リップル(XRP)は$1.49近辺まで下落し、$1.50を割り込みました。中東情勢の緊迫を受けた売りが広がる一方、台帳では9月29日、10月1日、10月5日と日程が続きます。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月28日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.49近辺で推移しています。前日の$1.52近辺から約2%の下落となりました。
$1.50という節目を割り込んでいます。9月23日以降は$1.50台での推移が続いていましたが、下回りました。
きっかけは中東情勢です。大統領がイランの提案した7日間の計画を拒否し、和平への期待が後退しました。
原油高、ドル高、金利上昇という三つの逆風が重なっています。値動きの大きいこの銘柄は、影響を受けやすい状況です。
一方、台帳では日程が続きます。明日9月29日には、複数の手続きをまとめて実行できる仕組みが有効化される可能性があります。
10月1日には預託契約からの解放、10月5日には権限を委譲できる機能の有効化が控えています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



9月29日、10月1日、10月5日と続く日程は、この銘柄にとってどんな意味を持つのでしょうか。
性質が異なります。9月29日と10月5日は台帳の機能追加で、企業の利用を後押しする変更です。一方、10月1日は預託契約からの解放で、供給が増える日にあたります。前者は需要側、後者は供給側の材料です。
価格動向のセクションでは、割り込んだ節目と、下値の目安を整理します。
ファンダメンタルズのセクションでは、3つの日程の中身を取り上げます。
地政学・国際情勢のセクションでは、和平をめぐる動きと、金利への経路に触れます。
機能の追加が需要を生むには時間がかかります。一方、供給の増加は当日から効きます。効き方の速さが違う点は、意識しておく価値があります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月28日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.49近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね238円前後の水準です。
$1.50という節目を割り込んでいます。9月23日以降は$1.50台での推移が続いていました。
時価総額は約937億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約59%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月28日) | 約$1.49 | 約238円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.52近辺から約2%安 | $1.50の節目を割り込む |
| 9月23日以降のレンジ | $1.50〜$1.66 | その下限を下回る |
| 上値抵抗 | $1.50、次に$1.56 | 後者は200日指数平滑移動平均 |
| 下値サポート | $1.4515、次に$1.4335 | 後者を割ると上抜けが無効に |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$1.56 | 6日続けて越えられず |
| 年初来の変動率 | 約-17% | 9月の戻りでもマイナス圏 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000179 BTC | 前日の約0.0000181から低下 |
| 参考:ビットコイン(BTC) | $83,450近辺 | 約0.7%の下落 |
| 参考:イーサリアム(ETH) | $2,680近辺 | 約0.3%の下落 |
| 時価総額 | 約937億ドル | 暗号資産で第5位 |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,490億ドル | 現在との差は約553億ドル |
| 流通供給量 | 62,879,209,849XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-59% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
下落率は主要3銘柄のなかで最も大きくなりました。ビットコイン(BTC)の約0.7%、イーサリアム(ETH)の約0.3%を上回っています。
下値では$1.4515、その先に$1.4335が目安です。後者を終値で割り込むと、9月の上抜けが無効になるとの見方が出ています。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
1週間のうちに、3つの日程が並びます。まず明日9月29日には、複数の手続きをまとめて実行できる仕組みが有効化される可能性があります。
資産の移転と支払いを、同時に成立させるか同時に取り消すかを選べる仕組みです。片方だけが成立する事態を避けられるため、業務での利用に向いています。
10月5日には、別の機能も控えます。企業が他の口座に限られた権限を与えられる仕組みで、支払いの実行や顧客の承認だけを任せられるようになります。
いずれも、機関投資家や企業の利用を想定した変更です。ただし、機能の追加が需要に直結するとは限りません。
10月1日には、預託契約から10億XRPが解放されます。過去の例では6億から8億XRPが再び預けられるため、市場に加わるのは2億から4億XRPです。
現在の価格では、約3億ドルから6億ドル相当にあたります。需要側の材料と供給側の材料が、同じ週に並ぶ形です。



リップル(XRP)と地政学・国際情勢
中東情勢が、再び相場を動かしています。大統領がイランの提案した7日間の計画を拒否し、和平への期待が後退しました。
原油価格は上昇しています。9月上旬には1バレル100ドルを超え、その後いったん下げましたが、再び上昇に転じました。
ドル高と米国債の利回り上昇も重なりました。利息を生まない資産には、三つの逆風が同時に吹いた形です。
この銘柄は、こうした材料に対して他の銘柄より大きく反応してきました。時価総額がビットコイン(BTC)の約18分の1にとどまるためです。
実際、本日の下落率は主要3銘柄で最も大きくなりました。値動きの大きさが、そのまま表れています。
原油は9月を通じて上下を繰り返してきました。和平の進展と後退が交互に伝えられており、単独で見通しを立てにくい材料です。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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