4月26日(日曜日)のイーサリアム(ETH)は、2,314ドル前後で推移し、米市場閉場下の静かな週末となっています。Grayscale・BitMineによる総額$500MのETHステーキングという機関投資家の継続的な蓄積が、来週のFOMCに向けた下値の支え要因となっています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月26日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、2,313〜2,317ドル付近で推移しています。Yahoo Financeによれば、ETHは$2,313.99で-0.11%と、ほぼ横ばいの静かな推移となっています。CoinDeskが伝える4月25日午前(EDT)時点ではETH価格$2,317.19、24時間+0.20%と、米市場閉場下の典型的な週末動向です。
本日最大の注目ポイントは、4月25日に発生したGrayscale・BitMine 2社による合計$500M相当のETHステーキングです。CoinMarketCapによれば、Grayscaleが102,400 ETH(約$237M)をCoinbase Prime経由でステーキング、BitMineは追加で112,040 ETH(約$259.6M)をステーキングし、累計ステーキング保有は370万ETHに到達しました。
この活動により、ETH循環供給の約3分の1にあたる約3,900万ETHがステーキング契約にロックされた形となります。長期的な供給逼迫構造が明確に強化された週末です。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



このように考えられるのではないでしょうか。
本日のETH相場を読み解くうえで意識したい軸は、「米市場閉場下の静かな膠着」と「Grayscale・BitMine $500Mステーキングという機関投資家の継続的なロック行動」という2つの構造です。
後述の価格動向セクションでは、$2,313-$2,317の攻防と、上値$2,380-$2,400、下値$2,260-$2,295の重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、3,900万ETHステーキングロック、Ethereum Foundation OTC売却、スポットETH ETF純流入再開を確認します。
マクロ項では原油・米株・金利の現状、ファンダメンタルズ項ではETHロードマップ10年計画、Aave V4稼働、MegaETHローンチ、staking ETF拡大をお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長後の残された火種と来週のFOMCを整理します。
読者の皆さまには、「動きの少ない週末」を「ETH供給逼迫構造の進展を確認する時間」として活用していただければと思います。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月26日) | 約2,314ドル(約353,000円) | 米市場閉場下の静かな推移 |
| 前日比 | -0.11%(24時間) | ほぼ横ばい |
| 週次騰落率 | 約-2.5% | 停戦延長急騰後の調整 |
| 直近週間高値 | 約2,464ドル | 4/17記録、2月以来の高値 |
| 直近週間安値 | 約2,263ドル | 4/20月曜日の安値 |
| 30日緑ローソク率 | 18/30日(60%) | 中期回復トレンドは維持 |
| 直近30日レンジ | 約1,940〜2,464ドル | 約520ドルの値幅 |
| 上値抵抗(直近) | 2,340ドル | 23.6%フィボナッチ・7日SMA |
| 次の抵抗 | 2,380〜2,400ドル | 心理的節目・直近リジェクション |
| 強い抵抗 | 2,464ドル | 4月スイング高値 |
| 下値サポート | 2,295〜2,313ドル | 20-EMA・直近レンジ下限 |
| 次の下値 | 2,260〜2,280ドル | Bollinger下バンド |
| 深い下値 | 2,200ドル | 50%フィボナッチ |
| 50日EMA | 約2,320ドル | 下抜け、バイアス弱め |
| 200日EMA | 約2,310ドル | 下値の重要支持線 |
| RSI(14日) | 52.00 | 中立、次の方向性待ち |
| MACDヒストグラム | -16.36 | 弱気モメンタム、収束中 |
| 時価総額 | 約2,797億ドル(第2位) | BTCの約18%規模 |
| 24時間出来高 | 約49.5億ドル | 週末水準としては平均的 |
| Fear & Greed Index | 46(Fear圏) | センチメントは慎重 |
| 史上最高値 | 約4,955.90ドル | 2025年8月24日、現在-53% |
2026年4月26日時点のデータでは、ETH/USDは2,314ドル付近で推移していました。日本円換算では約353,000円で、停戦延長後の急騰前後とほぼ同水準です。
テクニカル面では、CoinDCXの分析によれば「ETHは50日EMA $2,320.40を下回って推移、MACDヒストグラムが収束しており弱気モメンタム。週次クローズが$2,340上方なら$2,380、$2,260割れなら$2,200試し」とされます。
200日EMA($2,310)が下値の重要支持線として機能しており、ここを大きく割り込まない限り、中長期トレンドの強気構造は維持されると見られます。RSIは52で中立、$2,270-$2,380のレンジ内での膠着が続く可能性が高い状況です。
注目すべきは、Twitterのアナリスト@cryptoWZRD_氏が指摘する「ETHは不確定にクローズし、$2,380レジスタンス上方への強気ブレイクアウトでロング機会、下方なら横ばい継続」という見方です。レンジブレイクの方向が、来週のトレンドを決定づける見込みです。



出典:CoinDCX
イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、ETHの供給逼迫構造が一段と強化されたことを示しています。CoinMarketCapによれば、Grayscale Investments と BitMine Immersion Technologiesが24時間で合計約$500M相当のETHをステーキング、Grayscaleは102,400 ETH($237M)をCoinbase Prime経由で預託、BitMineは追加112,040 ETH($259.6M)をステーキングし累計370万ETHに到達したとされます。
これにより、約3,900万ETH(循環供給の約3分の1)がステーキング契約にロックされ、流通供給はさらにタイトになりました。また、4月25日にはEthereum Foundationが10,000 ETHをBitMineにOTCで売却するという、興味深い動きも報じられています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 4/25 ETH 24h ステーキング | 約$500M | Grayscale + BitMine 2社合計 |
| Grayscale単日ステーキング | 102,400 ETH(約$237M) | Coinbase Prime経由 |
| BitMine単日追加ステーキング | 112,040 ETH(約$259.6M) | 累計370万ETH |
| 総ステーキングETH | 約3,900万ETH | 循環供給の約30%超 |
| ETH Foundation OTC売却 | 10,000 ETH | BitMineへ、取引所外取引 |
| 4/25 ETH ETF純流入 | +$23.4M | 短期流出反転 |
| 累計ETH ETF純流入 | 約116億ドル | 2026年4月末時点 |
| Q4 2025 stablecoin転送 | $8兆 | Ethereum史上最高 |
| 日次取引件数 | 2.23M超 | ATH更新 |
| 月次アクティブアドレス | 1,040万 | ピーク |
注目すべきオンチェーン構造として、Q4 2025のStablecoin転送額は$8兆という史上最高を記録し、日次取引件数は2.23Mのオールタイムハイ、月次アクティブアドレスは1,040万のピークに到達しました。これらは、ETHのネットワーク利用が地政学不安や価格調整とは独立して着実に拡大していることを示しています。
また、4月25日にはスポットETH ETFが$23.4Mの純流入で短期的な流出傾向を反転させており、機関投資家の関心は維持されています。



イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
マクロ環境は、来週のFOMCを前に静かな週末となっています。米株市場はS&P500が7,137(+1.05%)、ナスダックが24,657(+1.64%)と先週末をリスクオン地合いで終え、VIXは18.92まで低下しました。
原油は停戦延長後も高止まりしており、WTIは$87.31(+5.71%)、Brent crudeは$92前後で推移しています。Trumpのイラン港湾封鎖継続方針により、供給不安は完全には解消されておらず、インフレ面では引き続き重い材料です。
ETHはBTCよりも金利感応度が高いハイベータ銘柄であり、4月29日(水曜日)のFOMCでのメッセージ次第で、BTCに対して大きくアウトパフォーム/アンダーパフォームする可能性があります。米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、ハト派サプライズが出ればETHの上値追い、タカ派サプライズなら$2,200台への調整リスクが浮上します。
また、来週はMicrosoft、Alphabet、Apple、Metaなど大型ハイテク決算が集中します。ETHはナスダックとの相関が約0.85と高く、ハイテク決算の結果次第ではETHの方向感も大きく動く可能性があります。



イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
ETHのファンダメンタル面は、本日も着実な進展が続いています。最大のニュースは、Ethereumが新たに公表した「7つのネットワークフォークから成る10年ロードマップ」です。CoinMarketCapによれば、5つの「ノーススター」が掲げられており、(1)ブロックタイム短縮(6-16秒)、(2)L1スループット拡大(約1万TPS)、(3)L2スケーリング(数百万TPS)、(4)ポスト量子暗号の実装、(5)シールドETH転送などのプライバシー機能追加、を10年計画で実現する内容です。
機関投資家関連では、staking-enabled ETF(BlackRock ETHB等)が本格運用に入り、年率約3.1%のステーキング利回りを投資家に還元しています。ETH ETFの累計純流入は約$116億に達しており、機関投資家の中期目線は依然として強気です。
Layer 2では、3月30日にローンチしたAave V4が安定稼働を継続し、4月にローンチしたMegaETHは高性能L2(ブロック10ms未満、10万TPS超)としてTVL$8,900万ドル規模で運用中です。Optimismが先週発表した「Privacy Boost」もEnterprise向けの重要機能として注目されています。
長期予想では、Standard Charteredが「ETHは2027年までに$15,000、2030年代には$40,000到達も可能」という強気シナリオを維持しており、TokenizedDollar氏(Twitter)も「次のレンジは$8,000-$40,000」と予測しています。
一方、99Bitcoinsは「ETH反発は脆弱、個人投資家は警戒サインに注意」と慎重論を提示しており、見通しは強気・弱気で分かれた状態が続いています。



イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢
本日の相場に影響を与えている地政学要因は、停戦延長後も残る不透明感です。Trump大統領は4月22日に米イラン停戦を無期限延長したものの、和平協議には実質的な進展がなく、イラン革命防衛隊(IRGC)はペルシャ湾の海底インターネットケーブルとクラウドインフラへの脅威を警告しています。
ETHはBTCよりも地政学感応度が高いハイベータ銘柄であり、過去2か月のイランショックでは下げ幅がBTCを1〜2ポイント上回るパターンが繰り返されてきました。本日のETHの-0.11%とBTCの+0.03%という値動きは、ほぼ同水準で落ち着いており、停戦延長による地政学プレミアム解消の効果が継続していることを示しています。
米海軍によるイラン港湾封鎖は継続されており、過去2か月の「緊張→緩和→再緊張」のサイクルがいつでも再発する状況です。Polymarketでは「ホルムズ海峡が4月末までに正常化する確率」は28%と低水準ですが、「6月末までの正常化」は81%と中長期の外交解決期待は残されています。
ダウンサイドシナリオとして、イランがホルムズ海峡を再閉鎖、または海底インフラへの攻撃を実行した場合、原油100ドル超・ETH$2,100圏への調整リスクが浮上します。逆に、Trump-Iran協議が来週(4/27-)に再開され、実質的な進展が見られれば、ETHは$2,400突破、$2,500-$2,600圏への上昇が期待できます。
4/29のFOMCと並行して、地政学ヘッドラインが来週前半のETHトレンドを大きく左右する可能性があります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
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