ビットコイン(BTC)は$79,000近辺まで戻し、消費者物価指数の発表後に1時間で4.5%上昇しました。基調的な物価は前年同月比2.4%と5年半ぶりの低さでしたが、月次では加速しており、市場の見方は分かれています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月12日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$79,000近辺で推移しています。前日の$77,100近辺から約2.5%の上昇となりました。
9月11日に発表された8月の消費者物価指数が、直接のきっかけです。基調的な物価は前年同月比2.4%となり、5年半ぶりの低い水準でした。
発表から1時間で4.5%上昇し、$79,000を超えています。一時は$79,837まで到達し、$80,000に迫りました。
ただし、月次の数字は逆でした。基調的な物価は前月比0.3%の上昇で、市場が見込んでいた0.2%を上回っています。
金利先物の反応も、価格とは逆でした。9月16日の会合での利上げ確率は85%まで上昇しています。
値動きは荒いものでした。発表前には$76,040まで下げる場面もあり、24時間の清算額は7億3,200万ドルに達しています。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



同じ物価指標を受けて、この銘柄は上昇し、金利先物では利上げの確率が85%まで高まりました。なぜ正反対の反応になったのでしょうか。
暗号資産の市場は年次の改善を重視し、金利先物は月次の加速を重視しました。年間では2.4%まで下がった一方、単月では0.3%と加速しています。どちらを見るかで結論が変わります。
価格動向のセクションでは、戻した水準と、上下の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、指標の中身と、見方が分かれた理由を取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、清算の規模と、資金の流れに触れます。
9月16日の会合では、この二つの見方のどちらかが答えを得ます。それまでは、荒い値動きが続く可能性があります。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年9月12日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$79,000近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,260万円前後の水準です。
9月11日は$76,040まで下げたあと、$79,837まで上昇しました。値幅は約$3,800です。
時価総額は約1兆5,860億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約37%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月12日) | 約$79,000 | 約1,260万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $77,100近辺から約2.5%高 | 物価指標を受けて上昇 |
| 9月11日の高値 | $79,837 | $80,000に迫る |
| 9月11日の安値 | $76,040 | 発表前の急落で記録 |
| 1時間の上昇率 | 4.5% | 発表直後の反応 |
| 24時間の清算額 | 7億3,200万ドル | 荒い値動きを反映 |
| 上値抵抗 | $80,000、次に$82,000 | 前者は繰り返し試された節目 |
| 下値サポート | $76,500〜$77,000 | 前日まで支えとして機能 |
| 基調的な物価(前年同月比) | 2.4% | 5年半ぶりの低い水準 |
| 基調的な物価(前月比) | 0.3% | 市場予想の0.2%を上回る |
| 9月16日の利上げ確率 | 85% | 発表前の60.4%から上昇 |
| 時価総額 | 約$1.586兆 | 前日の約$1.548兆から増加 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-37% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
$80,000という節目には、あと$163まで迫りました。9月に入って複数回試している水準で、定着には至っていません。
下値では$76,500から$77,000の帯が、前日まで支えとして機能していました。今回もこの水準で下げ止まっています。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
9月11日の消費者物価指数は、二つの顔を持つ内容でした。基調的な物価は前年同月比2.4%となり、5年半ぶりの低い水準です。
食品とエネルギーを除いた指標であり、物価の基調を示すとされています。住居費、サービス、日用品のいずれでも圧力が和らぎました。
ただし月次では加速しています。前月比は0.3%の上昇で、市場が見込んでいた0.2%を上回りました。
加速を主導したのは、エネルギーと住居費を除いたサービスの価格です。原油とは関係のない分野での上昇であり、国内の需要が根強いことを示唆します。
金利先物の参加者は、この月次の加速を重視しました。9月16日の会合での利上げ確率は85%まで上昇しています。
一方、暗号資産の市場は年次の改善を重視しました。同じ数字に対して、正反対の反応が生じたことになります。9月16日の会合では、政策当局がどちらを取るかが示されます。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
値動きの荒さが、清算に表れました。24時間の清算額は7億3,200万ドルに達しています。
発表前には$76,040まで急落する場面がありました。その後1時間で4.5%上昇しており、上下双方の持ち高が整理されたことになります。
資金の流れは、直前まで流出が続いていました。上場商品からは3営業日で4億4,900万ドルが引き揚げられています。
9月1日から4日には7億7,000万ドルの流入がありました。その流れが逆転した直後に、今回の上昇が起きたことになります。
保有者の損益状況は、戻り売りが出やすい水準にあります。流通供給の71%以上が含み益の状態です。
取引所の保有量も高い水準です。大手取引所の保有量は約687,000BTCで、2026年で最も多い状態が続いています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 24時間の清算額 | 7億3,200万ドル | 上下双方の持ち高が整理される |
| 発表前の安値 | $76,040 | 急落後に4.5%の上昇 |
| 3営業日の資金流出 | 4億4,900万ドル | 上場商品からの引き揚げ |
| 参考:9月1日から4日の流入 | 7億7,000万ドル | 流れが逆転した直後の上昇 |
| 含み益のある供給の割合 | 71%超 | 戻り売りが出やすい水準 |
| 大手取引所の保有量 | 約687,000BTC | 2026年で最も多い水準 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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