ビットコイン(BTC)は$75,700近辺で推移し、2023年以来となる利上げを通過しました。0.25%の引き上げは全会一致で決まり、年内にもう一度の利上げも示唆されています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月17日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$75,700近辺で推移しています。前日の$75,933近辺からほぼ横ばいの水準です。
9月16日の会合で、政策金利が0.25%引き上げられました。誘導目標は3.75%から4.00%となり、2023年7月以来の利上げです。
採決は12対0の全会一致でした。7月29日の会合で3人が利上げを主張して反対票を投じていた状態から、全員が賛成に回っています。
価格の反応は限定的でした。発表直後には$76,300まで上昇したものの、その後の記者会見で押し戻されています。
見通しを示す図では、年内にもう一度の利上げが示唆されました。18人のうち16人が少なくとも1回、4人が2回を見込んでいます。
前日の法案否決に続く出来事です。二つの逆風が重なった形ですが、下げは限定的にとどまっています。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



利上げの発表直後には上昇したのに、その後の記者会見で押し戻されたのはなぜでしょうか。
利上げ自体は9割を超える確率で織り込まれていました。新しい情報は、その先の方針にあります。議長が景気の減速を示す材料は見当たらないと述べたことで、引き締めが続くとの見方が強まりました。
価格動向のセクションでは、通過した節目と、下値の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、決定の内容と、会見の中身を取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、市場の勢いを示す指標に触れます。
織り込まれた材料は、実現しても動きません。市場が見ているのは、常にその先です。この構図は、今後の指標を評価する際にも役立ちます。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年9月17日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$75,700近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,210万円前後の水準です。
発表前は$75,700近辺、発表直後に$76,300まで上昇し、その後は元の水準へ戻りました。一時は$76,000を割り込む場面もありました。
時価総額は約1兆5,200億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約40%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月17日) | 約$75,700 | 約1,210万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $75,933近辺からほぼ横ばい | 利上げの影響は限定的 |
| 発表直後の高値 | $76,300 | 会見で押し戻される |
| 政策金利の誘導目標 | 3.75%〜4.00% | 0.25%の引き上げ |
| 採決の内訳 | 12対0 | 全会一致 |
| 上値抵抗 | $76,300、次に$78,392 | 前者は発表直後の高値 |
| 下値サポート | $75,000、次に$73,381 | 後者は50日指数平滑移動平均 |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$72,287 | 現在値は約4.7%上回る |
| 米10年物国債の利回り | 5%に接近 | 決定前にいったん低下 |
| 市場の勢いを示す指標 | 80から60へ低下 | 1週間で25%の悪化 |
| 参考:イーサリアム(ETH) | 約$2,400 | 同時点の水準 |
| 参考:リップル(XRP) | 約$1.27、約10%安 | 下落率は最も大きい |
| 時価総額 | 約$1.52兆 | 前日の約$1.525兆からほぼ横ばい |
| 流通供給量 | 20,082,200BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-40% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
前日の法案否決と、本日の利上げという二つの逆風が重なりました。それでも下げは限定的にとどまっています。
下値では$75,000が目安です。ここを割り込むと、50日指数平滑移動平均の$73,381までの間に目立った節目が乏しくなります。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
9月16日の会合で、政策金利が0.25%引き上げられました。誘導目標は3.75%から4.00%となり、2023年7月以来の利上げです。
採決は12対0の全会一致でした。7月29日の会合では3人が利上げを主張して反対票を投じていましたが、今回は全員が賛成に回っています。
理由は物価の高止まりです。8月の消費者物価指数は前年同月比3.4%で、基調的な物価は月次で加速しました。原油が1バレル100ドルを超えていることも、圧力を強めています。
見通しを示す図では、年内にもう一度の利上げが示唆されました。18人のうち16人が少なくとも1回、4人が2回を見込んでいます。
記者会見では、引き締め寄りの姿勢が示されました。ウォーシュ議長は、景気の減速を示す材料は見当たらないとしたうえで、緩和の度合いを一段取り除いたと述べています。
同議長は「私は先行きの指針を示す立場にありません」とも語りました。8月28日の講演で示した姿勢を、改めて明確にした形です。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
市場の勢いは、はっきりと弱まっています。強気の度合いを示す指標は、1週間で80から60へ低下しました。25%の悪化です。
この指標は、複数のオンチェーンの数値をまとめたものです。低下は、需給の環境が悪化していることを示します。
資金の流れも弱含みでした。上場商品からは9月8日以降、断続的な流出が続いています。
取引所の保有量は高い水準にあります。大手取引所の保有量は約687,000BTCで、2026年で最も多い状態が続いています。
一方、長期保有者は動いていません。10年以上動かなかったコインの活動は2022年以来の低水準にあり、売却は限定的です。
層によって行動が分かれている状態が続きます。短期の参加者が手を引く一方、長期の保有者は保有を続けています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 市場の勢いを示す指標 | 80から60へ低下 | 1週間で25%の悪化 |
| 上場商品の資金フロー | 断続的な流出 | 9月8日以降の傾向 |
| 大手取引所の保有量 | 約687,000BTC | 2026年で最も多い水準 |
| 長期休眠コインの活動水準 | 2022年以来の低さ | 売却は限定的 |
| 流通供給量 | 20,082,200BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 1ブロックあたりの報酬 | 3.125BTC | 新規供給は年々減少 |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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