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価格・相場

2026年4月12日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月12日(日曜日)、イーサリアム(ETH)はCoinDesk の午後3時28分(東部時間)データで2,204.93ドル(前日比−4.90%)を記録しており、JD.Vance副大統領によるイスラマバード会談「合意なし」発表とトランプ大統領によるホルムズ海峡海軍封鎖宣言という二重の地政学ショックを受け、今週の高値2,280ドルから約4〜5%下落して週を締めくくっています。しかし、恐怖指数が再び悪化する中でも2,200ドル台を維持したことは、BTCの「70,000ドル死守」と並ぶ底堅さのシグナルとも読めます。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月12日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

4月12日のイーサリアム(ETH)は週末に二段階の下落を経験しました。第一段階は土曜深夜(米国時間)のVance副大統領「合意なし」会見直後の約2%下落で、CoinDesk は午前2時5分(UTC)に「ETHは約2,200ドルへ下落」と報告しています。第二段階は日曜午前(米国時間)のトランプ大統領によるホルムズ海峡海軍封鎖宣言を受けた追加下落で、CoinGeckoは「−1.30%・2,188.13ドル(7日間+2.80%・時価総額2,639億ドル)」を、CoinDesk は「4月12日午後3時28分(東部時間)時点で2,204.93ドル(出来高66.1億ドル)」を確認しています。また、CoinGapeの4月12日付「Why is Crypto Market Down Today?」記事ではBTC・ETH・XRPが軒並みサポート水準を試験中と報告されており、全体的なリスクオフ局面であることが示されています。円建てでは約340万〜342万円(1ドル≒155円換算)での推移となります。

週次ベースでは、CoinGeckoが「7日間+2.80%」を記録しており、月曜日の2,108.94ドルと比べると週末の下落を経ても依然プラスを維持しています。しかしBTCの週次+6.81%と比較すると明確にアンダーパフォームしており、「停戦ラリーで瞬発的にアウトパフォームするが持続性に欠ける」という今年のETHのパターンが今週も繰り返されました。CoinMarketCapは本日付で「パープ先物のファンディングレートがわずかにプラスで推移しており、持続的だが抑制されたロング側需要を示している」と指摘しており、この「ファンディングレート・シグナル・マイルドな楽観論(4月12日)」が数少ないポジティブなシグナルとして注目されます。

ZUU Web3 竹原
「停戦失敗と海軍封鎖という最悪の週末を経て、ETHは2,200ドル台を守った」——この事実に注目することが、今の相場を正確に読む鍵です。崩れなかった水準は次の上昇の土台になるかもしれません。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今週のイーサリアム(ETH)の最大のテーマは「最悪の週末に何を守ったか」です。2,200ドルが守られた意味は、思ったより大きいかもしれません。

今週のイーサリアム(ETH)は「最大+6.34%上げて最終−4.90%で週を終える」という激しい動きを経験しました。しかし重要なのは、ホルムズ海軍封鎖という今年最大級の地政学ショックを受けても2,200ドルの節目を維持したことです。3月のCPI発表で確認されたコアインフレの抑制、ETF純流入の継続、そしてファンディングレートのマイルドなプラス維持——これらが重なり合い、地政学ショックへの「免疫」が強まりつつあることを示唆しています。

本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ(ファンディングレート・ETFフロー・週次清算)、マクロ環境(ホルムズ封鎖・IEA備蓄期限・PPI・FOMC)、ファンダメンタルズ(Glamsterdam前哨戦・SPAC中止・TD Cowen目標・CLARITY法週明け動向)、地政学(イスラマバード会談の構造的失敗・海軍封鎖の意味・来週の注目点)の5角度から分析します。特に来週のETH相場に最も重要な変数は「4月13日(月曜)の上院復会・4月15日(火曜)のPPI発表・4月16日(木曜)のSEC円卓会議とKevin Warsh公聴会」という3つが同一週に集中している規制×マクロの「スーパーウィーク」であることです。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

4月12日時点のデータでは、CoinDesk の4月12日午後3時28分(東部時間)更新で2,204.93ドル(出来高66.1億ドル)が確認されています。CoinGeckoでは2,188.13ドル(前日比−1.30%・7日間+2.80%・時価総額2,639億ドル・出来高124.3億ドル)が示されており、CoinMarketCapでは2,193.91ドル(前日比−1.23%・出来高132億ドル・時価総額2,648億ドル)という数値が並んでいます。週内の値動きを振り返ると、4月7日(月曜)の週始値約2,109ドルから4月8日(水曜)の停戦後高値2,244〜2,280ドルを経て、4月12日(日曜)の2,188〜2,205ドルへと収束する流れとなりました。

テクニカル面では、FXStreet(4月11日付)が確認した「20日EMA(2,128ドル)・50日EMA(2,156ドル)の双方を現価格が上方維持」という構造が今日も保たれています。CoinReporterの分析によると「2,300〜2,350ドルの確認突破が達成できれば、2,500〜2,700ドルが次のターゲットになる。しかし2,050ドルを下回れば1,800ドルへの急速な再試験リスクがある」と示されており、現在は「この二項対立の中間地帯で踏みとどまっている」状況です。週次足では依然プラスを維持しており、「崩れなかった」という観点から「確認されてはいないが、否定もされていない底打ちシグナル」という評価が維持されています。

指標 数値 備考
現在価格(4/12) 約340万〜342万円(約$2,188〜$2,205) 前日比−1.2〜4.9%・停戦失敗後も2,200ドル台維持
週内高値(4/8 停戦後) $2,244〜$2,280 週内最高値・3月18日以来の高値水準
週次リターン(4/12終値) +2.80%(CoinGecko) BTC週次+6.81%に対して明確にアンダーパフォーム
24時間出来高 約$66億〜$132億 会談失敗・封鎖宣言でボラティリティ上昇(CoinDesk・CMC)
20日EMA / 50日EMA $2,128 / $2,156 現価格はこの双方を上方維持・底堅さのシグナル(FXStreet)
主要上値抵抗 $2,300〜$2,350 / $2,386〜$2,388(100日EMA) 突破で2,500〜2,700ドルが次の目標(CoinReporter)
200日MA $2,128.07 強気・弱気の重要な分岐線(coindcx)
主要下値サポート $2,128〜$2,100 / $2,050 / $2,000 2,050割れで1,800ドルへの急落リスク(CoinReporter)
時価総額 約$2,639〜$2,648億 時価総額ランキング2位(CoinGecko・CoinMarketCap)
史上最高値 $4,953.73 2025年8月24日(現価格から約56%下方)
ZUU Web3 竹原
「20日EMAも50日EMAも守られている」——これは今週の地政学ショックに対してETHが単純に押し流されなかったことを意味します。月曜日からの規制カタリスト週間が、このテクニカルな底堅さをさらに確かなものにするかどうか——注目です。

イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

4月12日付のCoinMarketCap最新情報が確認した最重要オンチェーンシグナルは「ファンディングレートがわずかにプラスで推移している」という事実です。同情報によると「パープ先物のファンディングレートがわずかなプラスを示しており、持続的だが抑制されたロング側需要を示している」とのことです。ホルムズ海軍封鎖という大きな地政学ショックを受けた直後でも、デリバティブ市場がパニック的なショートに振れておらず「慎重な強気」が維持されていることは、構造的な需要の底堅さを示しています。

指標 数値(4月12日周辺) 備考
パープ先物ファンディングレート わずかにプラス 持続的だが抑制されたロング需要シグナル(CMC 4/12)
スポットETH ETF純流入(4/10) 23,039 ETH(約$5,100万) Lookonchain確認・今週最大の機関買い
週次ETH ETF純流入(4/7〜11推定) 約$1億8,700万 BRNデータ(Blockhead引用)
BlackRock ETHB累計純流入 $3億1,100万(3月上場以来) ステーキング型ETFへの特化的な資金流入(CoinGecko)
スポットETH ETF総AUM 約$130.3億 米国スポットETH ETF保有AUM合計(CMC予測分析)
ETH取引所残高 低水準継続(3月来で12万ETH超の引き出し) 大口が取引所から引き出し中・売り圧力低下(CMC予測分析)
ETH/BTCレシオ 約0.031(多年来低水準) 停戦ラリー後の上昇後、再び低下傾向(Bitcoin Ethereum News)
ステーキング総量 約3,580万ETH(流通量29〜30%) 継続的な供給圧縮シグナル(CoinGecko)

bitcoin ethereum news.comが4月11日に確認したGrayscaleのステーキングETFが「NYSE Arcaで遅延引き渡し償還ツールと共に稼働中」という情報も継続的な重要データです。取引所残高の多年来低水準と、BlackRock ETHB・Grayscaleスタキング型ETFへの継続的な資金流入という二重の供給圧縮が続く中、パニック的な売りが発生していないことは構造的な健全性のシグナルと評価できます。

ZUU Web3 竹原
「ファンディングレートがわずかにプラス」というのは、市場参加者が「ショートに傾くほどは弱気でない」ということを意味します。地政学ショックの後で、これは思ったより前向きなシグナルです。

出典:CoinMarketCap(ファンディングレート・SPAC中止・4/12)Bitcoin Ethereum News(スポットETF流入23,039 ETH・TD Cowen予測)CoinGecko(ETHB累計$3.11億・AUM・ステーキング構造)


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

本日の最大のマクロショックは、CoinDesk が4月12日午後2時16分(東部時間)に速報したトランプ大統領によるホルムズ海峡海軍封鎖宣言です。「Effective immediately, the United States Navy will begin the process of blockading any and all ships trying to enter, or leave, the Strait of Hormuz」という発表直後、WTI原油先物はHyperliquidで7%急騰(Brent+6%)し、WTI取引量は15.3億ドルとETH・BTCに次ぐ第3位を記録しました。これはIEAの緊急備蓄放出(4月19日前後に期限)が尽きかけているタイミングと重なり、CoinDesk はIEAの試算として「備蓄が枯渇すれば石油供給不足は日量450〜500万バレルから1,000〜1,100万バレルに拡大し、現代の石油市場で前例のない供給ショックになりうる」と指摘しています。

来週(4月13日〜)のマクロカレンダーでは、4月15日(火曜日)の3月PPI(生産者物価指数)が最重要指標です。CPI(ヘッドライン+3.3%・コア+2.6%)の次は生産者段階での価格圧力を測るPPIが焦点となり、この数値が高ければ5月CPI・次月CPIへの圧力を確認することになります。Blockheadの分析では「PPIとFedスピーカー発言のセットが、政策がさらに引き締まる可能性を占う材料になる」と評価されています。4月28〜29日のFOMC(Powell最後の会合)に向けた利下げ観測は、本日の原油7%急騰によってさらに後退しており、ETHにとっては「マクロの向かい風が一段と強まった」週明けとなりそうです。

ZUU Web3 竹原
「IEA備蓄期限まであと1週間で海軍封鎖」という組み合わせは、月曜日の原油市場が開く瞬間が今週最大のリスクイベントになることを意味します。ETHの月曜開値がその答えを出します。

出典:CoinDesk(海軍封鎖宣言・原油7%急騰・IEA備蓄警告)Blockhead(PPI・Fed・ETHマクロ分析・4/13)


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

来週から始まる「規制カタリスト週間」がイーサリアム(ETH)にとっても極めて重要です。4月13日(月曜日)の米上院復会、4月16日(木曜日)のSECによるCLARITY法公開円卓会議、そして同日開催のKevin Warsh新Fed議長指名公聴会という三連発が、ETHの規制・金融政策フレームワークを同時に動かす週となります。CLARITY法が可決されればETHはデジタルコモディティとして連邦法に明記され、現在の解釈的ガイダンスよりも恒久的な規制安定性が確立されます。Phemex(4月1日)の分析では「4月がETHにとって最もカタリストの多い月」とされており、その集中度は今週末の地政学ショック後も変わっていません。

4月11日(前日)に確認されたThe Ether MachineのSPAC上場中止(16億ドル規模・49.6万ETH保有のNASDAQ上場計画が「市場の不利な状況」で中止)は、短期的にはネガティブな材料です。ただしCoinMarketCapの分析が指摘するとおり「これはETHエコシステムのファンダメンタルズを直接毀損するものではなく、不安定な市場環境が大型上場を困難にしているという市場環境の反映」に過ぎません。一方でTD Cowanの12月目標3,650ドルやBlackRock ETHB(累計3億1,100万ドル流入)など機関投資家の長期コミットメントは変わっておらず、短期下落と長期確信の乖離が依然として存在しています。

Glamsterdamアップグレードについては、Phemexの4月1日分析が指摘した「ETHは主要アップグレードの6〜8週前から前哨戦ラリーを形成してきた歴史がある(Mergeで+35%・Shanghai Withdrawalで+40%・Dencunで+20%)」というパターンが参考になります。6月目標とすれば現在(4月中旬)はちょうど「6〜8週前」の位置に当たりますが、今回は地政学的逆風が歴史的前例と異なる変数として加わっています。

ZUU Web3 竹原
「SPAC上場は中止になったが、BlackRockの3億1,100万ドル流入は続いている」——大型IPOと機関ETFは同じ「機関参入」でも中身が違います。市場の入り口の種類が変わっているだけで、資金の方向性は変わっていません。

出典:CoinMarketCap(SPAC中止・ファンディングレート・4/12最新)Phemex(Glamsterdam前哨戦・ETH規制カタリスト分析)Bitcoin Ethereum News(TD Cowen$3,650目標・CLARITY法・週明け展望)


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

本日4月12日の地政学展開は「イスラマバード失敗→海軍封鎖宣言」という2段階でした。CoinDesk の4月12日午前2時5分(UTC)の速報によると、JD.Vance副大統領は土曜夜(米国時間)にイスラマバードのSerena Hotelで記者会見を開き、21時間の交渉が「合意なし(not reached an agreement)」で終了したと発表しました。ETHはこの発表直後に約2%下落し2,200ドル付近まで低下しました。続いてCoinDesk の4月12日午後2時16分(東部時間)更新では、トランプ大統領がTruth Socialに「米海軍が直ちにホルムズ海峡の封鎖を開始する」と投稿し、ETHはさらに下落圧力を受けました。

CryptoBriefingが伝えたトランプ大統領の発言の核心は「核問題がthe only point that really matteredだったが、イランはunyielding(妥協しない)だった」というもので、イスラマバード会談は形式上は終了しましたが、外交チャンネルの再開を完全に否定したわけでもありません。crypto.news(4月9日付)のBTC.TOP創業者・Jiang Zhuoer氏のETHショート論は注目に値します。「今回の米・イラン衝突は”スエズ運河の瞬間”であり、米国の覇権が弱まる転換点だ。イランが事実上ホルムズ海峡を支配し続け、米国がそれを黙認するシナリオを想定している」とJiang氏は述べており、「戦争駆動の相場反発は全てショート追加の機会」と断言しています。ただし同氏は「大規模戦闘再開の小確率シナリオ」も認めており、その場合の市場インパクトはさらに複雑な展開となりえます。

ETHにとっての「地政学からの独立性」を測る来週の試験台は明確です。4月16日のSEC円卓会議・CLARITY法マークアップ進捗・Kevin Warsh公聴会という規制材料が、ホルムズ封鎖という地政学逆風を相殺または凌駕できるかどうかです。CoinGapeが指摘する「CLARITY Act enters ‘Make It Or Break It’ Week」という表現は、XRPだけでなくETHにとっても「今週こそが2026年で最も重要な規制週間」であることを示しています。

ZUU Web3 竹原
「地政学とファンダメンタルズの綱引き」——これがETHの今の相場の本質です。来週の規制週間がホルムズ封鎖という逆風を上回るかどうか。4月13日月曜の東京市場開始が最初の答えを出します。

出典:CoinDesk(Vance会見・ETH−2%・4/12 UTC)CryptoBriefing(Trump封鎖宣言全文・核問題詳細)crypto.news(Jiang Zhuoer ETHショート論・スエズ運河アナロジー)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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