ビットコイン(BTC)は$64,690近辺で小幅に上昇し、前日に関門として挙げた50日指数平滑移動平均を上回った状態を維持しています。日本時間の今夜には米雇用統計の発表を控えており、週の締めくくりに向けて緊張感が高まっています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年8月7日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$64,690近辺で推移しています。前日の$64,550近辺から約0.2%の上昇で、4営業日続けてのプラスとなりました。
前日に最大の関門として挙げた50日指数平滑移動平均の$64,587は、上回った状態を保っています。3週間にわたり上値を抑えてきた水準を、ようやく越えた形です。
ただし、勢いは限定的です。チャートを直接参照したところ、24時間の出来高は約205億ドルで、前日の約234億ドルから減少していました。
7日間の騰落率も約0.1%高とほぼ横ばいです。水準こそ切り上がっているものの、方向感が明確に出たとは言えない状態が続いています。
市場全体に占める比率は約56.9%で、24時間では0.51ポイント上昇しました。資金がビットコイン(BTC)へ集まる傾向が続いています。
日本時間の今夜には米雇用統計が発表されます。この結果が、狭いレンジを上下どちらに解くかを決める可能性が高いとみられます。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



今週だけで3社が、ビットコイン(BTC)の値下がりを理由に業績の悪化を報告したという事実は、何を意味しているのでしょうか。
公正価値会計のもとでは、保有資産の値下がりがそのまま損益に表れます。事業が好調でも、暗号資産の保有が数字を押し下げる構図が定着しつつあります。
価格動向のセクションでは、越えた50日指数平滑移動平均と、細っている出来高を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、流出事件で急増した取引が落ち着いてきた経緯を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、決済大手の四半期決算から見える収益構造の変化に触れます。
企業が保有を増やすほど、価格の下落は企業の業績を通じて広く波及します。この連鎖がどこまで広がるのかを、継続して確認しておきたい局面です。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年8月7日午後2時ごろ(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$64,690近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,030万円前後の水準です。
同じ時点のデータでは、24時間の出来高は約205億ドルで、前日から減少しています。直近7日間の1日平均は約138億ドルで、足元の出来高はそれを上回る水準です。
時価総額は約1兆2,980億ドルとなり、暗号資産全体に占める比率は約56.9%でした。7日間の騰落率は約0.1%高です。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月7日) | 約$64,690 | 約1,030万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $64,550近辺から約+0.2% | 4営業日続けてのプラス |
| 7日間変動率 | 約+0.1% | 週間ではほぼ横ばい |
| 50日指数平滑移動平均 | $64,587 | 3週間ぶりに上抜けた状態を維持 |
| 200週移動平均 | 約$63,657 | 上回った状態を維持 |
| 上値抵抗 | $65,500、次に$67,000 | 後者は100日指数平滑移動平均の手前 |
| 下値サポート | $64,587、次に$61,750 | 前者は50日指数平滑移動平均 |
| 24時間出来高 | 約205億ドル | 前日の約234億ドルから減少 |
| 7日間の1日平均出来高 | 約138億ドル | 足元はこれを上回る水準 |
| 時価総額 | 約$1.298兆 | 前日から小幅に増加 |
| 市場全体に占める比率 | 約56.9% | 24時間で0.51ポイント上昇 |
| 流通供給量 | 約2,006万BTC | 上限2,100万BTCの約95.6% |
| 史上最高値(参考) | $126,198 | 2025年10月6日に記録 |
50日指数平滑移動平均を上抜けたことで、短期の基調は上向きに転じました。この水準が今度は下値の支えとして機能するかどうかが、次の確認点になります。
上値では$65,500が最初の関門です。ここを越えれば、100日指数平滑移動平均が位置する$67,000台までは目立った抵抗が薄くなります。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
先週から続いた異常な取引の増加は、落ち着きつつあります。ネットワークのデータを直接参照したところ、8月7日午後2時ごろ(JST)時点の直近24時間の手数料は約23万6,752ドルでした。
8月2日時点の約36万5,000ドルから、約35%の減少です。ハードウェアウォレットの流出事件を受けて資産を移す動きが一巡し、ネットワークの利用が平常時の水準へ戻り始めたことを示しています。
7月31日には、10BTC未満の取引所預け入れが7,300BTCと2月以来の高水準に達し、アクティブアドレス数も約100万まで跳ね上がりました。その急増局面が終わったことになります。
採掘の面では、ネットワーク全体の計算能力が約866エクサハッシュ毎秒でした。8月1日に採掘難易度が前年比で低下したことが確認されており、計算能力の伸びも鈍化しています。
供給の状況は変わりません。同じ時点の流通供給量は約2,006万BTCで、上限2,100万BTCの約95.6%に達しています。1ブロックあたりの報酬は3.125BTCで、新規供給は年々細っていく設計です。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 24時間ネットワーク手数料 | 約23万6,752ドル | 8月2日から約35%減少 |
| ネットワーク計算能力 | 約866エクサハッシュ毎秒 | 採掘難易度の低下と整合 |
| 1ブロックあたりの報酬 | 3.125BTC | 新規供給は年々減少 |
| 流通供給量 | 約2,006万BTC | 上限2,100万BTCの約95.6% |
| 市場全体に占める比率 | 約56.9% | 24時間で0.51ポイント上昇 |
| 24時間出来高 | 約205億ドル | 前日から減少 |
| 参考:7月31日の取引所預け入れ | 7,300BTC | 流出事件を受けた一時的な急増 |



ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
企業の決算に、価格下落の影響が続けて表れています。The Blockによると、決済大手のBlockは8月5日に第2四半期決算を発表し、ビットコイン関連事業の粗利益が前年同期比31%減の7,200万ドルになったと明らかにしました。
同事業の売上高は18億9,400万ドルで、前年同期から13%減少しています。粗利益率は4.84%から3.82%へ縮み、収益性の悪化が鮮明になりました。
減益の理由は二つあります。同社が決済アプリでのビットコイン(BTC)取引の手数料を戦略的に引き下げたことと、市場全体の取引が細ったことです。手数料の引き下げは利用者を増やす狙いですが、短期的には収益を圧迫します。
保有分の評価損も響きました。The Blockによると、同社は9,032BTCを保有しており、時価は5億8,600万ドル超です。四半期の純利益は8,900万ドルと、前年同期の5億3,800万ドルから大きく減りました。主因は保有分の含み損です。
ただし、会社全体は好調です。全社の粗利益は前年同期比25%増の31億7,000万ドルで、決済アプリ事業は31%増、加盟店向け事業は13%増でした。通期の粗利益予想も125億1,000万ドルへ引き上げています。
今週は、7月30日のStrategy、8月4日のSpaceXに続き、3社目のビットコイン(BTC)関連の評価減となりました。事業が伸びていても保有資産の値下がりが数字を押し下げる構図は、企業の保有が広がるほど目立つようになります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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