イーサリアム(ETH)は$2,445近辺まで戻し、24時間で約1.8%高となりました。取引所の在庫は1,460万ETHと2016年以来の低水準にあり、市場に出回る量が構造的に減り続けています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月18日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,445近辺で推移しています。前日の$2,376近辺から約2.9%の上昇となりました。
利上げを通過し、下げ止まっています。7日間では約1.5%の下落で、市場全体の約2.1%安を上回りました。
供給の面では、締まりが続いています。取引所の在庫は約1,460万ETHまで減り、2016年以来の低水準です。
ステーキングには約4,300万ETHが預けられており、流通供給の約35%にあたります。合わせると、市場に出回る量は限られた状態です。
ネットワークの利用も高い水準を保っています。直近24時間の手数料は約42万6,411ドル、プロトコル収益は約8万1,511ドルでした。
第2四半期の処理件数は2億390万件で、前年から68.4%増えました。平均の処理能力は過去最高に達しています。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



第2四半期の処理件数が前年から68.4%増えているのに、価格は年初来で約18%下げています。この差は何を示しているのでしょうか。
利用の拡大が価格に反映されるまでには、時間がかかります。手数料として消却される量は増えますが、供給全体に対する比率は小さく、金利のような外部要因のほうが短期では強く効きます。
価格動向のセクションでは、戻した水準と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、取引所の在庫と、利用の拡大を取り上げます。
マクロ環境との連動のセクションでは、利上げの内容と、今後の見通しに触れます。
利用の拡大は、長い時間をかけて効いてきます。短期の値動きと分けて追っておくことが、判断の助けになります。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年9月18日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,445近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね39万円前後の水準です。
24時間では約1.8%の上昇です。利上げを通過し、下げ止まった形となっています。
時価総額は約2,985億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約51%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月18日) | 約$2,445 | 約39万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,376近辺から約2.9%高 | 24時間では約1.8%の上昇 |
| 7日間変動率 | 約-1.5% | 市場全体は約2.1%安 |
| 30日間変動率 | 約+27.2% | 8月の急騰分は維持 |
| 年初来の変動率 | 約-18% | 中期では調整局面が続く |
| 市場が意識する帯 | $2,363〜$2,567 | この範囲での推移が続く |
| 上値抵抗 | $2,567、次に$2,700 | 前者を抜けると視界が開ける |
| 下値サポート | $2,363、次に$2,200 | 前者を割ると調整が深まる |
| 52週レンジ | $1,507.60〜$4,752.44 | 現在値は下限寄りの位置 |
| ETH/BTC比率 | 約0.0320 BTC | 前日の約0.0314から上昇 |
| 24時間出来高 | 約160億ドル | 売買は活発な水準 |
| 市場全体に占める比率 | 約11.02% | 24時間で0.64ポイント上昇 |
| 時価総額 | 約$2,985億 | 前日の約$2,900億から増加 |
| 流通供給量 | 122,056,010ETH | 発行上限の定めはなし |
| 史上最高値からの下落率 | 約-51% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
市場では$2,363から$2,567の帯が意識されています。上抜ければ視界が開ける一方、下限を割り込むと調整が深まる形です。
ETH/BTC比率は約0.0320まで戻しました。前日の約0.0314から上昇しており、ビットコイン(BTC)に対する優位が回復しています。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
取引所の在庫が、2016年以来の低水準にあります。取引所が保有するETHは約1,460万ETHまで減りました。
ステーキングには約4,300万ETHが預けられており、流通供給の約35%にあたります。合わせると、市場に出回る量は限られた状態です。
この構造は、値動きを大きくする要因になります。売却できる量が少ないほど、少ない売買で価格が動きやすくなるためです。
ネットワークの利用は高い水準を保っています。直近24時間の手数料は約42万6,411ドル、プロトコル収益は約8万1,511ドルでした。8月上旬の4万ドル前後からは10倍を超える増加です。
処理件数も伸びています。第2四半期の基盤側の処理は2億390万件で、前年から68.4%増えました。平均の処理能力は過去最高に達しています。
一方、資金の流れは弱含みでした。9月15日には、ビットコイン連動と合わせた上場商品から5億9,200万ドルが流出しています。数カ月で最大の規模です。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 取引所の保有量 | 約1,460万ETH | 2016年以来の低水準 |
| ステーキング済みのETH | 約4,300万ETH | 流通供給の約35% |
| 24時間ネットワーク手数料 | 約42万6,411ドル | 8月上旬の10倍超 |
| 24時間プロトコル収益 | 約8万1,511ドル | 利用は活発な水準 |
| 第2四半期の処理件数 | 2億390万件 | 前年から68.4%増 |
| 9月15日の資金流出 | 5億9,200万ドル | ビットコイン連動との合計 |
| 流通供給量 | 122,056,010ETH | 消却設計でわずかに減少方向 |



イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
9月16日の会合で、政策金利が0.25%引き上げられました。誘導目標は3.75%から4.00%となり、2023年7月以来の利上げです。
見通しを示す図では、年内にもう一度の利上げが示唆されました。18人のうち16人が少なくとも1回、4人が2回を見込んでいます。
この銘柄にとって、金利の上昇は他の銘柄以上に響きます。ステーキングによる年2%台の利回りが、安全資産の利回りと直接比較されるためです。
物価への圧力も続いています。軽油の価格が過去最高を記録しており、輸送費を通じて幅広い品目に影響が及びやすい状況です。
この種の物価上昇は、金融政策では下げられません。金利を上げても供給は増えないため、引き締めが長引く要因となります。
年初の想定とは大きく変わりました。2026年の初めには4回の利下げが見込まれていましたが、現在は引き締めが続く方向へ転じています。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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