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価格・相場

2026年4月7日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月7日(火曜日)、イランが米国の停戦提案を正式に拒否しトランプ大統領が同日夜8時(東部時間)の最終期限を設定したことで、前日の停戦ラリーが一転。イーサリアム(ETH)はCoinDesk によると午前1時(東部時間)時点で2,113ドル台と小幅な修正にとどまっているものの、原油価格が115ドル台に急騰する中、今夜の地政学的展開次第で相場が大きく動く可能性のある極めて緊張感の高い局面を迎えています。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月7日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日のイーサリアム(ETH)最大の注目点は、前日(4月6日)にビットコイン(BTC)を上回る5.1%の上昇を記録した後、イランの停戦拒否報道を受けて上昇分の大半を吐き出した価格の推移です。Bloomberg は4月7日時点でETHが2.8%下落し2,104ドル近辺まで押し戻されたと報じており、CoinDesk では同日午前1時(東部時間)に2,113.67ドルという数値が確認されています。トランプ大統領は記者会見で「イランを一夜にして壊滅できる。その夜が明日かもしれない」と発言しており、今夜の東部時間午後8時という期限が本日の相場の最大の不確実性要因となっています。

一方でイーサリアム(ETH)固有のポジティブな動きも同時進行しています。4月6日付のBinanceリサーチ月次レポートでは、イラン紛争勃発からの32日間でイーサリアム(ETH)が累計+6%(ピーク時+22%)と、S&P500(−8%)・金(−13%)・銀(−22%)を大きく上回る「地政学的耐性」を発揮したと評価されました。また同日、UBS・ソシエテ・ジェネラル・フランス銀行といった主要機関が、合計12.5兆ドル規模のレポ市場をイーサリアム(ETH)ブロックチェーン上へ本格移行し始めているとCoinMarketCapが報じており、ETHが金融インフラの基幹として認知されつつある動きが加速しています。

ZUU Web3 竹原
「今夜の期限」という短期リスクと「機関投資家が本格採用するブロックチェーン」という長期価値の間で、イーサリアム(ETH)は今まさに綱引きを演じています。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)は「ニュースで動く相場」と「実力で評価される資産」の二面性が同時に現れています。[/speech_balloon>

停戦期待で急騰し、停戦拒否で急落する——このパターンがETHにも繰り返される中、「では停戦が実現したとき、ETHの本来の価値はどこにあるのか」という問いが改めて浮かび上がります。

本稿では価格動向・チャート概況、オンチェーンデータ、ファンダメンタルズ、地政学の4つの角度でその問いに向き合います。価格面では2,100ドル前後という「攻防ライン」での攻防が続いており、2,000〜2,150ドルが直近の重要レンジです。オンチェーン面では約3,880万ETHがステーキングされており、流通供給が構造的に絞られていること、Ethereum Foundationが70,000ETHのステーキング目標を完了したことが長期的な供給抑制要因として機能しています。ファンダメンタルズ面では、12.5兆ドルのレポ市場のオンチェーン移行、チャールズ・シュワブのETH直接取引参入、そして6月目標のGlamsterdamアップグレードが中期的な強気シナリオを支えています。今後24〜48時間の鍵は「トランプ大統領の期限後の行動」に集約されます。

イーサリアム(ETH)にはビットコイン(BTC)と異なる固有の上昇ドライバーが存在します。地政学リスクが解消され機関投資家マネーがリスクオンに傾いた場合、ETHはBTCより大きな反発を示す可能性があります。Binanceリサーチが示した「紛争32日間でETH+6%・ピーク+22%」という実績がその裏付けになっています。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

日本時間4月7日時点のデータでは、イーサリアム(ETH)はCoinDesk で4月7日午前1時(東部時間)時点で2,113.67ドル・24時間出来高82.4億ドルでした。CoinMarketCapでは本稿執筆時点で2,100.87ドル(前日比−1.08%)・24時間出来高174.5億ドルが確認されています。4月6日のセッションではTheStreetによると日中高値2,165ドルまで上昇した後、トランプ大統領の強硬発言を受けて2,143.67ドルまで反落しました。

チャート面では、4月6日に50日移動平均線(約2,127ドル)を奪回し、Crypto Timesによると日中高値が2,173ドルに達しています。この水準の維持が強気トレンド継続の鍵であり、本日の動揺で再び50日MAを下回るリスクが生じています。200日移動平均線は約2,059〜2,128ドル付近に位置しており、重要な下値サポートかつ過去の抵抗帯として機能しています。2,150〜2,243ドルが近辺の上値抵抗として意識されており、このゾーンを明確に上抜けるには地政学リスクの本格解消が必要とみられます。下方リスクとしては2,000ドル割れがあり、その下には1,960ドル・1,910ドルという強いサポート帯が控えています。

指標 数値 備考
現在価格(4/7) 約32万円(約$2,100〜$2,114) イラン停戦拒否で前日比−1〜2.8%
4/6 日中高値 約$2,165〜$2,173 停戦報道後(TheStreet・Crypto Times)
4/6 終値付近 約$2,113〜$2,143 Trump発言後に急反落
24時間出来高 約$82〜175億 CoinDesk/CoinMarketCap参照
主要上値抵抗 $2,150 / $2,243 複数回跳ね返されている水準
50日移動平均線 約$2,126〜$2,127 4/6に奪回・今日再び攻防中
200日移動平均線 約$2,059〜$2,128 重要な中期的強気・弱気分岐点
主要下値サポート $2,000 / $1,960 / $1,910 割れると加速的な下落リスク
時価総額 約$2,536億 時価総額ランキング2位
史上最高値 $4,953.73 2025年8月24日

ZUU Web3 竹原
50日移動平均線の奪回と喪失を繰り返している状況は、強気・弱気どちらかが決定的な優勢を確立できていないことを示しています。方向感が出るには「今夜の期限後の展開」待ちとなりそうです。

イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

CoinDesk によると、4月3日にEthereum Foundationは計93百万ドル相当のETHを単日でBeacon Chainにステーキングし、合計7万ETH(約1億4,300万ドル相当)というステーキング目標を達成しました。これによりFoundationは従来の「ETHを売って運営資金を捻出する」モデルから「ステーキング利回り(年間推定390〜540万ドル)で運営費を賄う」モデルへの転換を完了しています。この7万ETHのロックアップは流通供給の抑制要因として機能しています。

指標 数値(4月7日周辺) 備考
ステーキング総量 約3,880万ETH(約31.8%) 922,000以上のアクティブバリデーター
バリデーター入場待ち 約285万ETH(待機約49日) 需要過多を示す(Crypto Times)
ステーキング利回り(APR) 約2.74〜2.84% バリデーター数増加で低下傾向
Ethereum Foundation ステーキング完了 7万ETH(約$1.43億) 2025年2月発表・4月3日達成(CoinDesk)
日次アクティブアドレス 約44.6万件 紛争期間中も底堅い水準維持
日次トランザクション 約210万件 L1単体の処理数
DeFi TVL(エコシステム全体) 約$542億(L1) L2含むエコシステム全体はさらに大きい
取引所ETH残高 多年来の低水準(約1,490万ETH) 売り圧力が構造的に低下している(CoinMarketCap)

バリデーター入場待ち約285万ETHというデータは、新規にステーキングしたい参加者が多く供給が絞られ続けていることを示しています。取引所のETH残高が多年来の低水準であることと合わせると、中長期的な供給逼迫の構造が継続していることがわかります。

ZUU Web3 竹原
「Foundation自身がステーキングに回す」という決断は、短期的な売り圧力の消滅だけでなく、ETHの長期的な価値へのコミットを内外に示すシグナルとも読めます。

出典:CoinDesk(Ethereum Foundation ステーキング)Crypto Times(ステーキング・バリデーターデータ)


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

Binanceリサーチが4月6日に公表した2026年4月版マーケットレポートは、イーサリアム(ETH)にとって重要なマクロ的視点を提供しています。同レポートによると、イラン紛争勃発(2月28日)から32日間でETHは+6%(ピーク時+22%)と、S&P500(−8%)・金(−13%)・銀(−22%)を大幅にアウトパフォームしました。これはイーサリアム(ETH)が24時間365日取引可能という流動性特性を生かし、地政学リスク下でも「デジタル資産として安定した価値保存機能」を一定程度発揮していることを示しています。

本日の直近マクロ環境では、WTI原油が112〜114ドル台・ブレント原油が115.66ドルと急騰し、米ISMサービス指数がスタグフレーション的な内容を示したことで、Fedの利下げ観測が後退しています。これはETHを含むリスク資産全般への短期的な逆風となっています。一方で、CoinDesk によるとS&P500は4月7日時点でも小幅ながら上昇を維持しており(1月以来最長の連続上昇局面)、株式市場が「期限延長の可能性」を一定程度織り込んでいる様子が見て取れます。ETHは短期的には「高ベータのリスク資産」として振る舞いつつ、中期的には「金融インフラとしての価値」が評価され始めるという二面的な動きが続いています。

ZUU Web3 竹原
「金やS&Pを上回る耐性」という実績は、ETHが単なる投機資産を超えつつあることを示す重要なデータです。もちろん短期的なボラティリティはなお高く、今夜の展開には注意が必要です。

出典:Bitcoin Ethereum News(Binanceリサーチ・4月レポート)CoinDesk


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

4月6日、CoinMarketCapはUBS・ソシエテ・ジェネラル・フランス銀行(Banque de France)がイーサリアム(ETH)のパブリックブロックチェーン上でレポ取引を本格的に稼働させ始めたと報じました。レポ市場とは銀行が日々の流動性管理に使う12.5兆ドル規模の短期資金調達市場です。これまでの「パイロット・実験段階」から「本稼働」へと移行したことは、イーサリアム(ETH)が世界の基幹金融インフラとして機能し始めたことを意味します。同市場のわずか1%(1,250億ドル)がオンチェーンに移行するだけで、ETHへの需要は構造的に変わりうるとアナリストは指摘しています。

また、チャールズ・シュワブが2026年前半に予定するBTC・ETH直接取引サービス「Schwab Crypto」のQ2パイロット開始が近づいており、11.9兆ドルの運用資産を持つ同社の4,600万口座への窓口が間もなく開放されます。さらに、現物イーサリアムETFへのステーキング機能付与に関するSECの最終期限が4月中に設定されており、BlackRockがすでに申請済みです。承認されればETF保有者が直接ステーキング利回りを受け取れるようになり、ETHの魅力は大幅に向上するとみられます。

開発面では6月目標のGlamsterdamアップグレードが注目されています。ガス手数料の約78.6%削減・処理速度10倍(目標10,000TPS)・MEV改革という三位一体の刷新が計画されており、過去の主要アップグレード(The Merge・Shanghai等)前には60〜90%の事前上昇が見られたというパターンも意識されています。Ethereum Foundationはこの「Strawmap」と呼ばれるロードマップで、GlamsterdamとHegota(H2 2026)を含む2029年までの7回のアップグレードを計画しています。

ZUU Web3 竹原
中央銀行が実際にレポ取引をイーサリアム上で動かし始めた——これは「将来の話」ではなく「今起きていること」です。短期の価格変動に隠れがちですが、この変化は見逃せないと思います。

出典:Coin Turk(レポ市場のオンチェーン移行)CoinMarketCap(Ethereum最新情報)CoinDesk(Foundation staking)


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

本日4月7日のイーサリアム(ETH)相場を直接動かした最大の地政学イベントは、イランが米国の停戦提案を正式拒否したことです。CoinDesk によると、イランはパキスタンを通じて送付された45日間停戦案に対し「一時停戦ではなく恒久的な戦争終結、制裁解除、復興支援」という3条件を付けて拒否を表明。これを受けてトランプ大統領は「イランを一夜にして壊滅できる、その夜が明日かもしれない」と述べ、4月7日午後8時(東部時間)までにホルムズ海峡を開放しなければ電力インフラや橋を攻撃すると宣言しました。

この発言はETHを含む主要暗号資産に下押し圧力を与え、Bloombergによると一時2.8%の下落となりました。ただしMotley Foolが指摘するように、4月6日の段階で既にイランの拒否は想定内とみる市場参加者も多く、前日の停戦ラリーが過剰な楽観による「ポジションの巻き戻し」だったという指摘も出ています。sFOXのDiana Pires氏は「ファンダメンタルズの転換というよりも、ショートポジションがサイドを外れた結果の踏み上げだった」と分析しています。

一方でBinanceリサーチが指摘するように、イーサリアム(ETH)はイラン紛争の32日間を通じて金や株式を上回るパフォーマンスを示しており、中長期的には「地政学的耐性のあるデジタル資産」としての地位を着々と確立しています。今夜の期限後にトランプ大統領が攻撃を実行した場合は原油高→インフレ→利下げ後退という連鎖でETHにとって短期的な逆風となる可能性がある一方、期限延長や停戦合意となればリスクオン相場が本格化し、ETHがBTCを再びアウトパフォームするシナリオも十分考えられます。

ZUU Web3 竹原
今夜の期限は、相場の方向性を一気に決める可能性があります。どちらの展開になっても慌てず対応できるよう、自分のリスク許容度を改めて確認しておきたい局面です。

出典:CoinDeskMotley FoolBitcoin Ethereum News(Binanceリサーチ)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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