ビットコイン(BTC)は$80,500近辺まで戻し、$80,000の節目を保っています。本日はウォーシュ議長がジャクソンホール会議で初めての講演を行う予定で、40年の歴史で初めて決済とデジタル技術が主題に据えられました。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年8月28日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$80,500近辺で推移しています。前日の$78,000近辺から約3.2%の上昇となりました。
物価指標の発表を受けた反落から、1日で水準を取り戻しています。$80,000という節目を上回った状態を維持しました。
本日、米国時間の午前10時にウォーシュ議長が講演します。就任後初めてのジャクソンホール会議での講演です。
9月の利上げ確率は3分の1程度と見込まれています。据え置きが基本線ですが、講演の内容次第では見方が変わる可能性があります。
会議の主題も異例です。2026年は金融の技術革新と決済への影響が掲げられ、40年の歴史で初めてこの分野が中心に据えられました。
資金の流入も続いています。米国の現物ETFの運用資産は約985億ドルに達し、1,000億ドルの大台が視野に入りました。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



就任以来、先行きの指針を示すことを避けてきた議長が、初めての大舞台で何を語るのかをどう予想すればよいでしょうか。
市場関係者の間では、特定の政策変更よりも中央銀行の運営そのものについて語るとの見方が出ています。物価をどう測るか、市場とどう対話するかといった、より根本的な論点です。
価格動向のセクションでは、回復した節目と、上下の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、講演で注目される論点を取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、1,000億ドルに迫る運用資産と、市場心理の変化に触れます。
直接的な言及がなくても、物価や流動性への姿勢は伝わります。何を語り、何を語らないか。その両方が材料になる一日です。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年8月28日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$80,500近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,280万円前後の水準です。
8月26日には物価指標を受けて$78,000近辺まで下げましたが、その後は水準を取り戻しています。8月の上昇率は28%に達しました。
時価総額は約1兆6,160億ドルです。史上最高値の$126,198からの下落率は約36%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月28日) | 約$80,500 | 約1,280万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $78,000近辺から約+3.2% | 1日で水準を取り戻す |
| 8月の上昇率 | 約28% | 2017年以来9年ぶりの大きさ |
| 直近10日間の起点 | 約$64,000 | 財務省の措置が発表された時期 |
| 上値抵抗 | $81,235、次に$81,900 | 前者は8月26日の高値 |
| 下値サポート | $78,000、次に$75,500 | 前者は物価指標後の安値圏 |
| 200日移動平均 | 約$69,010 | 大きく上回った状態 |
| 短期保有者の平均取得価格 | 約$67,176 | 現在値は大きく上回る |
| 現物ETFの運用資産 | 約985億ドル | 1,000億ドルの大台が視野に |
| 8月の現物ETF流入額 | 約27億2,000万ドル | 月間で大幅な流入超 |
| 恐怖と強欲を測る指標 | 74(強欲) | 約11カ月ぶりの高水準 |
| 時価総額 | 約$1.616兆 | 前日の約$1.566兆から増加 |
| 流通供給量 | 20,071,518BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-36% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,198 | 2025年10月6日に記録 |
上値では8月26日の高値$81,235が最初の関門です。市場では、講演が緩和寄りの内容であれば$81,900までの上昇余地があるとの見方も出ています。
逆に引き締め寄りであれば、$75,500近辺までの調整が想定されます。$80,000を挟んだ攻防が、今夜以降の焦点となります。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
本日の講演は、通常とは異なる文脈で行われます。2026年のジャクソンホール会議の主題は金融の技術革新と決済への影響で、40年の歴史でこの分野が中心に据えられるのは初めてです。
ただし、会議で金利の決定が行われるわけではありません。歴代の議長が政策の方向を示唆する場として使ってきたため、発言が相場を動かしてきた経緯があります。
CoinDeskによると、Risk DimensionsのMark Connors氏は、議長が特定の政策変更ではなく中央銀行の運営全般について語るとみています。物価の測り方や市場との対話の方法を見直す構想が含まれる可能性があるとしています。
同氏は、利上げの選択肢を残す姿勢を示す一方、実際の政策変更は中間選挙後まで見送られると予想しています。
CoinDeskによると、HashdexのSamir Kerbage氏は「流動性と長期の利回りに注目すべきです」と述べました。同氏は、ステーブルコインやトークン化に関する姿勢は、ビットコイン(BTC)以外の銘柄により大きく影響するとみています。
今回の上昇の起点は、財務省による長期国債の買い戻し拡大でした。中央銀行が同じ方向を向くかどうかが、上昇が続くかを左右します。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
上場商品の規模が、節目に近づいています。米国の現物ビットコインETFの運用資産は約985億ドルに達し、1,000億ドルの大台が視野に入りました。
8月だけで約27億2,000万ドルが流入しています。5月から7月にかけて流出が続いていたことを考えると、大きな転換です。
この規模は、需給に構造的な影響を与えます。8月17日から21日までの週には、新規発行される量の約8倍にあたる資金が流入しました。採掘で生まれる供給を大きく上回る買いが入れば、既存の保有者から買い取るしかありません。
一方、市場心理には過熱の兆しも出ています。恐怖と強欲を測る指標は74まで上昇し、約11カ月ぶりの高水準となりました。
この水準は強欲の領域にあたります。8月中旬には恐怖の領域にあったことを考えると、2週間で大きく振れたことになります。
短期保有者の含み益の割合も74.9%まで上昇しました。利益確定の売りが出やすい状態であり、講演の内容が期待に届かなければ調整が入りやすい局面です。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 現物ETFの運用資産 | 約985億ドル | 1,000億ドルの大台が視野に |
| 8月の現物ETF流入額 | 約27億2,000万ドル | 5月から7月は流出が続いた |
| 参考:8月17日から21日の流入 | 19億1,800万ドル | 新規発行の約8倍 |
| 恐怖と強欲を測る指標 | 74(強欲) | 約11カ月ぶりの高水準 |
| 参考:8月中旬の同指標 | 恐怖の領域 | 2週間で大きく振れる |
| 短期保有者の含み益の割合 | 74.9% | 利益確定が出やすい水準 |
| 流通供給量 | 20,071,518BTC | 上限2,100万BTCの約96% |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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