リップル(XRP)は$1.31近辺まで下落し、24時間で約7.3%安と主要銘柄で最大の下げ幅となりました。市場構造法案の否決により、この銘柄が最も待っていた材料が消えています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月16日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.31近辺で推移しています。前日の$1.36近辺から約3.7%の下落となりました。
24時間では約7.3%安です。ビットコイン(BTC)の約4%、イーサリアム(ETH)の約5%を上回り、主要銘柄で最大の下げ幅となりました。
9月15日の採決が、直接のきっかけです。賛成50票、反対49票で、必要な60票に届きませんでした。
この銘柄にとって、法案は最も重要な材料でした。証券にあたるのか商品にあたるのかという分類を、法律で確定させる内容だったためです。
ただし、規制上の位置づけがすべて失われたわけではありません。2026年3月には、規制当局2機関がこの銘柄を商品として扱う解釈を示しています。
本日9月16日には金融政策の会合の結果が公表されます。0.25%の利上げが85%を超える確率で織り込まれています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



法案の否決によって、この銘柄の規制上の立場はどう変わるのでしょうか。
失われたのは、法律による恒久的な裏付けです。一方、2025年8月に訴訟が終結し、2026年3月に規制当局が商品として扱う解釈を示した事実は残ります。ただし後者はいずれも行政や司法の判断であり、政権が変われば覆る余地があります。
価格動向のセクションでは、下落した水準と、下値の目安を整理します。
ファンダメンタルズのセクションでは、否決の内容と、残された枠組みを取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、供給の構造と、資金の流れに触れます。
法律と行政の判断では、重みが異なります。この違いを理解しておくことが、今後の材料を評価する助けになります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月16日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.31近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね209円前後の水準です。
採決前には$1.40近辺で推移していました。そこから約7%下げたことになります。
時価総額は約824億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約64%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月16日) | 約$1.31 | 約209円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.36近辺から約3.7%安 | 24時間では約7.3%の下落 |
| 参考:ビットコイン(BTC) | 約4%安 | この銘柄の下げ幅は約1.8倍 |
| 参考:イーサリアム(ETH) | 約5%安 | この銘柄が最大の下落率 |
| 採決前の水準 | $1.40近辺 | そこから約7%の下落 |
| 上値抵抗 | $1.35、次に$1.40 | 前者は直前まで支えだった水準 |
| 下値サポート | $1.25、次に$1.20 | 市場が想定する調整の範囲 |
| さらに下の目安 | $1.10、次に$1.00 | 売りが加速した場合の想定 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000173 BTC | 前日から低下 |
| 時価総額 | 約824億ドル | 暗号資産で第5位 |
| 流通供給量 | 約628億8,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,310億ドル | 現在との差は約486億ドル |
| 史上最高値からの下落率 | 約-64% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
$1.35という支えを割り込みました。この水準は8月下旬から繰り返し守られてきただけに、性格の転換は大きな変化です。
市場では、$1.25から$1.20までの調整が想定されています。売りが加速した場合には、$1.10、さらに$1.00までの下落も指摘されました。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
9月15日の採決は、賛成50票、反対49票で否決されました。必要な60票には10票届いていません。
この銘柄にとって、法案は最も重要な材料でした。証券にあたるのか商品にあたるのかという分類を、法律で確定させる内容だったためです。
ただし、規制上の位置づけがすべて失われたわけではありません。2025年8月には訴訟が終結し、2026年3月には規制当局2機関がこの銘柄を商品として扱う解釈を示しています。
問題は、その重みです。訴訟の結果は地方裁判所の判断であり、当局の解釈も行政によるものです。いずれも法律による確定とは性格が異なります。
政権が変われば、解釈が覆る余地も残ります。法案が成立していれば、この不確かさは解消されるはずでした。
次の機会は、11月の中間選挙を経た後になる見通しです。ある上院議員は、今の議会で成立しなければ次の機会は2030年まで訪れない可能性にも言及していました。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
供給の構造は変わりません。預託契約から毎月2億から4億XRPが市場に加わっており、この仕組みが価格の重しとなっています。
一方、取引所の在庫は減り続けていました。7年ぶりの低水準にあり、保有者が資産を引き揚げている状況です。
上場商品への資金も入り続けていました。9週連続の流入で、累計は約16億6,000万ドル、運用資産は約20億ドルに達しています。
ただし、否決を受けた資金の動きはこれから確認することになります。法案の進展を前提に買っていた層が、判断を変える可能性もあります。
保有者の損益状況も厳しいままです。実現価格は$1.48近辺で、現在値の$1.31を大きく上回っています。
流通供給の6割以上が取得価格を下回る計算です。含み損が深まるほど、投げ売りが出やすくなる点は意識しておきたいところです。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 毎月の供給純増 | 2億〜4億XRP | 預託契約からの解放による |
| 取引所の保有量 | 7年ぶりの低水準 | 保有者は資産を引き揚げ |
| 上場商品への連続流入 | 9週 | 否決前の実績 |
| 上場以来の累計流入額 | 約16億6,000万ドル | 運用資産は約20億ドル |
| 実現価格 | 約$1.48 | 現在値を大きく上回る |
| 含み損を抱える供給 | 6割以上 | 投げ売りが出やすい状態 |
| 流通供給量 | 約628億8,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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