4月22日(水曜日)のリップル(XRP)は、米イラン停戦期限当日を迎えながらも1.44ドル付近で+2.21%と主要コインで最も強い動きを見せています。24時間+2.21%、7日間+5.12%と、地政学不安の中でも相対的な強さが際立つ展開です。
リップル(XRP) 相場解説(2026年4月22日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、1.44ドル付近で+2.21%と反発を続けています。Changellyのデータによれば、週次では+5.12%と、BTC(約+1.7%)やETH(約-0.8%)を大きく上回るパフォーマンスを記録しています。
米イラン停戦期限当日にもかかわらず、XRPが相対的に底堅い動きを見せている背景には、「量子耐性対応ロードマップ」の具体化と「レガシー金融インフラとの実需連携」という独自ドライバーがあります。TradingViewによれば、XRPは先週までに1.12ドルから1.44ドルまで約28%上昇し、リアライズド・プライス1.41ドルを上回る水準に到達しています。
テクニカル面では、CoinCodexのRSIは55.28と中立圏の上方、Changellyによれば4時間足チャートでは50日移動平均・200日移動平均(4/18より上昇)とも強気バイアスが形成されています。直近の上値目標は1.46ドルの三角形ブレイクライン、その先が111日EMA(1.57ドル)となります。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



このように考えられるのではないでしょうか。
本日のXRP相場を読み解くうえで軸になるのは、「米イラン停戦期限当日の地政学イベント」と「XRPLの量子耐性対応ロードマップ」という、短期ノイズと長期ビジョンが交錯する構造です。
後述の価格動向セクションでは、1.44ドル近辺の攻防と、上値1.46〜1.57ドル、下値1.30〜1.38ドルの重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、XRP ETFの伸び悩みとXRPLの実需拡大、Kelp DAO事件下でのXRPLの相対的安定性を確認します。
マクロ項では停戦期限を巡る相場全体の動きとXRPとの連動、ファンダメンタルズ項では量子耐性対応の詳細とCLARITY Act、CoinGecko最新ニュースをお伝えします。最後に地政学項で、停戦期限切れ後の想定シナリオを整理します。
読者の皆さまには、「今日のヘッドライン」と「2028年のインフラ」という、非常に異なる時間軸の2つのドライバーを併せて見ていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月22日) | 約1.44ドル(約220円) | 停戦期限当日でもプラス圏維持 |
| 前日比 | +2.21%(24時間) | 主要コイン中最強の動き |
| 週次騰落率 | +5.12% | BTC・ETHを大きく上回る |
| 月間急騰幅 | +28%($1.12→$1.44) | TradingView分析 |
| 直近週間高値 | 約1.49ドル | 4/17記録 |
| 直近週間安値 | 約1.40ドル | 4/20月曜日の安値 |
| 30日緑ローソク率 | 13/30日(43%) | 改善傾向 |
| 直近30日レンジ | 約1.28〜1.49ドル | 値幅約0.21ドル |
| 上値抵抗(直近) | 1.46ドル | 三角形ブレイクライン |
| 次の抵抗 | 1.57ドル(111日EMA) | 目標$2.24への通過点 |
| 強い抵抗帯 | $2.40〜$3.00 | 長期保有者の売り圧集中帯 |
| 下値サポート | 1.30〜1.38ドル | 50日EMA近辺 |
| リアライズド・プライス | 約1.41ドル | 上抜け維持はポジティブ |
| RSI(14日) | 55.28 | 中立圏の上方 |
| 時価総額 | 約890億ドル(第4位) | BTC・ETH・USDTに次ぐ |
| 24時間出来高 | 約30億ドル | 流動性改善 |
| Fear & Greed Index | 33(Fear圏) | 市場心理は慎重 |
| 史上最高値 | 約3.66ドル | 2025年7月18日、現在-61% |
2026年4月22日時点のデータでは、XRP/USDは1.44310ドルで推移していました。日本円換算では約220円となり、先週末からじり高基調を維持しています。
TradingViewの分析によれば、「XRPUSDは1.12ドルから1.44ドルまで約28%上昇し、リアライズド・プライス1.41ドルを上回る水準にある」とのことで、中期的なテクニカル構造は健全です。
テクニカル面では、次の上値ターゲットは三角形ブレイクラインの1.46ドル、続いて111日EMAの1.57ドル、200日EMAの1.88ドル、365日EMAの2.22ドルと、明確なレジスタンス階段が形成されています。注目すべきは、「長期保有者は$2.40〜$3.00圏に売り圧力を集中させている」という供給構造で、このゾーンを超えるには大きな需要の追加が必要です。
下値では、50日EMA近辺の1.30〜1.38ドル圏が当面の支持線となります。ここを割り込まない限り、中期上昇構造は維持されると見られます。



出典:TradingView
リップル(XRP)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、XRP ETFの機関採用が限定的であることと、XRPLの実需拡大という2つの側面を示しています。The Motley FoolのTrevor Jennewine氏は「XRP ETFの運用資産は約10億ドルで、XRPの時価総額(約810億ドル)の1.2%にとどまる」と指摘しており、BTCのETF比率(6.4%)と比較して機関関心は依然として控えめです。
しかし、XRPLのネットワーク活動は堅調で、累計取引件数は40億件超、日次取引件数は約300万件、RWA(リアルワールドアセット)トークン化残高は約4.74億ドル規模を維持しています。また、CoinGeckoによれば「XRPコミュニティは現在強気」と評価されています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 取引所XRP残高 | 2025年2月比 -16.28% | 浮動株細り継続 |
| XRP ETF総運用資産(AUM) | 約10億ドル | 時価総額比1.2%(BTCは6.4%) |
| Kelp DAO事件影響 | なし | Aaveで$200M不良債権発生もXRPL影響なし |
| XRPL累計取引件数 | 40億件超 | 2026年3月末時点 |
| XRPL日次取引件数 | 約300万件 | 高水準を維持 |
| XRPL上のRWA残高 | 約4.74億ドル | 機関利用の拡大基調 |
| RLUSD時価総額 | 約13億ドル | XRPLの実需を支える |
| Ripple採用金融機関 | 300社超 | クロスボーダー決済で活用中 |
| wXRP on Solana残高 | 約120万ドル規模 | クロスチェーン利用開始 |
Kelp DAO事件の余波として、AaveではrsETH担保貸付から約2億ドルの不良債権が発生しましたが、XRPLはLayerZeroのようなクロスチェーンブリッジへの依存度が構造的に低いため、今回のショックの影響をまったく受けていません。
Flitpayによれば、「現時点で300以上の金融機関がXRPを各種機能のために活用している」とのことで、実需面での採用は着実に広がっています。



出典:CoinGecko
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
XRPは通常、BTCとの相関指数が約0.73と高く、基本的にはBTC主導の相場に連動します。しかし本日の値動きは特異で、BTCが-0.56%、ETHが-0.43%のなかで、XRPが+2.21%と独自のアウトパフォーマンスを示しています。
マクロ環境は、米イラン停戦期限当日を前にやや落ち着きを取り戻しつつあります。Brent原油は88〜90ドル、米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、S&P500は+1.20%(7,126ポイント)と堅調です。VIXも17.48まで低下(-2.56%)し、リスクオフ圧力はやや和らいでいます。
XRPはBTCよりも実需ドライバーの比率が高いため、マクロイベントの影響を受けにくい構造があります。本日のアウトパフォームも、CLARITY Actや量子耐性対応といった独自材料が市場に評価されつつある証拠と見られます。



出典:CoinCodex
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
XRPのファンダメンタル面は、引き続き活発な展開となっています。最大のトピックは、Rippleが具体化した「XRPLの量子耐性対応ロードマップ」です。TradingViewによれば、「Rippleのロードマップは2028年までにXRPLを量子耐性にする計画で、コンティンジェンシー準備、2026年上半期のProject Eleven(ポスト量子テスト)、2026年下半期のDevnet実装、コミュニティ承認後の完全移行を段階的に進める」構成となっています。
Googleの量子コンピューティング研究進展を受け、ポスト量子暗号への対応は業界全体の共通課題となりつつあります。XRPLが先行してマルチフェーズ計画を提示したことは、機関投資家にとって長期的な信頼性の担保となります。
規制面では、CLARITY Actの上院銀行委員会マークアップ投票が4月下旬に予定されています。Intellectia.aiは「SECのRipple訴訟取り下げ決定が、XRPの市場センチメントを根本的に転換した」と指摘し、2025年8月の判決を受けて規制の不確実性はほぼ解消されたと評価しています。
ビジネス面では、2025年以降の新たな銀行・決済プロバイダーパートナーシップが加速しており、On-Demand Liquidity(ODL)商品は主要金融センター間の決済ルートで着実な実績を積んでいます。Rippleはまた、RLUSDステーブルコインを1年で時価総額13億ドルまで拡大させました。
一方で、The Motley FoolのTrevor Jennewine氏は依然として「2026年末までに1ドルへ下落」というベアビューを維持しており、強気・弱気の分かれた見通しが続いています。



出典:CoinGecko
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
本日最大の外部要因は、米イラン停戦期限切れ当日(4/22水曜夜ET)という「運命の日」です。4月7日に成立した2週間停戦は、パキスタン協議決裂(4/11-12)、ホルムズ海峡封鎖命令(4/13)、一時開放(4/17)、再閉鎖・発砲(4/18)、イラン2回目交渉拒否(4/19)、米海軍イラン船拿捕(4/20)、Vance副大統領訪問キャンセル(4/21)と目まぐるしく変化してきました。
注目すべきは、XRPが停戦期限当日にもかかわらず+2.21%と主要コインの中で最強の動きを見せている点です。過去2カ月のイランショックでも、XRPはBTCやETHと比較して下げ幅が相対的に限定的でした。
これは、XRPの主要な実需ドライバーがアジア(日本・韓国・シンガポール)と中東(UAE)であり、欧米中心のヘッドラインに対する感応度が相対的に低い構造によるものと見られます。また、CLARITY Act・XRPL貸付プロトコル・量子耐性対応という複数の独自ドライバーが並行して進行している点も、地政学ノイズを吸収する厚みを提供しています。
停戦期限切れ後のシナリオに対しても、XRPの場合は「1.30ドルのサポート」が守られる限り、上昇トレンドの構造は維持されると見られます。逆に、停戦延長や新協議発表という好材料が出れば、1.46ドルのブレイクを経て1.57ドル・1.88ドルへの上値追いが期待できます。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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