リップル(XRP)は$1.10の節目を挟んだ攻防が続いています。上院での採決が見込まれる週に入りましたが、価格は動意に乏しいまま。一方、デリバティブ市場では建玉が積み上がり、動き出しへの備えが進んでいます。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月21日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.10近辺で推移しています。上院でCLARITY Actの採決が見込まれる週に入りましたが、価格は先週木曜以降$1.10の抵抗を上抜けできず、方向感を欠いた展開が続いています。
市場全体が来週のFOMCを待つ様子見の姿勢にあり、XRPもその流れから逃れられていません。米国債利回りの上昇とインフレ圧力が、リスク資産全般への意欲を削いでいます。
一方、事業面では前進が続いています。Ripple Paymentsは90を超える市場で稼働し、銀行や金融事業者の国際送金を支えています。デリバティブ市場では先物建玉が24億XRPへ増加し、動き出しへの備えも進んでいます。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



Ripple Paymentsが90市場を超えて広がっているのに、XRPの価格が$1.10で止まっている理由を、あなたはどう考えるでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、$1.10を挟んで膠着しています。価格動向のセクションでは、$1.10の抵抗と$1.00の岩盤という構図を整理します。そして、ファンダメンタルズのセクションでは、事業面の拡大と、上院採決という決定的な変数を掘り下げます。
重要なのは、XRPの需要が「規制の確定」を待っている点です。銀行や機関投資家は、法的な位置づけが定まらない資産の上に事業を築けません。事業提携が増えても、それがXRPという通貨の需要に直結しない構図が、今年ずっと続いています。
そして今、その待機がいよいよ期限を迎えます。上院には8月7日の休会まで約20営業日しか残されていません。ここで動かなければ、中間選挙の影響で議論は来年以降に持ち越されるリスクがあります。
採決に期待するのか、先送りを警戒するのか。判断材料は交錯していますが、「事業の成功」と「通貨の価格」を分けて捉える視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月21日時点(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.10近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね160円前後の水準です。
7月20日は$1.10をやや下回る水準で推移し、$1.00の主要支持に向けてじりじりと水準を切り下げる場面も見られました。7月初めの$1.04近辺からは戻していますが、$1.10の抵抗を先週木曜以降突破できていません。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月21日) | 約$1.10 | 160円前後で推移 |
| 24時間変動率 | ほぼ横ばい〜小幅安 | $1.10を挟んだ攻防 |
| 月初来変動率 | 約+6% | $1.04近辺から戻す |
| 週間想定レンジ | $1.10〜$1.12 | 7月16〜21日の見込み |
| 上値抵抗 | $1.126、次に$1.18〜$1.20 | 後者が下降トレンド転換の分水嶺 |
| 下値サポート | $1.09、次に$1.00 | $1.00割れで$0.80も視野 |
| 20日EMA | $1.1081近辺 | 短期の攻防ライン |
| 100日EMA | $1.1023近辺 | この水準を維持 |
| RSI(14) | 約53.2 | 中立的な水準 |
| 先物建玉 | 約24億XRP | 前日の21.3億から増加 |
| 時価総額 | 約$670億 | 時価総額6位 |
| 史上最高値(参考) | $3.84 | 2018年1月に記録 |
テクニカル面では、$1.10の維持が目先の焦点です。CoinDCXによると、$1.10を上回って推移できれば$1.11、さらに$1.126の突破が視野に入る一方、割り込めば$1.09への下押しが想定されています。100日EMAの$1.1023をかろうじて上回っている状態です。
注目すべきは、デリバティブ市場の動きです。FXStreetによると、無期限先物の建玉は月曜に平均24億XRPと、前日の21.3億XRPから増加しました。価格が動かない一方でポジションが積み上がっており、方向が出た際の値動きは速くなる可能性があります。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
今週のリップル(XRP)にとって決定的な材料が、上院でのCLARITY Act採決です。24/7 Wall St.によると、上院は8月7日の休会まで約20営業日しか残されておらず、ここが今夏の実質的な最後の機会とみられています。
ただし、交渉は難航しています。可決に必要な60票のうち民主党から約7人の賛成が要りますが、確約しているのは2人のみです。修正案の提示は近いとされるものの、民主党全体はなお法案を支持していません。
Rippleも働きかけを強めています。同社の法務責任者Stuart Alderoty氏は、法案への反対票は、過去に悪質な業者が利用してきた規制の空白を温存することだと主張しました。
事業面では着実な前進が続いています。FX Leadersによると、Ripple Paymentsは90を超える市場で稼働し、国際送金の効率化を進めています。RLUSDの導入も、決済における流動性と安定性の向上に寄与しているとされます。



出典:24/7 Wall St.(上院の会期と必要票数)、FX Leaders(Ripple Paymentsの拡大とRLUSD)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
本日のリップル(XRP)の上値を抑えているのが、マクロ環境の逆風です。FX Leadersによると、米国債利回りの上昇とインフレ圧力が、XRPを含むリスク資産への意欲を削いでいます。
市場全体が、来週7月28〜29日のFOMCを待つ姿勢にあります。Crypto Briefingによると、CME FedWatchでは金利据え置きの確率が95%と織り込まれており、暗号資産市場は「待合室」のような状態です。
恐怖と強欲指数は29と「恐怖」の領域にとどまり、前週の28からほとんど改善していません。ビットコイン(BTC)が$65,000近辺、イーサリアム(ETH)が$1,900割れで推移するなか、XRPも$1.10で足踏みしています。
XRPにとっては、規制イベントとマクロイベントが同じ週に重なる形です。どちらが先に動くかによって、値動きの方向とその大きさが変わってくるとみられます。



出典:Crypto Briefing(FOMC据え置き確率と市場心理)、FXStreet(XRPの上値の重さとリスク選好)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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| 設立 | 2024年11月13日 |
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