イーサリアム(ETH)は$2,628近辺まで急騰し、24時間で約7.4%高となりました。$2,550という繰り返しはね返されてきた壁を上抜けており、$2,643まで到達しています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月19日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,628近辺で推移しています。前日の$2,445近辺から約7.5%の上昇となりました。
24時間の高値は$2,643.34、安値は$2,435.96でした。値幅は約8.5%で、大きく振れています。
注目すべきは、$2,550を上抜けた点です。50週移動平均が位置する$2,542近辺は、8月下旬から繰り返しはね返されてきた水準でした。
ビットコイン(BTC)も$80,000を回復しました。9月上旬以来の水準で、市場全体が戻しています。
資金の流れには注意も必要です。上場商品からは2日間で3億6,600万ドルが引き揚げられました。
その一方で、大口は下げた場面で買い集めています。資金の出入りと大口の動きが、逆を向いた状態です。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



上場商品から2日間で3億6,600万ドルが流出するなかで、価格が7%以上上昇したのはなぜでしょうか。
大口が下げた場面で買い集めたためとされています。制度を通じた資金が抜ける一方、直接の買い手が入れ替わった構図です。参加者の層が変わったことになります。
価格動向のセクションでは、上抜けた水準と、次の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、資金の流れと、大口の動きを取り上げます。
マクロ環境との連動のセクションでは、利上げ後の環境に触れます。
上場商品の資金は、まとまった規模で動きます。大口の買いが続くかどうかで、この上昇の性質も見えてきます。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年9月19日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,627.89で取引されていました。日本円に換算すると、おおむね42万円前後の水準です。
24時間の高値は$2,643.34、安値は$2,435.96でした。値幅は約8.5%です。
時価総額は約3,208億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約47%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月19日) | $2,627.89 | 約42万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,445近辺から約7.5%高 | 24時間では約7.4%の上昇 |
| 24時間高値 | $2,643.34 | $2,550の壁を上抜け |
| 24時間安値 | $2,435.96 | 値幅は約8.5% |
| 上抜けた水準 | $2,542〜$2,550 | 50週移動平均が位置する帯 |
| 上値抵抗 | $2,700、次に$2,920 | 後者は市場が意識する目標 |
| 下値サポート | $2,542、次に$2,438 | 前者は抵抗から支えへ転換 |
| 参考:ビットコイン(BTC) | $80,000を回復 | 9月上旬以来の水準 |
| ETH/BTC比率 | 約0.0328 BTC | 前日の約0.0320から上昇 |
| 24時間出来高 | 約232億6,000万ドル | 前日から大幅に増加 |
| 時価総額 | 約$3,208億 | 前日の約$2,985億から増加 |
| 流通供給量 | 約1億2,206万ETH | 発行上限の定めはなし |
| 史上最高値からの下落率 | 約-47% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
$2,542から$2,550の帯は、50週移動平均が位置する水準です。8月下旬から繰り返しはね返されてきただけに、上抜けは意味のある変化といえます。
この水準は、今度は支えとして機能する可能性があります。上値では$2,700、その先に市場が意識する$2,920が目安となります。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
資金の流れと大口の動きが、逆を向いています。上場商品からは2日間で3億6,600万ドルが引き揚げられました。
9月15日の法案否決を受けた流出が、翌日以降も続いた形です。制度を通じた資金は、いったん様子見に入っています。
一方、大口は下げた場面で買い集めました。この動きが、今回の上昇を支えた要因とされています。
供給の面でも締まりが続きます。取引所の在庫は約1,460万ETHと2016年以来の低水準にあり、ステーキングには約4,300万ETHが預けられています。
合わせると、流通供給の半分近くが市場に出にくい状態です。売却できる量が少ないほど、値動きは大きくなりやすくなります。
実際、24時間の値幅は約8.5%に達しました。前日の値幅からは大きく広がっています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 上場商品からの流出 | 2日間で3億6,600万ドル | 否決を受けた動きが継続 |
| 大口の動き | 下げた場面で買い集め | 上昇を支えた要因とされる |
| 取引所の保有量 | 約1,460万ETH | 2016年以来の低水準 |
| ステーキング済みのETH | 約4,300万ETH | 流通供給の約35% |
| 24時間の値幅 | 約8.5% | 供給の細りが振れ幅を拡大 |
| 24時間出来高 | 約232億6,000万ドル | 前日から大幅に増加 |
| 流通供給量 | 約1億2,206万ETH | 消却設計でわずかに減少方向 |



イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
9月16日の会合で、政策金利が0.25%引き上げられました。誘導目標は3.75%から4.00%となり、2023年7月以来の利上げです。
この銘柄にとって、金利の上昇は他の銘柄以上に響きます。ステーキングによる年2%台の利回りが、安全資産の利回りと直接比較されるためです。
それでも上昇したのは、材料の通過による安心感が大きかったとみられます。法案の否決と利上げという二つの不確かさが、いずれも結果として出そろいました。
ビットコイン(BTC)も$80,000を回復しています。9月上旬以来の水準で、市場全体でリスクを取る動きが戻りました。
ただし、物価への圧力は続いています。軽油の価格が過去最高を記録しており、輸送費を通じて幅広い品目に影響が及びやすい状況です。
次の会合は12月です。それまでは、物価と雇用の指標が一つずつ確認されていくことになります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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