イーサリアム(ETH)は$2,670近辺まで上昇し、$2,550を上抜けた後も水準を切り上げています。1週間後の9月28日には、年内に予定される大型の更新が公開の試験網で有効化される見通しです。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月21日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,670近辺で推移しています。前日の$2,616近辺から約2.1%の上昇となりました。
$2,550の壁を上抜けた後も、水準を切り上げています。9月11日につけた$2,663も上回り、2月上旬以来の高値圏に入りました。
ビットコイン(BTC)は$81,400近辺でほぼ横ばいでした。この銘柄の上昇率が上回っており、ETH/BTC比率も改善しています。
技術面の日程も近づいています。9月28日には、年内に予定される大型の更新が公開の試験網で有効化される見通しです。
金融機関の参入も続いています。欧州の大手銀行が近く始める暗号資産の保管業務では、この銘柄も対象に含まれるとされています。
次の目安は$2,920です。週足の戻りの水準にあたり、現在値から約9%上の位置にあります。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



価格が2月以来の水準まで戻すなかで、大型の更新が試験網での有効化を控えていることは、どう受け止めればよいでしょうか。
更新の日程は、それ自体が価格を動かす材料とは限りません。ただし試験網で問題なく動けば、本体への適用の見通しが固まります。逆に不具合が見つかれば、日程が後ろ倒しになる可能性があります。
価格動向のセクションでは、切り上げた水準と、上値の目安を整理します。
ファンダメンタルズのセクションでは、更新の中身と、金融機関の参入を取り上げます。
マクロ環境との連動のセクションでは、次の金融政策の会合までの論点に触れます。
技術の進展は、長い時間をかけて効いてきます。短期の値動きとは分けて、日程ごとに確認しておく価値があります。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年9月21日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,670近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね43万円前後の水準です。
9月20日の早い時間には$2,583近辺で推移していました。その後に水準を切り上げ、9月11日の高値$2,663を上回っています。
時価総額は約3,259億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約46%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月21日) | 約$2,670 | 約43万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,616近辺から約2.1%高 | 2月上旬以来の高値圏 |
| 9月11日の高値 | $2,663 | 現在値はこれを上回る |
| 上値抵抗 | $2,700、次に$2,920 | 後者は週足の戻りの目安 |
| 下値サポート | $2,550、次に$2,434 | 後者は20日指数平滑移動平均 |
| $2,920までの距離 | 約9% | 週足の次の目標 |
| ETH/BTC比率 | 約0.0328 BTC | 前日の約0.0322から上昇 |
| 参考:ビットコイン(BTC) | 約$81,407 | 前日からほぼ横ばい |
| 52週レンジ | $1,507.60〜$4,752.44 | 現在値は中間より下 |
| 時価総額 | 約$3,259億 | 前日の約$3,193億から増加 |
| 流通供給量 | 約1億2,206万ETH | 発行上限の定めはなし |
| 史上最高値からの下落率 | 約-46% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
9月11日の$2,663を上回ったことで、9月の高値を更新しました。$2,550の上抜けに続き、戻りの勢いが保たれている形です。
下値では$2,550が最初の目安です。8月下旬から繰り返しはね返されてきた水準で、今度は支えとして機能するかが問われます。



イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
年内に予定される大型の更新が、次の段階へ進みます。9月28日には、公開の試験網で有効化される見通しです。
この試験網で問題なく動けば、本体への適用に向けた準備が進みます。本体への適用は第4四半期が想定されています。
更新の中身は、処理能力の向上です。ブロックを提案する役割と組み立てる役割を分離する仕組みと、事前に参照先を宣言する仕組みが含まれます。取引を並行して処理できるようになり、ブロックあたりの処理量を大きく引き上げる狙いです。
ただし日程は動く可能性があります。試験網で不具合が見つかれば、本体への適用が後ろ倒しになることもありえます。
金融機関の参入も続いています。欧州の大手銀行が近く始める機関投資家向けの保管業務では、この銘柄とビットコイン(BTC)に加え、主要なステーブルコインも対象に含まれるとされています。
ステーブルコインの多くは、このネットワーク上で発行されています。金融機関の受け皿が整うほど、基盤としての利用も広がりやすくなります。



イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
9月16日の会合で、政策金利が0.25%引き上げられました。誘導目標は3.75%から4.00%となり、2023年7月以来の利上げです。
見通しを示す図では、年内にもう一度の利上げが示唆されました。18人のうち16人が少なくとも1回、4人が2回を見込んでいます。
次の会合は10月27日から28日です。その後、12月にも会合が予定されており、年内に2回の判断の機会があります。
この銘柄にとって、金利の上昇は他の銘柄以上に響きます。ステーキングによる年2%台の利回りが、安全資産の利回りと直接比較されるためです。
それでも価格は戻しました。法案の否決と利上げという二つの材料が出そろい、不確かさが一つ解消されたことが背景とみられます。
10月の会合までには、9月の雇用統計と物価指標が発表されます。金利の見通しを左右する数字として、確認しておきたい材料です。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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