リップル(XRP)は$1.01近辺で$1をわずかに上回る水準を保っています。一方、ロシア中央銀行が個人投資家向けに認める暗号資産の候補3銘柄に、この銘柄は含まれませんでした。
リップル(XRP) 相場解説(2026年8月14日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.01近辺で推移しています。前日の$1.005近辺から約0.5%の上昇となりました。
チャートを直接参照したところ、24時間の高値は$1.024、安値は$1.00でした。$1という節目をぎりぎりで守った形が続いています。
24時間の出来高は約9億400万ドルで、方向感の乏しい水準です。値幅も約$0.02にとどまり、圧縮された状態が続いています。
制度面では、この銘柄にとって厳しい判断が示されました。ロシア中央銀行が個人投資家向けの取引対象として挙げた3銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、USDTで、この銘柄は含まれていません。
一方、ネットワークの利用は活発化しています。直近24時間の手数料は約1,351ドルで、前日から約44.9%増加しました。
8月13日には7月の米卸売物価指数が発表され、市場予想を下回りました。金融政策の見通しは緩む方向へ動いています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



時価総額で6位に位置し、10年以上の取引の歴史を持つこの銘柄が、なぜ3銘柄の枠から外れたのでしょうか。
示された基準は、時価総額、1日あたりの平均取引高、海外市場での5年以上の価格の記録です。数字だけを見れば条件を満たしうる部分もあり、どこで線が引かれたのかは明らかにされていません。
価格動向のセクションでは、守られている$1と、増えたネットワークの利用を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、卸売物価指数の内容と、この銘柄の感応度について取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、選定の中身と、他の制度上の動きに触れます。
制度の枠組みが各国で整うほど、選ばれるかどうかの差は積み重なります。一つの判断で結論を出す必要はありませんが、傾向として記録しておく価値はあります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年8月14日午後2時ごろ(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.01近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね160円前後の水準です。
同じ時点のデータでは、24時間の高値は$1.024、安値は$1.00でした。値幅は約$0.02で、極端に狭い範囲での推移です。
時価総額は約635億ドルで、暗号資産のなかでは第6位です。流通供給量は約626億8,000万XRPとなり、8月1日の預託解放分が反映され始めています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月14日) | 約$1.01 | 約160円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.005近辺から約+0.5% | $1をわずかに上回る |
| 24時間高値 | $1.024 | $1.03には届かず |
| 24時間安値 | $1.00 | 節目をぎりぎりで維持 |
| 24時間の値幅 | 約$0.02 | 圧縮された状態が継続 |
| 上値抵抗 | $1.03、次に$1.11 | 後者は50日移動平均が位置 |
| 下値サポート | $1.00、次に$0.99 | 後者は8月11日の安値 |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$1.37 | 長期の基調は明確に弱い |
| 24時間出来高 | 約9億400万ドル | 方向感の乏しい水準 |
| 24時間ネットワーク手数料 | 約1,351ドル | 前日比約+44.9% |
| 24時間プロトコル収益 | 約380ドル | 前日比約+26.0% |
| 時価総額 | 約635億ドル | 暗号資産で第6位 |
| 流通供給量 | 約626億8,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-72.4% | 主要銘柄のなかで最も深い |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
ネットワークの手数料と収益がそろって増えている点は、注目に値します。価格が低迷するなかでも、台帳の利用そのものは戻りつつあることを示す数字です。
ただし、$1という節目のすぐ上にとどまる状態は変わりません。上値では$1.03、その先に50日移動平均が位置する$1.11が控えます。



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
物価をめぐる材料は、続けて落ち着いた内容となりました。8月12日の消費者物価指数が市場予想通りだったのに続き、8月13日の卸売物価指数は予想を下回っています。
この結果、9月の金融政策会合で金利が据え置かれるとの見方が強まりました。CoinDeskが引用したロイターの報道によると、株式市場は上昇し、原油は1バレル90ドルを下回る水準にとどまっています。
ただし、リップル(XRP)はこうした外部環境への感応度が低い状態が続いています。8月7日の雇用統計でも、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が上昇するなかで下落しました。
為替市場ではドルが2週間ぶりの高値を付けています。ドル高は暗号資産全体にとって逆風ですが、この銘柄はもともと外部要因より制度面の日程に規定されてきました。
その日程は動きません。市場構造法案の審議は9月中旬以降へ持ち越されており、上院議員が復帰するまで進展は見込めない状況です。
マクロが好転しても、それだけでこの銘柄が動き出す保証はないというのが現状です。物価の落ち着きは必要条件ではあっても、十分条件にはなりにくい局面が続いています。



出典:CoinDesk(株式・原油・為替市場の動き)、CoinDesk(市場構造法案の審議日程)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
制度をめぐって、この銘柄に厳しい判断が示されました。CoinDeskによると、ロシア中央銀行は8月11日、個人投資家が規制された取引所で購入できる暗号資産をビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、USDTの3銘柄に限る案を公表しました。
制度は9月1日に始まる予定です。専門的な知識を持つと認定されていない個人投資家は、仲介業者ごとに年間30万ルーブル、約3,600ドルまでしか購入できません。認定を受けた投資家には上限が設けられません。
選定の基準も示されました。CoinDeskによると、同行は時価総額、1日あたりの平均取引高、そして海外市場での5年以上にわたる価格の記録を考慮したとしています。リップル(XRP)は時価総額で6位、取引の歴史も10年を超えますが、今回の3銘柄には含まれていません。
どの基準で線が引かれたのかは明らかにされていません。同行は、値動きの激しさから個人投資家を守るため、最も流動性の高い銘柄に限ったと説明しています。
影響の規模は限定的とみられます。年間の購入上限が約3,600ドルにとどまり、ロシア国内での暗号資産による支払いも引き続き禁止されているためです。
ただし、各国が規制の枠組みを整える局面で対象から外れたという事実は、記録しておく価値があります。米国の市場構造法案が停滞するなか、制度上の位置づけをめぐる課題は続いています。



出典:CoinDesk(個人投資家向けの取引対象と選定基準)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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