4月24日(金曜日)のリップル(XRP)は、1.43ドル付近で推移し、停戦延長後のリスクオン地合いのなかで底堅い動きを見せています。週次では+7.03%と主要コインの中でも最強の上昇率を維持しており、BTC/ETHを上回るパフォーマンスが続いています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年4月24日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、1.437ドル付近で推移しています。LiteFinanceによれば「4月24日時点のXRP価格は1.43730ドル」で、Changellyのデータでは「過去7日間でXRPは+7.03%の上昇、過去1か月では+5.62%のプラス」となっており、BTC・ETHを上回る週次パフォーマンスを維持しています。
本日最大の注目ポイントは、Bitcoin.comが報じた「Ripple、量子時代への備えとしてXRPLセキュリティ戦略をマップ化」というニュースです。CoinGeckoの報道によれば、「Rippleは2028年までにXRPレジャーを将来の量子脅威に対して安全にするマルチフェーズ計画を推進中で、暗号技術リスクへの対応を目指している」とされます。
同時に、Kelp DAO事件の余波としてAaveで$200Mの不良債権が発生する中、XRPLは独自設計により無傷のまま、安定した代替インフラとしての地位を強化しています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



このように考えられるのではないでしょうか。
本日のXRP相場を読み解くうえで意識したい軸は、「停戦延長後のアルトコインへの資金回転余地」と「Ripple量子耐性2028年ロードマップの具体化」という、短期と長期のポジティブ要因が並走している構造です。
後述の価格動向セクションでは、1.43ドル前後の攻防と、上値1.45〜1.50ドル、下値1.37〜1.40ドルの重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、クジラ継続蓄積とXRP ETFの着実な流入、ETH系DeFi混乱下のXRPLの相対的安定性を確認します。
マクロ項ではBTC/ETHとの連動性、ファンダメンタルズ項ではRipple量子耐性ロードマップ、CLARITY Actマークアップ、wXRP on Solana、Kelp事件のXRP市場への無影響をお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長後の残された火種とXRPの耐性を整理します。
読者の皆さまには、「1.50ドル突破への最後の関門」と「XRPが築き上げている長期インフラ」の両方を念頭に置きつつ、この特殊な週末の相場を眺めていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月24日) | 約1.437ドル(約219円) | 停戦延長後の底堅さ維持 |
| 前日比 | +1.22%(24時間) | BTC-1.12%、ETH-1.98%を上回る |
| 週次騰落率 | +7.03% | 主要コインで最大の上昇率 |
| 月次騰落率 | +5.62% | 継続的な回復トレンド |
| 直近週間高値 | 約1.50ドル | 4/17記録 |
| 直近週間安値 | 約1.40ドル | 4/20月曜日の安値 |
| 直近30日レンジ | 約1.28〜1.50ドル | 値幅約0.22ドル |
| 30日緑ローソク率 | 14/30日(47%) | 改善傾向継続 |
| 上値抵抗(直近) | 1.45〜1.46ドル | Bollinger上バンド |
| 次の抵抗 | 1.50〜1.55ドル | 心理的節目・100日EMA |
| 強い抵抗 | 1.80〜1.88ドル | 200日EMA |
| 下値サポート | 1.37〜1.40ドル | 50日EMA近辺 |
| 次の下値 | 1.28ドル | 直近30日安値 |
| 50日EMA | 約1.38ドル | 上抜け維持 |
| 200日EMA | 約1.88ドル | 長期の上値の壁 |
| RSI(14日) | 55.94 | 中立圏、過熱感なし |
| 時価総額 | 約877億ドル(第4位) | BTC・ETH・USDTに次ぐ |
| 24時間出来高 | 約13.4〜27.2億ドル | 平均水準 |
| Fear & Greed Index | 32(Fear圏) | 投資家心理は慎重 |
| 史上最高値 | 約3.65ドル | 2025年7月18日、現在-61% |
2026年4月24日時点のデータでは、XRP/USDは1.437ドル付近で推移していました。日本円換算では約219円で、月曜安値圏からじり高のトレンドを維持しています。
テクニカル面では、CoinCodexのRSIは55.94と中立圏の上方、MACDはわずかにポジティブクロス状態を維持しています。50日EMA(1.38ドル)の上抜けも維持され、短期的な強気構造は崩れていません。
WEEX Crypto Wikiは「XRPのRSIは55で中立モメンタム、MACDはブリッシュクロスオーバーでアップサイドポテンシャル、Bollinger Bandsは$1.40近辺でボラティリティ縮小が進行、これはブレイクアウトの前兆となることが多い」と分析しています。
注目すべき上値レベルは、$1.45-$1.46のBollinger上バンド、$1.50の心理的節目、$1.80の200日EMAです。下値では$1.37-$1.40のサポートゾーンが維持できるかが焦点で、割れると$1.28までの調整リスクが浮上します。



出典:LiteFinance
リップル(XRP)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、XRPが依然としてポジティブな構造を維持していることを示しています。先週1週間ではクジラが3.6億XRP(Santimentデータ)を蓄積し、10ヶ月ぶりの最高ペースを記録しました。XRP ETFも7日連続で累計$55.39Mの純流入を集めています。
最も重要なオンチェーン事実は、Ethereum系DeFiを揺るがしたKelp DAO事件の影響がXRP市場には一切及んでいない点です。NewsBTCが伝えるところによれば、「$292Mのハッキング事件がAaveに$200Mの不良債権を生んだ」一方、XRPLプロトコル群はLayerZeroのようなクロスチェーンブリッジへの依存度が構造的に低いため、同様のショックを受けていません。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| XRP ETF連続流入 | 7日連続、累計$55.39M | 2026年最強の週 |
| クジラ週次蓄積 | 3.6億XRP | 10ヶ月ぶり最高ペース |
| XRP ETF総AUM | 約10億ドル | 時価総額比1.2% |
| wXRP on Solana流動性 | $100M超 | 4/17ローンチ、Jupiter等で取引 |
| Kelp DAO影響 | なし | Aave $200M不良債権もXRPLは無傷 |
| 取引所XRP残高 | 2025年2月比 -16.28% | 浮動株細り継続 |
| XRPL累計取引件数 | 40億件超 | 2026年3月末時点 |
| XRPL日次取引件数 | 約300万件 | 高水準維持 |
| XRPL上のRWA残高 | 約4.74億ドル | 機関利用拡大 |
| RLUSD時価総額 | 約13億ドル | 1年で急拡大 |
| Ripple採用金融機関 | 300社超 | 実需拡大継続 |
| 総発行済XRP | 約615.7億XRP(61%) | 上限1,000億 |
CoinGeckoは「XRPコミュニティは現在強気」と評価しています。XRPは独自の連邦コンセンサスと組み込み型DEXを採用しているため、外部ブリッジに依存するETH系プロトコルと比較して、セキュリティ面での構造的優位性が再評価されつつあります。
また、4月17日にHex Trust・LayerZero経由でローンチされた「wXRP on Solana」は$100M超の流動性を集め、Jupiter、Phantom、Meteora、Titan Exchangeで取引されています。XRP史上初の「クロスチェーン需要チャネル」として、SolanaのDeFiエコシステムへのアクセスが開拓されました。



出典:CoinGecko
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
XRPのBTCとの相関指数は約0.73と高く、本日の値動きも(+1.22%)BTC(-1.12%)、ETH(-1.98%)と比較して最も底堅い動きとなっています。これは、XRPが「地政学感応度の低さ」と「独自ドライバーの強さ」を併せ持つ構造を示しています。
マクロ環境は、停戦延長後の「第一波リスクオン」が一服し、次のサイクルへ移行しつつあります。原油は停戦延長後も92.50ドル(+3.16%)と高止まりしており、インフレ懸念の沈静化には至っていません。
米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、来週4月29日(水曜日)のFOMCが大きな節目となります。Benzingaの報道では、「BTC/ETH/XRP/DOGEがIran戦争不確実性のなか回復、アナリストはBTCが5月に$85,000-88,000に到達する可能性を楽観視」とされ、5月のマクロ好転への期待も高まっています。
ただし、本日4/24にはBTC/ETHの$86億オプション満期やハイテク大型決算が集中しており、XRPも周辺のボラティリティ拡大の影響を受ける可能性があります。



出典:CoinGecko
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
XRPのファンダメンタル面は、本日も複数の独自ドライバーが並行進行しています。最大のトピックは、Ripple Labsが「2028年までにXRPレジャーを将来の量子脅威に対して安全にするマルチフェーズ計画」を公式に進めている点です。Bitcoin.comによれば、Rippleは暗号技術リスクへの対応として、Project Eleven(ポスト量子テスト)、Devnet実装、完全移行という段階的アプローチを採用しています。
WEEXによれば、「量子耐性は未来保証だけでなく、長期信頼に必須」と、Rippleの共同創業者David Schwartz氏は述べており、量子コンピューティング時代を見据えた技術リーダーシップを示しています。
規制面では、CLARITY Actの上院銀行委員会マークアップ投票が4月下旬に予定されており、XRPが連邦法で「デジタルコモディティ」として恒久的に分類される可能性があります。2025年8月のSEC訴訟取り下げから始まった規制転換が、法制化で仕上がる段階に入っています。
技術面では、先週の「wXRP on Solana」ローンチ($100M流動性)に続き、XRPLネイティブ貸付プロトコル(エドワード・ヘニス氏提案)が検証者投票段階に入っています。機関投資家向けの固定期間・固定レート・引受型クレジット機能が稼働すれば、XRPの実需を底上げする可能性があります。
ビジネス面では、Rakuten Wallet XRP取扱い開始(4/15)、Kyobo Life(韓国)との国債トークン化パイロット、Boundless ZKプルーフ統合、RLUSDステーブルコインが1年で$13億到達など、2026年初来の材料が厚く積み上がっています。
一方で、U.Todayが伝える「XRP Might Not Hit $2 Now」という慎重論や、The Motley FoolのTrevor Jennewine氏による「2026年末$1ドル下落予測」といった弱気ビューも併存しており、見通しは分かれたままです。Standard Charteredの$2.80目標は維持されています。



出典:WEEX
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
本日の相場に影響を与えている地政学要因は、停戦延長後も残る不透明感です。Trump大統領は4月22日に米イラン停戦を無期限延長すると発表しましたが、和平協議は実質的な進展がなく、イラン革命防衛隊(IRGC)はペルシャ湾の海底インターネットケーブルとクラウドインフラへの脅威を警告しています。
注目すべきは、XRPが停戦延長後の調整局面にあっても、BTC・ETHと比較して下げ幅が限定的である点です。本日もXRPは+1.22%と、BTC(-1.12%)・ETH(-1.98%)を上回るパフォーマンスを見せています。
これは、XRPの主要な実需ドライバーがアジア(日本・韓国・シンガポール)と中東(UAE)であり、欧米中心の地政学ヘッドラインに対する感応度が相対的に低い構造に加え、量子耐性ロードマップ、CLARITY Act、wXRP on Solana、XRPL貸付プロトコルという複数の独自ドライバーが同時進行していることが背景です。
Trumpは「早ければ金曜日(本日)に米イラン交渉が再開する可能性」を示唆しており、パキスタン仲介での新ラウンド開催が注目されます。本日の外交進展次第では、XRPはBTCと共に$1.50突破を目指す動きが強まる可能性があります。
一方、ホルムズ海峡の再閉鎖・原油100ドル超・世界景気後退懸念が浮上すれば、XRPも$1.37サポート試しとなる可能性があります。ただし、XRPが持つ複数の独自ドライバーは、地政学リスクだけでは中期トレンドを大きく崩しにくい構造を形成しています。



出典:CoinGecko
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY