イーサリアム(ETH)は$2,467近辺で9月相場を迎えました。8月は約29%高となった一方、大型の更新は当初の予定から遅れ、本体への適用は12月初旬が想定される日程となっています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月1日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,467近辺で推移しています。前日の$2,455近辺から約0.5%の上昇となりました。
8月は約29%の上昇で終えました。同期間のビットコイン(BTC)の約24%を上回っています。
直近の値動きは落ち着いています。ここ数日は$2,400から$2,500の帯での推移が続き、$2,500の節目は越えられていません。
売買の内訳には変化が出ました。直近24時間で買い注文を出した利用者が12,299人、売り注文を出した利用者が7,512人です。集計によっては、売り手が買い手を5割ほど上回るとの見方もあります。
企業の保有は増え続けています。最大の保有者は8月末に53,000ETHを追加取得しました。
技術面では日程が明確になりました。大型の更新について、試験網での有効化が9月28日と10月26日、本体への適用が12月初旬と想定されています。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



当初は2026年前半に予定されていた大型の更新が、年末近くまでずれ込む見通しとなったことは、どう評価すべきでしょうか。
遅れの理由は、検証の徹底です。処理量を3倍以上に引き上げる変更だけに、想定外の事態を含めた試験が続いています。急いで問題を起こすより、時間をかける判断といえます。
価格動向のセクションでは、越えられない$2,500と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、8月の資金流入と、企業の保有動向を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、更新の日程と、その中身に触れます。
技術の進展は、価格にすぐ表れるものではありません。ただし日程が明確になったことで、確認すべき時点がはっきりしました。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年9月1日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,467近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね39万円前後の水準です。
ここ数日は$2,400から$2,500の帯での推移が続いています。1週間前の$2,493と比べると、約1%低い水準です。
時価総額は約2,977億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約50%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月1日) | 約$2,467 | 約39万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,455近辺から約+0.5% | $2,400台後半で推移 |
| 8月の上昇率 | 約29% | ビットコイン(BTC)の約24%を上回る |
| 7日間変動率 | 約-1% | 1週間前は$2,493 |
| 直近のレンジ | $2,400〜$2,500 | 数日にわたり継続 |
| 上値抵抗 | $2,500、次に$2,800〜$2,950 | 後者は5月に上値を抑えた帯 |
| 下値サポート | $2,356、次に$2,158 | 前者は8月28日の安値 |
| ETH/BTC比率 | 約0.0315 BTC | 前日の約0.0315から横ばい |
| 24時間出来高 | 約146億ドル | 集計元により差が大きい |
| 時価総額 | 約$2,977億 | 前日の約$2,960億から増加 |
| 市場全体に占める比率 | 約10.91% | 24時間で1.18ポイント上昇 |
| 流通供給量 | 約1億2,068万ETH | 発行上限の定めはなし |
| 史上最高値からの下落率 | 約-50% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
$2,500を明確に超えられるかが、当面の焦点です。市場では、この水準を維持できれば5月に上値を抑えた$2,800から$2,950の帯が視野に入るとの見方が出ています。
逆にはね返され続ければ、$2,158から$2,500の帯での推移が続く可能性があります。8月の急騰後の調整局面といえます。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
8月の資金流入は、月間で大きな規模となりました。米国の現物ETFへの流入は5億ドルを超え、2026年で最も多い月となっています。
5月には約5億4,088万ドル、6月には約5億2,899万ドルの流出でした。3カ月で流れが完全に逆転した形です。
企業の保有も積み上がっています。最大の保有者は8月末に53,000ETHを追加取得し、保有量をさらに増やしました。
同社の責任者は、機関投資家による買い集めが今後増えるとの見方を示しています。ただし、これは同社の立場からの発言である点は押さえておく必要があります。
ステーキングへの参加も拡大しました。ネットワーク全体で預けられているETHは約4,230万枚で、流通供給の約35%にあたります。
一方、売買では売り手が優勢との集計もあります。直近24時間で買い注文を出した利用者が12,299人に対し、売り注文を出した利用者は7,512人でした。ただし別の集計では、売り手が買い手を5割ほど上回るとされています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 8月の現物ETF流入額 | 5億ドル超 | 2026年で最も多い月 |
| 5月の資金フロー | 約5億4,088万ドルの流出 | 今年前半は流出が続いた |
| 6月の資金フロー | 約5億2,899万ドルの流出 | 3カ月で流れが逆転 |
| 最大企業保有者の追加取得 | 53,000ETH | 8月末に実施 |
| ステーキング済みのETH | 約4,230万枚 | 流通供給の約35% |
| 買い注文を出した利用者数 | 12,299人 | 大手取引所の24時間集計 |
| 売り注文を出した利用者数 | 7,512人 | 別の集計では売り手が優勢 |



イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
大型の更新について、日程が具体化しました。試験網での有効化は9月28日と10月26日が提案されており、本体への適用は12月初旬が想定されています。
当初は2026年前半の予定でした。その後、第3四半期に見直され、現在は年末近くまでずれ込む見通しとなっています。
遅れの理由は、検証の徹底です。開発者の間では、合意が形成されない状況や大規模な検証者の集団を含む、より厳しい条件での試験が進められています。
この更新は、統合以降で最大規模の変更とされます。ブロックあたりの処理量を2億まで引き上げることが目標で、現在の約6,000万から3倍以上の拡大です。
技術的には、ブロックを提案する役割と組み立てる役割を分離する仕組みと、事前に参照先を宣言する仕組みが含まれます。取引を並行して処理できるようになり、手数料の予測もしやすくなる見込みです。
財団は、影響を確認するための道具を用意しました。古い前提で書かれた一部の契約が正常に動作しなくなる可能性があるため、開発者は事前に検証できます。日程は試験と安全性の確認次第で、なお変更の余地があります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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