リップル(XRP)は$1.40近辺で推移し、$1.43の抵抗を前に足踏みが続いています。9月15日に予定されていた市場構造法案の採決が延期されたと伝えられており、この銘柄が最も待っていた日程が動きました。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月8日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.40近辺で推移しています。前日の$1.42近辺から約1.4%の下落となりました。
9月7日は$1.38から$1.43の帯で推移しました。$1.43という抵抗を、越えられない状態が続いています。
制度面では大きな動きがありました。9月15日に予定されていた市場構造法案の手続き上の採決が、延期されたと伝えられています。
価格の反応は限定的でした。$1.40から$1.42の帯にとどまり、大きく動いていません。
資金の流入は続いています。9月4日までの週で1,896万ドルとなり、8営業週連続の流入となりました。
ただし勢いは大きく落ちました。8月28日までの週の1億1,049万ドルと比べると、8割を超える減少です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



8月から一貫して9月15日という日程を焦点として扱ってきましたが、それが延期されたことをどう受け止めればよいのでしょうか。
価格の反応は限定的でした。市場がすでに成立の可能性を低く見積もっていたためとみられます。予測市場での年内成立の確率は、2月の90%から約18%まで下がっていました。
価格動向のセクションでは、越えられない抵抗と、下値の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、鈍化した資金流入と、供給の状況を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、延期の影響と、この銘柄に固有の事情に触れます。
期待が織り込まれていない材料は、外れても影響が小さくなります。裏を返せば、実現したときの反応は大きくなる可能性があります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月8日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.40近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね223円前後の水準です。
9月7日の高値は$1.43、安値は$1.38でした。値幅は約4%です。
時価総額は約876億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約62%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月8日) | 約$1.40 | 約223円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.42近辺から約1.4%安 | $1.43の抵抗を前に足踏み |
| 9月7日の高値 | $1.43 | 越えられない状態が継続 |
| 9月7日の安値 | $1.38 | 値幅は約4% |
| 7日間変動率 | 約+1.2% | 週間ではプラス圏 |
| 上値抵抗 | $1.43、次に$1.50〜$1.55 | 後者を抜けると$1.70が視野に |
| 下値サポート | $1.35〜$1.31 | 約32億XRPが取引された帯 |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$1.56 | 戻りを抑える水準 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000176 BTC | 前日の約0.0000179から低下 |
| 24時間出来高 | 約19億5,000万ドル | 前日から約19.3%増加 |
| 時価総額 | 約876億ドル | 暗号資産で第5位 |
| 流通供給量 | 約627億4,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,400億ドル | 現在との差は約524億ドル |
| 史上最高値からの下落率 | 約-62% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
200日指数平滑移動平均は$1.56に位置しています。現在値から1割以上離れており、戻りを抑える水準として機能しています。
下値では$1.35から$1.31の帯が支えです。約32億XRPが取引された水準で、繰り返し守られてきました。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
資金の流入は続いていますが、勢いは大きく落ちました。9月4日までの週で1,896万ドルとなり、8営業週連続の流入です。
前の週の1億1,049万ドルと比べると、8割を超える減少です。8月28日までの週は2026年で最大でしたが、その勢いは続きませんでした。
累計では約16億6,000万ドルに達しています。7本の商品が保有するXRPは11億枚を超え、運用資産は20億ドルに達しました。
取引所の在庫は減り続けています。取引所が保有するXRPは17億枚と、7年ぶりの低水準です。
大口の保有も増えました。過去5週間で2.8%の買い増しが確認されています。
ただし供給の増加は続きます。預託契約からの純増は毎月2億から4億XRPで、この構造は変わっていません。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 関連ETFの週間純流入 | 1,896万ドル | 9月4日までの週 |
| 前の週の流入額 | 1億1,049万ドル | 8割を超える減少 |
| 連続流入の週数 | 8営業週 | 流れ自体は途切れていない |
| 上場以来の累計流入額 | 約16億6,000万ドル | 運用資産は20億ドル |
| 7本の商品の保有量 | 11億XRP超 | 流通供給の約1.8% |
| 取引所の保有量 | 17億XRP | 7年ぶりの低水準 |
| 大口の買い増し | 5週間で2.8%増 | 保有の集中が進む |
| 毎月の供給純増 | 2億〜4億XRP | 預託契約からの解放による |



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
制度面の日程が動きました。9月15日に予定されていた市場構造法案の手続き上の採決が、延期されたと伝えられています。
この投票は、法案を審議の対象とするかどうかを決めるものでした。可決には60票が必要で、どの政党も単独では60議席を持っていません。
価格の反応は限定的でした。市場がすでに成立の可能性を低く見積もっていたためとみられます。予測市場での年内成立の確率は約18%まで下がっていました。
この銘柄には、他の銘柄と異なる事情もあります。2025年8月に訴訟が終結したことで、証券かどうかという論点はすでに一定の整理がついているためです。
ただし、法律による確定とは意味が異なります。ある金融機関は、法案が成立すれば上場商品へ80億ドル規模の資金が流入しうると試算していました。現在の累計約16億6,000万ドルとの差は大きく開いています。
9月16日には金融政策の会合が控えます。制度面の日程が動いた以上、当面は金融政策の見通しが値動きを左右する要因となります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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