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価格・相場

イーサリアム(ETH)の週間相場|-4.2%、史上最高値から半値を割る(2026年10月12日〜18日)

イーサリアム(ETH)は2,427ドル近辺で週明けを迎えました。先週は米消費者物価指数を受けて2,337.78ドルまで下げ、前週の安値を割り込んでいます。一方で、次の大型更新が本番に一歩近づく日程が公表されました。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年10月19日 更新)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

イーサリアム(ETH)は2,427ドル近辺での推移となっています。先週の安値である2,337.78ドルからは約3.8%戻しました。

先週は、前回の記事で判定の目安としていた水準を割り込みました。前週の安値2,413.52ドルを下回り、10月15日の深夜に2,337.78ドルをつけています。10月9日の急落が持ち高の整理にとどまったのかという問いには、とどまらなかった、という答えが出ました。

きっかけは10月14日の米消費者物価指数です。総合は前年比3.7%の上昇で市場予想の3.6%を上回り、コアも前月比0.3%の上昇で予想の0.2%を超えました。発表直前から週間安値までの下落率は約6.6%で、ビットコイン(BTC)の約3.9%を大きく上回っています。

資金の流れも重い状態が続きました。Cointelegraphによると、米国の現物ETFからは先週1週間で約3億2,000万ドルが流出し、ビットコイン(BTC)の約2億2,900万ドルを上回っています。10月の累計では約9億5,500万ドルの流出です。

その一方で、技術面では前進がありました。10月16日、次の大型更新「グラムステルダム」が試験網フーディで稼働する日程が公表されています。前回の記事で「次の節目」としていた日程が、1週間で出た形です。

本日は戻しています。早朝5時ごろに2,335.57ドルまで下げる場面があり、ここは先週の安値をわずかに下回りました。その後は水準を切り上げ、前日比では約1.4%の上昇です。

ZUU Web3 竹原
価格は安値を更新し、技術は日程が決まりました。同じ週の出来事です。

イーサリアム(ETH)の先週1週間の値動き

先週も3銘柄のなかで下げが大きい側でした。10月12日の夕方に2,569.64ドルまで上昇したあと水準を切り下げ、15日の深夜には2,337.78ドルまで下げています。10月11日の2,500.47ドル近辺から18日の2,394.33ドル近辺まで、週間の騰落率は約4.2%の下落でした。

週間の値幅は、安値2,337.78ドルから高値2,569.64ドルまでの約9.9%です。ビットコイン(BTC)の約5.0%のほぼ2倍で、この関係は前週から続いています。

日付 終値 前日比 主な材料
10月12日(月) 約$2,540 約+1.6% 夕方に週間高値をつける
10月13日(火) 約$2,501 約-1.5% 物価統計を控えて水準を下げる
10月14日(水) 約$2,453 約-1.9% 消費者物価指数が予想を上回る
10月15日(木) 約$2,338 約-4.7% 深夜に週間安値。前週の安値を割り込む
10月16日(金) 約$2,456 約+5.1% 更新の日程公表。週間で最も大きく戻す
10月17日(土) 約$2,421 約-1.4% 戻りは続かず
10月18日(日) 約$2,394 約-1.1% 2,400ドルを割って週を終える

週の分岐点は10月14日の夜でした。消費者物価指数が発表された日本時間午後9時30分の直前は2,502.06ドルで推移していましたが、そこから約27時間かけて2,337.78ドルまで約6.6%下げています。

注目したいのは10月16日です。前日比で約5.1%上げ、週間で最も大きい上昇となりました。この日は更新の日程が公表された日と重なります。ただし翌17日と18日は続けて下げており、戻りは定着していません。

下げの背景にあったのは、この銘柄の外の環境です。ZUU onlineの「米ドル/円」は、10月15日の記事で「CPIの上振れを受けて約3週間ぶりに158.95円前後まで上昇」と伝え、その後は「米長期金利が低下に転じると158円台前半へ失速」と記しています。物価統計が金利の見通しを押し上げ、その上昇が続かなかったという流れです。

出典:ZUU online『米ドル/円 ―― 短期的な値動きはイベントに左右されることになりそうだ』(2026年10月15日)

ZUU Web3 竹原
日程が出た日に5%上げ、翌日から2日続けて下げました。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
技術の日程が決まった週に、なぜ史上最高値から半値を割ったのでしょうか。

先週、イーサリアム(ETH)は史上最高値からの下落率が約51%となりました。前週の約49%から広がり、半値を下回っています。

同じ週に、次の大型更新が本番へ一歩近づく日程が公表されました。この2つをどう読むかです。

まず、下げた理由は技術にはありません。10月14日の物価統計は3銘柄に同時に効いており、ビットコイン(BTC)もリップル(XRP)も同じ日から下げています。外の環境が売らせた週です。

そのうえで、イーサリアム(ETH)に固有の重さが2つありました。ひとつは値動きの大きさで、同じ材料でもビットコイン(BTC)のほぼ2倍振れます。もうひとつは資金の流出です。現物ETFからの流出額が週間でビットコイン(BTC)を上回りました。時価総額では5倍以上の差がある相手に、流出額で上回っています。

では、日程の公表はなぜ価格に残らなかったのか。公表された10月16日には約5.1%上げており、反応はありました。しかし翌日から2日続けて下げています。試験網での稼働は本番への段取りであり、本体の実施日はまだ決まっていません。材料としての射程が短い、ということだと考えられます。

ファンダメンタルズのセクションでは、公表された日程と中身を整理します。

この先の予定のセクションでは、今月末に集中する日程を確認します。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

2026年10月19日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は2,427ドル近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね38万4,000円前後の水準です(出典:CoinGecko・2026年10月19日時点)。

先週の値幅は、安値の2,337.78ドルから高値の2,569.64ドルまで、約9.9%でした。終値ベースでは安値2,337.78ドル、高値2,540.38ドルで、約8.7%になります。

時価総額は約2,963億ドルで、史上最高値からの下落率は約51%です。前週は約49%だったため、1週間で2.3ポイント広がり、半値を下回りました。

指標 数値 備考
直近の水準(10月19日) 約$2,427 約38万4,000円前後で推移
前日比 約+1.4% 10月18日の約$2,394から上昇
週間騰落率(10月12日〜18日) 約-4.2% ビットコイン(BTC)の約2.2倍
週間高値(終値ベース) 約$2,540 10月12日に記録
週間安値(終値ベース) 約$2,338 10月15日に記録
週間高値(ザラ場) 約$2,569.64 10月12日午後4時ごろに記録
週間の値幅 約9.9% ビットコイン(BTC)の約2.0倍
24時間の値幅 $2,335.57〜$2,427.11 約3.9%
上値抵抗 $2,430、次に$2,570 後者は10月12日の週間高値
下値サポート $2,335、次に$2,318 前者は本日早朝の安値
時価総額 約$2,963億 暗号資産で第2位
流通供給量 約1億2,209万ETH 発行上限はなし
史上最高値 $4,946.05 2025年8月24日に記録
史上最高値からの下落率 約-51% 前週の約-49%から悪化し半値を下回る

水準としては、本日早朝につけた2,335.57ドルが直近の下値のめどです。先週の安値2,337.78ドルをわずかに下回っており、下値の目安はここへ切り下がりました。

当面の判断材料は2,430ドルです。本日の高値圏にあたる水準で、ここを終値で超えられるかどうかが、戻りが続くかの目安になります。

ZUU Web3 竹原
史上最高値から半値を割りました。1年2か月での変化です。

イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

10月16日、イーサリアム財団は次の大型更新「グラムステルダム」を試験網フーディで稼働させる日程を公表しました。

項目 内容
稼働日時 2026年10月26日 17時42分48秒(協定世界時)/日本時間 10月27日 2時42分48秒
エポック 132,352
スロット 4,235,264
ガスリミット 同時に1ブロックあたり2億ガスへ引き上げ
含まれる変更 18件(ブロックの組み立てと提案の役割分離、処理内容の記録、手数料の計り方の見直しなど)
本体での実施日 まだ決まっていない

10月6日に稼働した試験網セポリアに続く、2つめの試験網です。段取りとしては、本番環境により近い場所での検証に進んだことになります。

ガスリミットは1ブロックで扱える処理量の上限を指します。これが2億へ上がれば、同じ時間により多くの取引を入れられる計算です。ただし処理量を増やせば、参加者が動かす機器への負荷も上がります。試験網で確かめているのは、まさにその負荷に耐えられるかどうかです。

注意したいのは、本体での実施日が今回も示されなかったことです。イーサリアム財団は、公表された記事のなかで本体の日程は未定としています。試験網の結果を見てから決まる流れは変わっていません。

出典:Ethereum Foundation『Glamsterdam Hoodi Testnet Announcement』(2026年10月16日)

ZUU Web3 竹原
試験網は2つめに進みました。それでも本体の日程は、まだ出ていません。

イーサリアム(ETH)のこの先の予定

今月末に日程が集中します。この銘柄にとっては、金融政策の会合と技術の節目が同じ週に重なります。

日付 内容 見るポイント
10月26日 グラムステルダムが試験網フーディで稼働 2億ガスの負荷に耐えられるか
10月27日〜28日 米連邦公開市場委員会 先週の物価統計を受けた判断
未定 本体での実施日の公表 フーディの結果を見てから決まる見込み

10月26日の稼働は、日本時間では27日の未明にあたります。問題が出れば本体の日程はさらに後ろへずれ、問題が出なければ本体の日程が決まる段階に入ります。

水準としては、本日早朝の2,335.57ドルを下回るかどうかが目安になります。前週の安値は1週間で割られており、同じことが続くなら下値のめどはさらに切り下がります。

ZUU Web3 竹原
10月27日は、技術の節目と金融政策の会合が重なります。

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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