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価格・相場

ビットコイン(BTC)の週間相場|-1.9%、物価統計で前週安値を割る(2026年10月12日〜18日)

ビットコイン(BTC)は8万2,000ドル台で週明けを迎えました。先週は10月14日の米消費者物価指数が市場予想を上回り、8万0,117ドルまで下げています。前週につけた8万0,652ドルを割り込みました。

目次

ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年10月19日 更新)

ビットコイン(BTC)の注目ポイント

ビットコイン(BTC)は8万2,000ドル台での推移となっています。先週の安値である8万0,117ドルからは約3.2%戻しました。

先週いちばん大きな意味を持ったのは、前週の安値を割り込んだことです。10月9日につけた8万0,652ドルは、買い持ちの決済が集中してできた水準でした。前回の記事では、ここを下回るかどうかが「あの下げが持ち高の整理にとどまったか」の目安になると書いています。

答えは出ました。下回っています。持ち高の整理だけでは説明がつかず、売りの圧力そのものが残っていたことになります。

きっかけは10月14日の米消費者物価指数です。総合は前年比3.7%の上昇で、市場予想の3.6%を上回りました。食品とエネルギーを除いたコアも前月比0.3%の上昇で、予想の0.2%を上回っています。発表後の3時間でビットコイン(BTC)は約1.8%下げ、翌15日の深夜に週間安値をつけました。

本日は戻す動きが続いています。早朝5時ごろに8万0,814ドルまで下げたあと水準を切り上げ、前日比では約1.5%の上昇です。先週の安値8万0,117ドルは、本日はまだ試していません。

上値として意識されるのは8万2,700ドル、次に先週の高値である8万4,154ドルです。下値は8万0,814ドル、次に8万0,117ドルになります。

ZUU Web3 竹原
先週の問いには答えが出ました。持ち高の整理だけではありませんでした。

ビットコイン(BTC)の先週1週間の値動き

先週は、週の入りで高値をつけたあと下げ、週の半ばに底を打つ展開でした。10月12日の夕方に8万4,154ドルまで上昇したあと水準を切り下げ、15日の深夜には8万0,117ドルまで下げています。10月11日の8万3,004ドル近辺から18日の8万1,455ドル近辺まで、週間の騰落率は約1.9%の下落でした。

週間の値幅は、安値8万0,117ドルから高値8万4,154ドルまでの約5.0%です。前週の約7.4%からは縮みましたが、前々週の約1.6%と比べれば大きい水準が続いています。

日付 終値 前日比 主な材料
10月12日(月) 約$82,909 約-0.1% 夕方に週間高値をつけたあと押し戻される
10月13日(火) 約$83,196 約+0.3% 物価統計を控えて小動き
10月14日(水) 約$82,332 約-1.0% 消費者物価指数が予想を上回る
10月15日(木) 約$80,117 約-2.7% 深夜に週間安値。前週の安値を割り込む
10月16日(金) 約$81,961 約+2.3% 週間で最も大きく戻す
10月17日(土) 約$81,407 約-0.7% 週末で参加者は限られる
10月18日(日) 約$81,455 約+0.1% 8万1,000ドル台で週を終える

週の分岐点は10月14日の夜でした。消費者物価指数が発表された日本時間午後9時30分の直前は8万3,391ドルで推移していましたが、その後3時間で8万1,869ドルまで約1.8%下げています。そこから下げが続き、15日の深夜に週間安値の8万0,117ドルをつけました。発表直前から安値までの下落率は約3.9%です。

注目したいのは、この下げが1時間に集中したものではなかったことです。前週10月9日の急落は1時間で約2.0%動きましたが、今回は約27時間かけて約3.9%下げています。買い持ちがまとめて決済された動きではなく、発表内容を受けて持ち高を減らす売りが続いた形です。

資金の流れも同じ方向でした。Cointelegraphによると、米国の現物ETFからは先週1週間で約2億2,900万ドルが流出し、2週続けての流出となっています。

戻りは10月16日に出ました。前日比で約2.3%上げ、週間では最も大きい上昇幅です。ただし週初の8万4,154ドルには届かず、週末まで8万1,000ドル台で推移しています。

ZUU Web3 竹原
1時間で2%と、27時間で3.9%。同じ下げでも中身が違います。

ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
前週より下げ幅は小さいのに、安値は更新しました。どちらが実態でしょうか。

先週の週間騰落率は約1.9%の下落で、前週の約2.6%より小さくなりました。数字だけ見れば、下げは和らいだように見えます。

しかし安値は更新しています。前週の8万0,652ドルに対し、先週は8万0,117ドルです。週間の下げ幅が縮んだのに、相場が到達した最も低い水準は下がった。この2つは矛盾しません。週の入りの位置が違うからです。

より重要なのは、下げ方の質が変わったことです。前週の急落は1時間に集中し、レバレッジをかけた買い持ちの決済が原因でした。この種の下げは、終わればすぐ戻ります。実際、前週は3日で下げ幅の約51%を取り戻しました。

先週は違います。27時間かけてじりじりと下げ、ETFからも2週続けて資金が出ました。これは持ち高を減らす判断が続いたということで、原因が消えなければ水準は戻りません。

ただし悲観に寄りすぎるのも正確ではありません。10月16日には週間で最大の戻りが出ており、売り一色だったわけではないからです。相場は材料を消化しながら、8万1,000ドル台で落ち着きどころを探している状態だと考えられます。

価格動向のセクションでは、先週つくった水準と足元の位置関係を整理します。

マクロ環境のセクションでは、消費者物価指数が金利の見通しをどう変えたのかを見ます。

この先の予定のセクションでは、今月末に集中する日程を確認します。


ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況

2026年10月19日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は8万2,710ドル近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,308万円前後の水準です(出典:CoinGecko・2026年10月19日時点)。

先週の値幅は、安値の8万0,117ドルから高値の8万4,154ドルまで、約5.0%でした。終値ベースでは安値8万0,117ドル、高値8万3,196ドルで、約3.8%になります。

時価総額は約1兆6,616億ドルで、史上最高値からの下落率は約34%です。前週とほぼ同じ水準で、1週間での変化は0.7ポイントにとどまりました。

指標 数値 備考
直近の水準(10月19日) 約$82,710 約1,308万円前後で推移
前日比 約+1.5% 10月18日の約$81,455から上昇
週間騰落率(10月12日〜18日) 約-1.9% 3銘柄で最も浅い下げ
週間高値(終値ベース) 約$83,196 10月13日に記録
週間安値(終値ベース) 約$80,117 10月15日に記録
週間高値(ザラ場) 約$84,154 10月12日午後4時ごろに記録
週間の値幅 約5.0% 前週の約7.4%から縮小
24時間の値幅 $80,814〜$82,710 約2.3%
上値抵抗 $82,700、次に$84,154 後者は10月12日の週間高値
下値サポート $80,814、次に$80,117 後者は先週の安値
時価総額 約$1.662兆 暗号資産で第1位
流通供給量 約2,009万BTC 上限は2,100万BTC
史上最高値 $126,080 2025年10月6日に記録
史上最高値からの下落率 約-34% 前週とほぼ同水準

水準としては、8万0,117ドルが先週つくった下値のめどになります。前週の8万0,652ドルを割ったことで、下値の目安はここへ切り下がりました。

当面の判断材料は8万2,700ドルです。本日の高値にあたる水準で、ここを終値で超えられるかどうかが、戻りが続くかの目安になります。

ZUU Web3 竹原
下値のめどは8万0,652ドルから8万0,117ドルへ。切り下がりました。

ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動

先週の下落は、消費者物価指数という1つの材料で説明がつきます。

10月14日に発表された9月の米消費者物価指数は、総合が前年比3.7%の上昇で市場予想の3.6%を上回りました。コアは前月比0.3%の上昇で、こちらも予想の0.2%を上回っています。

物価の伸びが予想を超えると、金融引き締めを続ける必要性が意識されます。金利が高いままなら、利息を生まないビットコイン(BTC)のような資産には逆風です。発表直後に下げたのは、この経路が働いたためです。

為替にも同じ動きが出ました。ZUU onlineの「米ドル/円」は、10月15日の記事で「CPIの上振れを受けて約3週間ぶりに158.95円前後まで上昇」と伝えています。物価の上振れがドル買いにつながった形です。

ただし同記事は、その後の展開も記しています。「米長期金利が低下に転じると158円台前半へ失速」。金利の上昇が続かなかったことを示しており、ビットコイン(BTC)が10月16日に週間で最大の戻りを見せたことと時期が重なります。

整理すると、物価統計が金利の見通しを押し上げて相場を下げ、金利の上昇が続かなかったことで下げ止まった、という流れです。前週は原油と利回りが主役でしたが、先週は物価統計そのものが動かしました。

出典:ZUU online『米ドル/円 ―― 短期的な値動きはイベントに左右されることになりそうだ』(2026年10月15日)

ZUU Web3 竹原
下げたのは物価、止めたのは金利。別々に見てください。

ビットコイン(BTC)のこの先の予定

今月末に日程が集中します。先週の下げが物価と金利を通じた動きだったことを踏まえると、金融政策の会合が最大の材料です。

日付 内容 見るポイント
10月27日〜28日 米連邦公開市場委員会 先週の物価統計を受けた判断
10月26日 イーサリアムの大型更新が試験網フーディで稼働 暗号資産全体の地合いに影響しうる
10月27日〜29日 リップル社の年次イベント 同上

注目は10月27日から28日の会合です。先週の消費者物価指数が予想を上回ったことで、引き締めを続ける見方が強まっています。

水準としては、先週の安値である8万0,117ドルを下回るかどうかが目安になります。前週の安値は1週間で割られました。同じことが繰り返されるなら、下値のめどはさらに切り下がります。

ZUU Web3 竹原
2週続けて安値が切り下がるかどうか。そこが分かれ目です。

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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