リップル(XRP)は$1.31近辺まで急騰し、前日から約19%の上昇となりました。台帳上の取引がロンドンとニューヨークの重なる3時間に集中する傾向が強まっており、参加者の性質が変わりつつあることを示しています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年8月21日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.31近辺で推移しています。前日の$1.10近辺から約19%の急騰で、3日続けての大幅な上昇となりました。
1週間前の$1.01からは約30%の上昇です。8月17日に$0.9877という安値をつけたことを考えると、短期間で様相が一変しました。
台帳のデータにも変化が表れています。CoinDeskによると、XRP Ledger上の取引の約23%が、ロンドンの午後とニューヨークの午前が重なる3時間に集中しています。1年前の約14%から大きく増えました。
この3時間は1日の12.5%にあたります。つまり、均等に分散した場合のほぼ2倍の密度で取引が行われている計算です。
チャートを直接参照したところ、時価総額は約822億ドルまで回復しました。前日の約690億ドルから大きく増えています。
ただし、上昇の起点は市場全体に及ぶものでした。米財務省の措置による金利低下と、それに伴う強制決済が背景にあります。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



8月を通じてマクロ要因にほとんど反応してこなかったこの銘柄が、今回は主要銘柄のなかで最大級の上昇を見せたことをどう受け止めればよいのでしょうか。
8月7日の雇用統計、8月18日の市場全体の戻り、8月19日の上昇と、この銘柄だけが逆方向に動く場面が3度ありました。その傾向が、今回は明確に変わっています。
価格動向のセクションでは、急騰した水準と、上値の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、取引が特定の時間帯に集中する傾向と、その解釈を取り上げます。
マクロ環境との連動のセクションでは、今回のきっかけと、これまでとの違いに触れます。
反応の仕方が変わることは、参加者の入れ替わりを示す場合があります。何が変わったのかを数字で確認しておくことが、この上昇の性質を見極める助けになります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年8月21日午後2時ごろ(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.31164で取引されていました。日本円に換算すると、おおむね209円前後の水準です。
同じ時点のデータでは、時価総額は約822億ドルです。8月20日には一時$1.16まで上昇したあと、さらに水準を切り上げました。
史上最高値の$3.65からの下落率は約64%まで縮まりました。8月19日時点の約72.6%からは、大きく改善しています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月21日) | 約$1.31164 | 約209円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.10近辺から約+19% | 3日続けての大幅上昇 |
| 7日間変動率 | 約+30% | 1週間前は$1.01 |
| 直近の安値からの上昇率 | 約+33% | 8月17日の$0.9877が起点 |
| 8月20日の高値 | $1.16 | 7月21日以来の水準 |
| 上値抵抗 | $1.35、次に$1.40 | いずれも心理的な節目 |
| 下値サポート | $1.20、次に$1.10 | 後者は上抜けた抵抗帯 |
| 100日指数平滑移動平均 | 約$1.1777 | 明確に上抜けた状態 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000175 BTC | 8月19日の約0.0000158から上昇 |
| 時価総額 | 約822億ドル | 前日の約690億ドルから増加 |
| 流通供給量 | 約626億8,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,312億ドル | 現在との差は約490億ドル |
| 史上最高値からの下落率 | 約-64% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
100日指数平滑移動平均の$1.1777を明確に上抜けました。8月を通じて上値を抑えてきた水準のひとつで、戻りの関門を一つ越えたことになります。
ただし、3日間で3割を超える上昇は、調整が入りやすい状態でもあります。下値では$1.20、その先に上抜けた抵抗帯の$1.10が目安となります。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
台帳の使われ方に、興味深い変化が出ています。CoinDeskによると、XRP Ledger上で動く量の約23%が、ロンドンの午後とニューヨークの午前が重なる3時間に集中しています。
1年前は約14%でした。この3時間は1日の12.5%にあたるため、均等に分散した場合のほぼ2倍の密度で取引が行われている計算になります。
この傾向は、注文板、自動的に価格を決める仕組み、そして通貨をまたぐ決済のいずれにも見られます。台帳の一部ではなく、全体に及ぶ変化です。
分析を行った資産管理会社は、この変化が機関投資家の関心の高まりと整合すると説明しています。同社は「世界の外国為替が集中するのと同じ時間帯です」と述べ、世界最大の二つの金融の中心地が同時に開いている唯一の時間帯だと指摘しました。
ただし、CoinDeskは慎重な見方も示しています。台帳のデータからは、誰が取引しているのかまでは分かりません。個人投資家や自動売買の仕組みが同じ形を作り出す可能性もあります。
この時間帯は、暗号資産の報道が最も多く出る時間でもあります。米国の取引所で個人の売買が最も膨らむ時間でもあり、裁定取引の担当者がそろって業務にあたる時間でもあります。
もう一つ押さえておきたいのが、下落局面での注文の大きさです。CoinDeskによると、1月の約$2.40から$1台へ下げる過程でも、現物の平均注文額は大口の水準にとどまり続けました。売りを吸収する動きが続いていたことになります。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 3時間の重なり時間帯の取引比率 | 約23% | 1年前は約14% |
| 同時間帯が1日に占める割合 | 12.5% | 均等分散のほぼ2倍の密度 |
| 該当する時間帯 | ロンドンの午後とニューヨークの午前 | 外国為替が集中する時間と一致 |
| 下落局面の平均注文額 | 大口の水準を維持 | 1月の約$2.40から$1台への下落中 |
| 流通供給量 | 約626億8,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 時価総額 | 約822億ドル | 前日の約690億ドルから増加 |
| 次回の預託解放 | 9月1日 | 供給の純増は続く見通し |



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
今回の上昇のきっかけは、暗号資産の外側にありました。米財務省が長期国債の買い戻し規模を1回あたり20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増させると発表し、長期金利が急低下したためです。
この措置により、リスクを取る資産全体に資金が向かいました。ビットコイン(BTC)は$75,000を突破し、イーサリアム(ETH)も7日間で約25%上昇しています。
注目したいのは、この銘柄の反応の仕方が変わった点です。8月を通じて、外部要因への感応度が低い状態が続いていました。
実際、8月7日の雇用統計の日、8月18日の市場全体の戻り、8月19日の上昇と、3度にわたってこの銘柄だけが逆方向に動く場面がありました。今回はその傾向が明確に変わっています。
背景には、制度面の日程が具体化したことがあるとみられます。市場構造法案の手続き上の採決は9月15日に予定されており、証券かどうかの分類が定まる可能性が視野に入りました。
ただし、上昇の持続には条件があります。9月15日に法案が前進しなければ、水準を維持できないとの見方も出ています。外部環境と制度の日程、両方を確認しておく必要があります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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