4月23日(木曜日)のリップル(XRP)は、米イラン停戦延長を受けたリスクオン地合いのなか、1.45ドル付近で反発を続けています。週次では+6.5〜6.8%と、3月下旬以来の堅調な上昇ペースを維持しており、1.50ドル再挑戦へ視界が開けています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年4月23日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、1.45ドル付近で推移し、4月21日の安値1.39ドル圏から反発を続けています。4月22日のTrump大統領による米イラン停戦無期限延長発表を受け、BTC(+3.75%)、ETH(+3.47%)と共にリスクオン地合いの恩恵を受けています。
24/7 Wall St.によれば、「XRPは先週1週間で+6.5%となり、4月21日のレンジは$1.39〜$1.43、高値近辺でクローズし、$1.40サポートでは買いが入った」とのことです。CoinLoreは週次+6.8%を示しており、3月下旬以来の堅調なパフォーマンスが続いています。
特に注目すべきは、4月17日にローンチされたHex Trust・LayerZero経由の「wXRP on Solana」が既に$100M相当の初期流動性を集め、Jupiter、Phantom、Meteora、Titan Exchangeで取引されている点です。これはXRP史上初の「クロスチェーン需要チャネル」であり、先週の$1.45試しの時には存在しなかった新要素です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



このように考えられるのではないでしょうか。
本日のXRP相場を読み解くうえで意識したい軸は、「停戦延長による地政学プレミアム解消」と「クジラとETFの同時買いというオンチェーン構造変化」という、短期と中期の両方でポジティブな要因が重なっている状況です。
後述の価格動向セクションでは、1.45ドル前後の攻防と、上値1.50〜1.57ドル、下値1.37〜1.40ドルの重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、クジラが10ヶ月ぶり最高ペースで360M XRPを蓄積している事実と、XRP ETFが7日連続で累計$55.39M流入した動きを確認します。
マクロ項では停戦延長後の相場連動、ファンダメンタルズ項ではwXRP on Solanaローンチ、XRPL量子耐性対応、CLARITY Actをお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長後も残る火種を整理します。
読者の皆さまには、「1.50ドル突破までの最後の関門」と「XRPが直面する上値供給帯」という、ブレイクアウト分析の重要ポイントを併せて持っていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月23日) | 約1.45ドル(約222円) | $1.45の重要抵抗に再挑戦中 |
| 前日比 | +1.0%前後(24時間) | BTC・ETHと歩調を合わせて反発 |
| 週次騰落率 | +6.5〜6.8% | CoinLoreベースで+6.8% |
| 月間騰落率 | 10%超 | 24/7 Wall St.分析 |
| 直近週間高値 | 約1.50ドル | 4/17記録 |
| 直近週間安値 | 約1.39ドル | 4/21記録 |
| 直近30日レンジ | 約1.28〜1.50ドル | 約0.22ドルの値幅 |
| 上値抵抗(直近) | 1.45〜1.46ドル | Bollinger上バンド・上値供給帯 |
| 次の抵抗 | 1.50〜1.55ドル | 心理的節目・100日EMA近辺 |
| 強い抵抗 | 1.79〜1.88ドル | 200日EMA |
| 下値サポート | 1.37〜1.40ドル | 50日EMA・直近安値 |
| RSI(14日) | 55.3 | 中立〜強気圏、過熱感なし |
| 30日利確比率 | 約62% | 30日リアライズド・プライス$1.20 |
| 時価総額 | 約890億ドル(第4位) | BTC・ETH・USDTに次ぐ |
| 24時間出来高 | 約24億ドル | 30日平均$1.8Bを上回る |
| Fear & Greed Index | 33(Fear)→Neutral(48) | 市場心理は改善傾向 |
| 史上最高値 | 約3.66ドル | 2025年7月18日、現在-60% |
2026年4月23日時点のデータでは、XRP/USDは1.45ドル付近で推移していました。日本円換算では約222円で、月曜安値からじり高のトレンドを維持しています。
テクニカル面では、CoinCodexのRSIが55.28と中立圏の上方、CoinLoreの分析では「23のテクニカル指標のうち、買い9(39%)、売り4(17%)、中立10で、短期読みは強気」となっています。MACDは既に強気クロスを示しており、ブレイクアウトの下地が整っています。
ただし、24/7 Wall St.が指摘するように、「真のブレイクアウトには$1.50-$1.55の週足クローズが必要で、$1.44-$1.45に集中する368億XRPの上値供給を吸収する必要がある」という構造的な課題もあります。
上値では1.50ドルの心理的節目、次に100日EMA近辺の1.54〜1.55ドル、200日EMAの1.79〜1.88ドルと階段状のレジスタンスが並びます。下値では50日EMA(1.38ドル)と直近安値1.39ドルがサポートとして機能します。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、XRPにとって過去10ヶ月で最も強気のサインを示しています。24/7 Wall St.がSantimentデータを引用して報じるところによれば、「大口ウォレット(クジラ)は先週1週間で3.6億XRPを蓄積し、10ヶ月ぶりの最高ペース」となりました。
さらに注目すべきは、XRP ETFが7日連続の純流入を記録し、累計$55.39Mを集めた点です。これは2026年で最強の週次流入となっており、機関投資家の関心が着実に高まっている証拠です。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| クジラ週次蓄積 | 3.6億XRP | 10ヶ月ぶり最高ペース |
| XRP ETF週次流入 | $55.39M(7日連続) | 2026年最強の週 |
| XRP ETF総AUM | 約10億ドル | 時価総額比1.2% |
| wXRP on Solana初期流動性 | $100M | 4/17ローンチ |
| 取引所XRP残高 | 2025年2月比 -16.28% | 浮動株細り継続 |
| XRPL累計取引件数 | 40億件超 | 2026年3月末時点 |
| XRPL日次取引件数 | 約300万件 | 高水準維持 |
| XRPL上のRWA残高 | 約4.74億ドル | 機関利用拡大 |
| RLUSD時価総額 | 約13億ドル | 1年で急拡大 |
| Ripple採用金融機関 | 300社超 | 実需拡大継続 |
24/7 Wall St.は、「クジラとETFが同時に同じ価格帯で買うことは稀で、異なる時間軸で動く両者のこの一致は、何か大きなものに向けたポジショニングを示唆している」と分析しています。
また、4月17日にHex Trust・LayerZero経由でローンチされた「wXRP on Solana」は、既に$100M相当の初期流動性を集め、Jupiter、Phantom、Meteora、Titan Exchangeなど主要DEXで取引されています。これはXRP史上初の「クロスチェーン需要チャネル」となります。
加えて、Kelp DAO事件で揺れるETH系DeFi市場とは対照的に、XRPLは独自の連邦コンセンサスと組み込み型DEXを採用しているため、外部ブリッジへの依存度が低く、今回のDeFiショックの影響を受けていません。



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
XRPは通常、BTCとの相関指数が約0.73と高く、基本的にはBTC主導の相場に連動します。本日もBTC(+3.75%)、ETH(+3.47%)と共にリスクオン地合いに乗っており、XRPは週次で+6.5〜6.8%と主要コインの中でも健闘しています。
マクロ環境は、Trumpの停戦延長を受けて明確にリスクオンへと転換しました。米株市場ではS&P500が+1.05%(7,137ポイント)、ナスダックが+1.64%(24,657ポイント)と堅調、VIXは18.92まで低下(-2.97%)しています。
原油は停戦延長後も92.50ドル(+3.16%)と高止まりしていますが、XRPは原油連動性が低いため、この点はBTCやETHよりも有利な構造です。金利面では、米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、4月29日(来週)のFOMCが注目されます。
XRPは金利感応度はETHほど高くないものの、Ripple/ODL利用の実需ドライバーがマクロ地合いと連動するため、停戦延長による世界経済の安心感はXRPにとっても追い風となります。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
XRPのファンダメンタル面は、本日も複数の独自ドライバーが並行進行しています。最大のトピックは、4月17日にローンチされた「wXRP on Solana」です。24/7 Wall St.によれば、「Hex Trust・LayerZero経由でSolanaのDeFiエコシステムへXRPホルダーがアクセス可能となり、$100Mの初期流動性を集めてJupiter、Phantom、Meteora、Titan Exchangeで取引開始」となっています。
これはXRP史上初の「クロスチェーン需要チャネル」であり、従来はXRPを売却しないとSolanaのDeFiにアクセスできなかった構造が根本的に変わります。
技術面では、Rippleが具体化した「XRPLの量子耐性対応ロードマップ」が進行中です。2026年上半期のProject Eleven(ポスト量子テスト)、2026年下半期のDevnet実装、2028年までの完全移行という段階的計画が公表されています。
規制面では、CLARITY Actの上院銀行委員会マークアップ投票が来週(4月下旬)に予定されています。Intellectia.aiは「SECのRipple訴訟取り下げ決定が、XRPの市場センチメントを根本的に転換した」と指摘し、2025年8月の判決で規制不確実性はほぼ解消されたと評価しています。
ビジネス面では、Flitpayによれば「現時点で300社超の金融機関がXRPを活用している」とされ、Ripple Payments ODLは主要金融センター間の決済ルートで実績を積み重ねています。RLUSDステーブルコインは1年で時価総額13億ドルに達しました。
一方、The Motley FoolのTrevor Jennewine氏は「XRP ETF AUMの時価総額比1.2%は機関関心の低さを示す」として、2026年末までに1ドルへ下落するベアビューを維持しています。Standard Charteredの$2.80目標とは真逆の見通しで、強気・弱気が分かれた状態が続いています。



リップル(XRP)と地政学・国際情勢
本日のXRP相場を押し上げた最大の要因は、4月22日にTrump大統領が米イラン停戦を無期限延長すると発表したことです。XRPは過去2カ月のイランショックでも、BTCやETHと比較して下げ幅が相対的に限定的であり、今回の停戦延長でも上昇率は+6.5〜6.8%とBTC(+5.4%)を上回っています。
これは、XRPの主要な実需ドライバーがアジア(日本・韓国・シンガポール)と中東(UAE)であり、欧米中心のヘッドラインに対する感応度が相対的に低い構造に加えて、wXRP on Solana、CLARITY Act、XRPL量子耐性対応という複数の独自ドライバーが同時進行していることが背景にあります。
ただし、地政学リスクは完全には解消されていません。イラン革命防衛隊(IRGC)はペルシャ湾の海底インターネットケーブルとクラウドインフラへの脅威を警告しており、緊張再燃の可能性は残っています。Trumpは「早ければ金曜日に米イラン交渉再開」と示唆しており、今週末のパキスタン仲介での新ラウンドが注目されます。
XRPにとって重要な注目点は、(1)来週後半のCLARITY Actマークアップ投票、(2)4月29日のFOMC、(3)停戦延長の持続性の3つです。これらがポジティブに進めば1.50ドル突破、$1.57-$1.80の視界開けとなりますが、いずれかで悪材料が出れば$1.37のサポート試しとなる可能性があります。



出典:BeInCrypto
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
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