リップル(XRP)は$1.09近辺で、採決の週を迎えました。しかし、可決に必要な60票に対し、賛成の見込みは約51票にとどまるとの票読みが広がり、期待と現実の隔たりが改めて意識されています。8月7日の休会まで、時間との戦いが続いています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月27日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.09近辺で推移しています。7月21日に付けた$1.16の高値から反落し、$1.08の支持を意識する展開が続いています。8月7日の休会を控え、上院の採決日程が最大の焦点です。
ただし、票読みは楽観を許しません。DailyCoinによると、暗号資産政策の関係者の間で「賛成が確実または有力」とされる票は、現時点で約51票にとどまります。可決に必要な60票には、なお開きがあります。
共和党の支持は固いものの、民主党の票が集まっていません。共和党内でもHawley議員とPaul議員の反対が見込まれ、必要な民主党の賛成はさらに増える計算です。支持者は数週内の本会議上程を目指していますが、道のりは険しい状況です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



賛成51票、必要60票という数字の隔たりを、あなたは越えられる差と見るでしょうか、それとも高い壁と見るでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、$1.08の支持を意識する局面にあります。価格動向のセクションでは、この防衛線と$1.11〜$1.12の抵抗という構図を整理します。そして、ファンダメンタルズのセクションでは、票読みの現実と、長期の底に関する新しい見方を掘り下げます。
重要なのは、XRPの価格が「法案の数字」に張り付いている点です。可決なら$1.20〜$1.30への戻り、否決や先送りなら$0.91、さらに$0.86への逆戻りという、明確な二つの道筋が意識されています。
一方で、長期の視点では別の見方も出ています。あるアナリストは、XRPの弱気相場が過去は400〜790日続いたのに対し、今回はまだ約350日で、下落率も過去より小さいと指摘します。歴史的な底が近づいている可能性がある、との見方です。
目先の票読みに一喜一憂するのか、長期の底の可能性に注目するのか。判断材料は交錯していますが、「短期の政治日程」と「長期のサイクル」を分けて捉える視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月27日時点(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.09近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね160円前後の水準です。
7月21日の高値$1.16から反落し、$1.08の支持を試す展開です。4時間足では上昇チャネルを下抜け、$1.14の抵抗と100日EMAを維持できませんでした。年初来では約39%の下落と、長期の下降トレンドはなお続いています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月27日) | 約$1.09 | 160円前後で推移 |
| 24時間変動率 | ほぼ横ばい | $1.08の支持を意識 |
| 直近高値 | $1.16 | 7月21日、2週間ぶり |
| 年初来変動率 | 約-39% | 長期の下降トレンド |
| 上値抵抗 | $1.11〜$1.12、次に$1.145・$1.20 | 移動平均線が集中 |
| 下値サポート | $1.08、次に$0.91・$0.86 | $1.08割れで下押し加速 |
| RSI(4時間足) | 約45.95 | 中立圏 |
| 移動平均線 | 20・50・100・200EMAの下 | 短期構造は弱含み |
| 弱気相場の経過日数 | 約350日 | 過去は400〜790日 |
| 時価総額 | 約$650億 | 時価総額6位 |
| 史上最高値(参考) | $3.84 | 2018年1月に記録 |
テクニカル面では、$1.08の維持が最重要です。Coin Gabbarによると、$1.08を守って$1.11〜$1.12を回復すれば、$1.145、さらに$1.20への道が開けます。一方、$1.08を明確に割り込めば、$0.91が最初の下値目標、その下の$0.86が深いマクロ支持とされ、現値から約21%の下落にあたります。
短期の構造は弱含みです。XRPは20・50・100・200のすべての移動平均線を下回っており、売り手が優勢です。ただし、RSIは約45.95と中立圏にあり、売られ過ぎではありません。8月7日の期限に向けて、方向が出る前の膠着が続いています。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
今週のリップル(XRP)にとって決定的な材料が、上院でのCLARITY Act採決です。DailyCoinによると、支持者は数週内の本会議上程を目指していますが、賛成票は約51票と、可決に必要な60票には届いていません。
Coinbaseのアームストロング最高経営責任者は、法案が「ゴールまであと1ヤード」の位置にあると述べ、議会に休会前の可決を促しました。しかし、民主党の票をめぐる交渉は、倫理規定やステーブルコインの扱いをめぐって難航しています。
市場の見方も慎重です。予測市場での2026年内の成立確率は35%程度にとどまります。8月7日を逃せば、11月の中間選挙の影響で、議論は2030年まで先送りされるとの警告も出ています。時間との戦いが続いています。
ただし、成立時の効果は大きいとされます。仮に休会前に可決されれば、XRPのコモディティとしての地位が連邦法として確定します。行政の解釈に左右されない安定した地位は、機関投資家の本格参入を促す土台となります。



出典:DailyCoin(上院の票読みと採決日程)、Yahoo Finance(アームストロング氏の発言と成立確率)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
本日のリップル(XRP)を取り巻くもう一つの変数が、7月28〜29日のFOMCです。金利据え置きはほぼ確実視されていますが、Warsh FRB議長が示す先行きの姿勢が、リスク資産全般の方向を左右します。
足元では、米国債利回りの上昇とドル高が、暗号資産市場全体の重しとなってきました。XRPのように個別材料が価格に反映されにくい局面では、こうしたマクロ要因の影響を受けやすくなります。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)と同様、様子見の地合いです。
XRPにとって、今週は規制イベントとマクロイベントが重なる特別な週です。CLARITY Actの採決とFOMC、この二つがどう転ぶかによって、値動きの方向とその大きさが変わってきます。
XRPは国際送金を主戦場とする銘柄です。目先の値動きはマクロと規制に左右されつつも、中長期の価値は決済インフラとしての実用性にあります。短期の変動と長期の展望を分けて捉える視点が、引き続き重要です。



出典:Coin Gabbar(マクロ環境とXRPの値動き)、CoinGape(規制イベントとマクロの綱引き)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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