ビットコイン(BTC)は$65,000〜$66,000で足踏みが続いています。ETFへの資金流入は7日連続で約9億8,100万ドルに達しましたが、出来高は年間平均の6割にとどまり、来週のFOMCを前に市場は静かに息を潜めています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年7月24日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$65,000〜$66,000近辺で推移しています。7月21日に$66,990の高値をつけた後は、3営業日続けて狭いレンジ内での動きが続いており、上昇が一服した形です。
需給面では改善が続いています。米国の現物ビットコインETFは7月14日から23日まで7営業日連続で純流入となり、合計約9億8,100万ドルを集めました。5月と6月の記録的な流出局面からは、明確に潮目が変わっています。
ただし、上昇の中身には慎重な指摘もあります。30日間の出来高は年間平均の62%にとどまり、薄商いのなかでの戻りという性格が拭えません。来週のFOMCが、次の方向を決める節目となりそうです。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



7日連続でETFに資金が入りながら、価格が$66,000で足踏みしている状況を、あなたはどう読み解くでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、$66,000の手前で足を止めています。価格動向のセクションでは、この抵抗帯と$68,000という決定的な節目を整理します。そして、オンチェーンデータのセクションでは、ETF資金の回復と、その裏にある出来高の細さを掘り下げます。
重要なのは、Bitfinexが指摘する「上昇の性格」への懸念です。価格は想定通り回復したものの、出来高は年間平均を大きく下回っています。現物の1日あたり売買代金は約23億ドルと、年間でも低い水準にとどまります。
薄商いの上昇は、外部環境が変われば崩れやすいという弱さを抱えます。加えて、$68,000には直近5カ月に買った投資家の平均取得価格が集まっており、含み損を解消したい売りが待ち構えています。
資金流入の継続に注目するのか、出来高の細さを警戒するのか。判断材料は交錯していますが、「資金が入っているか」と「市場に厚みがあるか」を分けて捉える視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月24日時点(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$65,000〜$66,000近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね970万円前後の水準です。
7月23日午前6時30分(EDT)時点では$65,658.67で、前日から約$200の小幅安でした。7月21日の高値$66,990からは反落していますが、7月1日の安値$57,803からは依然として約13%高い水準を保っています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月24日) | 約$65,000〜$66,000 | 約970万円前後で推移 |
| 7月23日終値近辺 | 約$65,658 | 前日比約$200安 |
| 直近高値 | 約$66,990 | 7月21日、6月中旬以来 |
| 月初来変動率 | 約+13% | $57,803(7月1日)から |
| 上値抵抗 | $66,000〜$66,800、次に$68,000 | $68,000が決定の帯 |
| 下値サポート | $65,000、次に$64,000 | 維持が上昇継続の条件 |
| RSI(4時間足) | 約53 | 中立、勢いは一服 |
| 30日間出来高 | 年間平均の約62% | 薄商いが継続 |
| 現物1日売買代金 | 約23億ドル | 年間でも低水準 |
| 時価総額 | 約$1.33兆 | 時価総額1位 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
テクニカル面では、$66,000〜$66,800が目先の抵抗帯です。CoinReporterによると、この水準を明確に上抜ければ$68,000〜$70,000への道が開ける一方、3営業日続けて$64,000〜$66,800のレンジ内にとどまっています。
RSIは約53と中立的な水準まで冷え、直近の勢いは一服しています。CoinGapeによると、資金の流出入を示すCMF指標は0.25とプラス圏にあり、買いの意欲そのものは維持されているとみられます。下値は$65,000の維持が焦点です。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
価格が足踏みするなかでも、資金の流れには明確な改善が見られます。ETFの動向を中心に、現在の需給を確認しておきましょう。
| 指標 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| ETF連続流入 | 7営業日(7月14〜23日) | 4月以来の最長 |
| 7日間の累計流入 | 約9億8,100万ドル | 流出局面から明確に転換 |
| ETF総資産 | 約809億ドル | 6月末の約710億ドルから回復 |
| 上場以来の累計純流入 | 約518億ドル | 長期の資金蓄積は継続 |
| 短期保有者の平均取得価格 | 約$68,000 | 戻り売りの集中帯 |
KuCoinによると、米国の現物ビットコインETFは7月14日から23日まで7営業日連続で純流入となり、合計約9億8,100万ドルを集めました。4月以来で最長の連続記録です。5月の約24億3,000万ドル、6月の約45億1,000万ドルという記録的な流出を、部分的に埋め戻しています。
ただし、注意点もあります。The Coin Republicによると、2026年通年ではなお純流出が続いており、7日間の流入だけで機関投資家の本格的な回帰と判断するのは早計とされます。Bitfinexは、$68,000近辺が短期保有者の平均取得価格にあたり、含み損解消の売りが集中しやすいと指摘しています。



出典:KuCoin(ETF7日連続流入と累計額)、The Coin Republic(ETF総資産と短期保有者の取得価格)
ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
来週のビットコイン(BTC)にとって最大の焦点が、7月28〜29日のFOMCです。Warsh FRB議長のもとで金利と先行き指針が示されるため、市場は結果を待つ姿勢を強めています。
もう一つの変数が、中東情勢です。DigitalTodayによると、6月17日にホルムズ海峡の航行再開について暫定合意が成立したものの、その後は事実上崩れ、米国の空爆は7月22日時点で11日連続に及んでいます。原油高がインフレ再燃の懸念を生んでいます。
市場の想定は、$60,000〜$68,000のレンジ内での推移が中心です。アナリストのDaan Crypto Trades氏は、日足の200日移動平均線が急速に低下しており、8月頃に価格と交差する可能性を指摘しています。
Grayscaleは、ビットコインが景気や実質金利といったマクロ要因により強く反応するようになったと分析し、すでに底を打った可能性を示唆しています。ただし、それは米国経済の底堅さとFRBの追加利上げ回避が前提です。



出典:DigitalToday(中東情勢とFOMCを控えた市場動向)、Bitfinex(出来高の細さと$68,000の意味)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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