リップル(XRP)は$1.35近辺まで下落し、8月の上昇局面で最も買いが集まった帯に到達しました。上場商品への資金流入は11営業日で1億7,000万ドルに達しており、価格の下落とは対照的な動きが続いています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月3日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.35近辺で推移しています。前日の$1.34近辺からほぼ横ばいの水準です。
$1.35から$1.38の帯は、過去に約32億XRPが取引された水準です。市場では最も重要な需要の帯とされており、現在値はその下限に位置しています。
7日間では約6.9%の下落です。8月22日の高値$1.69からは、2割を超えて下げました。
一方、資金の流入は続いています。上場商品への流入は11営業日で1億7,000万ドルに達し、累計では17億9,000万ドルとなりました。
7本の商品が保有するXRPは11億枚を超えています。運用資産の合計は20億ドルに達しました。
9月の季節性は、統計上は判断が難しい状況です。2013年以降の実績は7回の上昇と7回の下落で、ちょうど半々となっています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



9月の平均上昇率が12.7%である一方、中央値はマイナス0.28%という数字は、何を意味しているのでしょうか。
平均を押し上げているのは、2013年の94.4%高や2018年の73.2%高といった突出した年です。こうした例外を除けば、典型的な9月はほぼ横ばいか小幅な下落ということになります。
価格動向のセクションでは、到達した需要の帯と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、続く資金流入と、上場商品の保有量を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、機関投資家の保有状況と、9月の日程に触れます。
統計を見るときは、平均だけでなく中央値も確認する。この銘柄のように値動きの大きい資産では、特に有効な視点です。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月3日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.35近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね215円前後の水準です。
8月の上昇局面では$1.00から$1.70まで動きました。その後は下値を切り下げる形が続いています。
時価総額は約844億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約63%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月3日) | 約$1.35 | 約215円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.34近辺からほぼ横ばい | 需要の帯に到達 |
| 7日間変動率 | 約-6.9% | 8月の上昇から調整が続く |
| 30日間変動率 | 約+23.1% | 月間ではプラス圏を維持 |
| 1年間変動率 | 約-53% | 中長期では調整局面が続く |
| 主要な需要の帯 | $1.35〜$1.38 | 過去に約32億XRPが取引された水準 |
| 上値抵抗 | $1.60、次に$1.68 | その先に$1.86 |
| 下値サポート | $1.35、次に$1.31 | 後者は20日指数平滑移動平均 |
| 20日指数平滑移動平均 | 約$1.3055 | 現在値はわずかに上回る |
| 50日指数平滑移動平均 | 約$1.2112 | 下値の目安として意識 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000175 BTC | 前日の約0.0000170から上昇 |
| 24時間出来高 | 約24億ドル | 前日比約34.7%増と活発化 |
| 時価総額 | 約844億ドル | 前日の約839億ドルから小幅増 |
| 流通供給量 | 約626億1,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-63% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
$1.35から$1.38の帯は、過去に約32億XRPが取引された水準です。この規模の売買が行われた価格帯は、支えとしても抵抗としても機能しやすい傾向があります。
下値では20日指数平滑移動平均の$1.3055、その先に50日線の$1.2112が目安です。上値では$1.60が最初の関門となります。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
資金の流入が続いています。上場商品への流入は11営業日で1億7,000万ドルに達し、累計では17億9,000万ドルとなりました。
9営業日連続の流入という記録も伝えられています。価格が下落するなかでも、制度を通じた買いは途切れていません。
保有量も積み上がりました。7本の商品が保有するXRPは11億枚を超え、運用資産の合計は20億ドルに達しています。
この保有量は、流通供給の約1.8%にあたります。9月1日の解放で市場に加わった純増分の約3億XRPと比べると、3倍を超える規模です。
ネットワークの利用も広がっています。台帳上のステーブルコインの残高は8億1,000万ドルとなり、イーサリアム上の7億5,600万ドルを初めて上回りました。1カ月前は3億ドル以上の差があった状況からの逆転です。
出来高も増えました。24時間で約24億ドルとなり、前日から約34.7%増加しています。需要の帯での攻防が、売買を活発化させている状況です。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 関連ETFの11営業日の流入 | 1億7,000万ドル | 価格の下落局面でも継続 |
| 上場以来の累計流入額 | 17億9,000万ドル | 過去最高を更新 |
| 7本の商品の保有量 | 11億XRP超 | 流通供給の約1.8% |
| 関連ETFの運用資産 | 20億ドル | 上場以来の最高水準 |
| 参考:9月1日の供給純増 | 約3億XRP | 保有量はその3倍超 |
| 台帳上のステーブルコイン残高 | 8億1,000万ドル | イーサリアム上を初めて上回る |
| 24時間出来高 | 約24億ドル | 前日比約34.7%増 |



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
機関投資家の保有状況が明らかになっています。第2四半期の報告書によると、大手投資銀行が上場商品を通じて最大の保有者となりました。
集計により金額に幅がありますが、同社の保有量は四半期で8,300万XRP以上増えています。他の大手金融機関や運用会社も、規模は小さいながら保有を増やしました。
企業の事業展開も続いています。Ripple社は、機関投資家が株式や指数を保有せずに取引できる仕組みを立ち上げました。
ただし、この事業がXRPそのものの需要を直接生むわけではありません。本シリーズで繰り返し扱ってきた論点です。
9月には二つの日程が控えます。9月15日には市場構造法案の採決が予定され、9月30日にはこの銘柄を保有する企業の上場をめぐる株主投票が行われます。
法案が成立すれば、暗号資産を商品として扱う分類が法律で確定します。この銘柄にとっては位置づけの中心にある論点であり、9月最大の材料といえます。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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