ビットコイン(BTC)は$83,450近辺まで下落しました。大統領がイランの提案した7日間の計画を拒否したことで原油が上昇し、ドル高と金利上昇が重なって、利息を生まない資産に売りが出ています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月28日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$83,450近辺で推移しています。前日の$84,027近辺から約0.7%の下落となりました。
本日の取引開始時は$84,457でした。そこから水準を切り下げており、下落が続いています。
きっかけは中東情勢です。大統領がイランの提案した7日間の計画を拒否し、和平への期待が後退しました。
原油価格は上昇しています。ドル高と米国債の利回り上昇も重なり、利息を生まない資産には逆風が三つ揃った形です。
金も同じ影響を受けています。暗号資産と貴金属の両方に、売りが出ている状況です。
それでも1カ月前の$77,854からは約7%高い水準です。9月の戻りは、なお大きく残っています。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



ドル高、金利上昇、原油高という三つが同時に起きたとき、この銘柄はなぜ売られるのでしょうか。
ドルが強ければドル建ての資産は割高になり、金利が上がれば利息を生まない資産の魅力は薄れます。原油高は物価を押し上げ、引き締めが長引く見通しにつながります。三つとも、同じ方向に働きます。
価格動向のセクションでは、下落した水準と、下値の目安を整理します。
地政学・国際情勢のセクションでは、和平をめぐる動きと、原油への影響を取り上げます。
マクロ環境との連動のセクションでは、ドルと金利の動きに触れます。
ただし、三つの逆風はいずれも中東情勢に端を発しています。根が一つであれば、状況が変われば同時に和らぐ可能性もあります。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年9月28日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$83,450近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,330万円前後の水準です。
本日の取引開始時は$84,457でした。そこから約1%下げており、下落が続いています。
時価総額は約1兆6,770億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約34%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月28日) | 約$83,450 | 約1,330万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $84,027近辺から約0.7%安 | 中東情勢を受けて下落 |
| 本日の取引開始時 | $84,457 | そこから約1%の下落 |
| 1カ月前との比較 | $77,854から約+7% | 9月の戻りは維持 |
| 1年前との比較 | $112,219から約-26% | 中長期では調整局面が続く |
| 9月23日の高値 | $87,300 | この局面での最高値 |
| 上値抵抗 | $86,000、次に$87,300 | 前者は市場が意識する水準 |
| 下値サポート | $82,000、次に$80,000 | 前者は9月22日に上抜けた壁 |
| 20日指数平滑移動平均 | 約$79,477 | 現在値は約5%上回る |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$73,614 | 現在値は約13%上回る |
| 市場全体に占める比率 | 約61% | 資金の集中が続く |
| 時価総額 | 約$1.677兆 | 前日の約$1.688兆から減少 |
| 流通供給量 | 約2,009万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-34% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
下値では$82,000が目安です。9月22日に上抜けた水準で、今のところ守られています。
1カ月前からは約7%高い一方、1年前からは約26%低い水準です。期間によって見え方が大きく異なります。



ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢
中東情勢が、再び相場を動かしています。大統領がイランの提案した7日間の計画を拒否し、和平への期待が後退しました。
原油価格は上昇しています。9月上旬には1バレル100ドルを超え、その後いったん下げましたが、再び上昇に転じました。
米国とイランの軍事衝突は、9月に入って再燃しました。ホルムズ海峡付近での輸送に影響が続いており、供給への懸念は解消されていません。
原油の上昇は、輸送費を通じて幅広い品目の価格に反映されます。金融政策では下げられない種類の物価上昇です。
この影響は、金融政策の見通しにも及びます。物価の圧力が続けば、引き締めを続ける必要性が残るためです。
9月を通じて、原油は上下を繰り返してきました。和平の進展と後退が交互に伝えられており、単独で見通しを立てにくい材料となっています。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
三つの逆風が同時に吹いています。ドル高、米国債の利回り上昇、そして原油高です。
ドルが強ければ、ドル建ての資産は他の通貨から見て割高になります。買いが入りにくくなる要因です。
利回りの上昇も響きます。安全な資産で得られる収益が増えるため、利息を生まないこの銘柄の相対的な魅力は薄れます。
9月16日の会合では、政策金利が0.25%引き上げられました。年内にもう一度の利上げも示唆されています。
金も同じ影響を受けています。暗号資産と貴金属の両方が売られており、この銘柄に固有の材料ではないことが分かります。
次の会合は10月27日から28日です。それまでに9月の雇用統計と物価指標が発表され、利上げの時期を占う材料となります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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