4月17日(金曜日)のリップル(XRP)は、SEC CLARITY Actラウンドテーブルと機関投資家マネーの流入を追い風に、1.4ドル台を回復して3週間ぶりの高値圏で推移しています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年4月17日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、1.40ドル前後で底堅い推移を見せています。直近1週間では、スポットXRP ETFに週次で約1億1,960万ドルの資金流入が観測され、2025年12月以来の高水準を記録しました。
さらに、昨日4月16日にはSECがCLARITY Act(仮想通貨市場構造法案)に関するラウンドテーブルを開催し、XRPにとって最大級の規制リスクが解消に向かう可能性が改めて意識されています。
テクニカル面でも50日EMAを上抜け、MACDが強気クロスを形成するなど、直近2カ月続いた下降トレンドからの反転兆候が出始めています。ただし、200日EMA(約1.88ドル)を大きく下回る水準にあり、本格的な上昇トレンド復帰にはまだ距離がある状況です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



このように考えられるのではないでしょうか。
本日の相場を読み解くうえで意識したい軸は、「規制面のブレイクスルー期待」「ETF資金流入の再加速」「テクニカルの反転シグナル」という3つの要素です。
後述の価格動向セクションでは、1.40ドル台を挟んだ攻防と、上値1.45〜1.55ドル、下値1.28ドルという重要レベルを具体的に確認していきます。オンチェーン項では、クジラによる静かな蓄積と取引所残高の低下という、強気派にとって心強いデータを整理します。
マクロ項ではETF資金動向と米株・地政学との連動を見ていき、ファンダメンタルズ項ではRippleのUnified Treasury System立ち上げや韓国・Kyobo Lifeとのトークン化パイロットなど、ユーティリティ面の進展をお伝えします。最後に地政学項では、中東情勢が続くなかでXRPがどのように位置づけられるかを考えていきます。
読者の皆さまには「CLARITY Actが通るかどうか」という二者択一のビューだけでなく、「どちらに転んでも付き合える水準感」を持っていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月17日) | 約1.43ドル(約219円) | 3週間ぶりの高値圏 |
| 24時間前比 | +1.28% | 4日連続でプラス圏 |
| 24時間高値 | 約1.45ドル近辺 | 100日EMA手前で頭打ち |
| 過去1週間の騰落率 | +8.16% | 主要コインの中でも強い動き |
| 過去1カ月の騰落率 | -5.88% | 月初からはマイナスを維持 |
| 上値抵抗 | 1.45〜1.55ドル | 100日EMAが重なる重要ゾーン |
| 下値サポート | 1.28〜1.36ドル | フィボナッチ23.6%・2月安値 |
| 50日EMA | 約1.38ドル | 上抜け済み、強気サイン |
| 200日EMA | 約1.88ドル | 長期線は依然として遠い |
| 史上最高値 | 約3.66ドル | 2025年7月18日記録、現在は約-60% |
| 年初来騰落率 | -21.04% | 依然として大きくマイナス |
| 24時間出来高 | 約31.3億ドル | 平均より高めで推移 |
2026年4月17日時点のデータでは、XRP/USDは1.43ドル台で推移していました。24時間高値は約1.45ドル付近で、ここは100日EMAが重なる重要なレジスタンスゾーンとなっています。
過去1週間では約+8.16%と、主要コインの中でも目立つ強さを見せており、2月安値からの下降チャネル上限を試す展開です。ただし、過去1カ月では依然として-5.88%、年初来では-21.04%と、中期トレンドは回復途上にとどまっています。
テクニカル面では、RSIが52〜55付近と中立〜やや強気圏、MACDは強気クロスを形成し、50日EMAの上抜けにも成功しました。一方で、200日EMAが約1.88ドルに位置し、こちらは大きな上値目途として残っています。
チャート上の次の節目は、心理的節目の1.50ドル、続いて100日EMAの1.55ドル、その上が1.80ドルとなります。逆に1.36ドルを割り込むと、1.28ドル、1.11ドルまで押される可能性があります。



出典:TradingView
リップル(XRP)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータを見ると、価格の持ち合いとは対照的に、大口保有者の静かな蓄積が進行している様子が確認できます。取引所に置かれているXRPの残高は、2025年2月から約16.28%減少しており、売却可能な浮動株が着実に細っている状態です。
一方で、XRP先物のオープンインタレストはピーク時の108億ドルから約24億ドルと、約73%減少しています。これはレバレッジ主導の投機的ポジションがほぼ一掃されたことを意味し、直近の価格上昇が「レバレッジではなく現物需要主導」である可能性を示しています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 取引所XRP残高 | 2025年2月比 -16.28% | 長期保有者の蓄積継続 |
| 先物オープンインタレスト | 約24億ドル | ピーク108億ドルから-73% |
| 利益保有者比率 | 約62% | 30日実現価格は1.20ドル付近 |
| クジラ累積量(直近数週間) | 数千万XRPの積み増し | 10カ月ぶりの高いアキュムレーション |
| XRPL処理能力 | 1,500TPS(毎秒取引数) | DeFi・RWA拡張用に増強中 |
CoinMarketCapの分析によれば、スポットXRP ETFの総運用資産は約10億ドルに達し、直近では単日940万ドルの流入も観測されました。機関投資家と大口保有者の「静かな買い」が、1.28〜1.36ドルの下値を支えている構図です。



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
リップル(XRP)は、ビットコイン(BTC)との相関指数が約0.62と比較的高く、BTC主導の相場環境に左右される傾向があります。4月上旬の米イラン2週間停戦後のリスクオン局面でBTCとともに切り返した一方、地政学ニュースで下押しされる場面もBTCと同様に見られました。
ETF資金フローの面では、4月11日までの1週間でXRPに119.6百万ドルが流入し、Bitcoin・Ethereumに次ぐ第3位のETFマーケットへと成長しています。ただし、BTC ETFが単日で4〜5億ドルを集めるのに対し、XRP ETFの単日流入は1,000万ドル未満と規模感では依然として差があります。
マクロ面では、4月29日のFOMCに向けた金利期待と、米ドル指数(DXY)の動向が主な注目材料です。FRBが利下げ方向に動けば、XRPを含むアルトコインには追い風となりやすい環境です。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
ここ数日のXRP関連ファンダメンタル材料は、非常に豊富です。まず規制面では、SEC(米証券取引委員会)が4月16日にCLARITY Actに関するラウンドテーブルを開催し、XRPを含むデジタル資産の分類・監督体制について議論されました。
CLARITY Actは、2026年3月にSECとCFTCが共同で示した「XRPはデジタルコモディティ」との分類を、恒久的な連邦法として確定させる可能性があります。上院銀行委員会でのマークアップ投票は4月下旬予定で、通過すれば機関投資家のXRPへのアロケーションが本格化する見込みです。
ビジネス面では、Rippleが4月13日に「Unified Treasury Management System」を立ち上げ、SWIFTレールとXRPレールを統合した企業向けクロスボーダー決済プラットフォームを発表しました。これにより、法人財務担当者がコストと速度に応じて決済経路を選択できるようになります。
さらに、4月14日にはRippleが韓国大手保険会社Kyobo Lifeとの提携を発表し、トークン化された国債決済の試験運用を開始すると伝えられました。XRPがブリッジ資産としての実用性を高める動きが、アジアで加速している点は注目に値します。
技術面でも、XRPLにはConfidential Multi-Purpose Tokens(機密保持型マルチパーパストークン)やNative Lending Protocolといった新機能が順次実装されており、単なる決済コインから「プログラム可能な金融インフラ」へと進化しつつあります。



出典:Invezz
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
2026年2月末に始まった米国・イスラエルとイランの軍事衝突は、XRPにも無視できない影響を与えています。ホルムズ海峡封鎖リスクから原油価格が急騰した局面では、インフレ期待の上昇と金利据え置き観測を通じて、リスクオフ資産として売られる場面が目立ちました。
4月上旬の2週間停戦合意でXRPは一時1.45ドル近辺まで戻したものの、4月11日にパキスタンで行われた停戦交渉が不調に終わったと伝えられたあとは、BTC・ETHと同じく約2%下落しました。
ただし、注目すべきはXRPの「地政学耐性」が高まっている点です。CoinShares主要レポートによれば、ETF資金流入はむしろ停戦交渉が進捗しない期間にも継続しており、規制面・ユーティリティ面での個別材料が地政学ノイズを一部相殺しつつあるとみられます。



出典:Capital.com
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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