来週に予定されており、XRPが連邦法で「デジタルコモディティ」として恒久的に分類される可能性があります。Intellectia.aiは「SECのRipple訴訟取り下げ決定が、XRPの市場センチメントを根本的に転換した」と評価しており、規制不確実性はほぼ解消された段階です。
技術面では、4月17日にHex Trust・LayerZero経由でローンチされた「wXRP on Solana」が$100M超の流動性を集め、Jupiter、Phantom、Meteora、Titan Exchangeで取引されています。XRPL貸付プロトコル(エドワード・ヘニス氏提案)も検証者投票段階に入っています。
ビジネス面では、Rakuten Wallet XRP取扱い開始(4/15)、Kyobo Life(韓国)国債トークン化パイロット、Boundless ZKプルーフ統合、RLUSD$13億到達など、4月の材料が厚く積み上がっています。Flitpayによれば300社超の金融機関がXRPを活用中です。
一方、The Motley FoolのTrevor Jennewine氏は「XRPはブリッジ通貨として限定的、RLUSDも既存ステーブルコインとの競合で苦戦、ETFも”the needle”を動かせていない」とのベア意見を維持しており、強気・弱気が拮抗しています。Standard Charteredの$2.80目標は維持される一方、Yahoo Financeの記事では「XRPは$1未満になる可能性」というネガティブ予測も並行しています。



リップル(XRP)と地政学・国際情勢
本日の相場に影響を与えている地政学要因は、停戦延長後も残る不透明感です。Trump大統領は4月22日に米イラン停戦を無期限延長したものの、和平協議には実質的な進展がなく、イラン革命防衛隊(IRGC)はペルシャ湾の海底インターネットケーブルとクラウドインフラへの脅威を警告しています。
過去2か月のイランショックでXRPは、BTCやETHと比較して下げ幅が相対的に限定的でした。これは、XRPの主要な実需ドライバーがアジア(日本・韓国・シンガポール)と中東(UAE)であり、欧米中心のヘッドラインに対する感応度が相対的に低い構造によるものです。本日のXRP-0.89%は、BTC(+0.03%)・ETH(-0.11%)と比べてやや弱めですが、これは先週のアウトパフォーマンスからの自然な調整局面と捉えられます。
米海軍によるイラン港湾封鎖は継続されており、停戦は「時間の延長」に過ぎません。Polymarketでは「ホルムズ海峡が4月末までに正常化する確率」は28%と低水準ですが、「6月末までの正常化」は81%と中長期の外交解決期待は残されています。
ダウンサイドシナリオとして、イランがホルムズ海峡を再閉鎖、または海底インフラへの攻撃を実行した場合、原油100ドル超・XRP $1.28-$1.30試しのリスクが浮上します。逆に、Trump-Iran協議が来週(4/27-)に再開され、実質的な進展が見られれば、XRPは$1.50突破→$1.55-$1.60圏への上昇が期待できます。
4月29日のFOMC、CLARITY Actマークアップ、停戦の継続性という3つの重要要素が来週前半のXRPトレンドを大きく左右する見通しです。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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東京都知事(3)第31603号
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<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
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(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
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