ビットコイン(BTC)は、AI半導体株の急落を経て$63,000近辺で下げ渋っています。値動きが落ち着く一方、オンチェーンでは長期保有者が損失を抱えたまま売却を続けており、この「古参勢の降参」が底入れの兆しなのか、さらなる下落の前触れなのかが問われています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年7月18日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$63,000近辺で推移しています。前日はAI・半導体株の世界的な急落に巻き込まれて一時$62,600近辺まで下げましたが、その後は$63,000台を回復し、下げ渋る動きを見せています。
週を通して見ると、CPI・PPIの好結果で$65,000をうかがう場面もありましたが、半導体株安に押されて上値を切り下げました。$65,000が今週二度はね返された、明確な抵抗帯として意識されています。
注目すべきは、オンチェーンの動きです。取引所に流入するビットコインの65%超を、長期保有者が損失を確定しながら売却しているとされます。この「古参勢の投げ売り」は、過去の弱気相場の終盤にも見られたパターンです。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



長期保有者が損失を確定しながら手放しているこの局面を、あなたは底入れのサインと見るでしょうか、それとも一段安の前兆と見るでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、$63,000近辺で方向感を探っています。価格動向のセクションでは、$65,000の抵抗と$58,000〜$60,000の支持帯をめぐる構図を整理します。そして、オンチェーンデータのセクションでは、長期保有者の損切りと、循環供給の過半が含み損にある現状を掘り下げます。
重要なのは、この売りの解釈です。強気筋は、古参勢が投げ売る「降参」局面こそ、売り手が枯れる底の典型だと見ます。実際、レバレッジは過度に積み上がっておらず、下値は限定的との分析もあります。
一方で、循環供給の50%超が含み損を抱えており、これは戻り局面で「やれやれの売り」を生む重しになります。価格が上値をうかがうたびに、損益分岐点で抜けたい保有者の売りに直面しやすいのです。
底入れの兆しに賭けるのか、含み損の重しを警戒するのか。判断材料は交錯していますが、月末のFOMCが方向性を決める最大の節目になるとみられます。「投げ売りの終わり」と「戻り売りの壁」を分けて捉える視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月18日時点(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$63,000〜$63,300近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね930万円前後の水準です。
前日の半導体株安局面では一時$62,640まで下落しましたが、その後$63,300近辺まで戻しました。史上最高値$126,080からは約50%低い水準です。$65,000の上値抵抗を前に、上値の重い展開が続いています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月18日) | 約$63,300 | 約930万円前後で推移 |
| 24時間変動率 | 約-1.4% | 半導体株安の余波 |
| 週間変動率 | 約-1.7% | 上値を切り下げ |
| 直近安値 | 約$62,640 | 7月17日の日中安値 |
| 直近レンジ | $62,600〜$65,500 | 今週の値動きの範囲 |
| 上値抵抗 | $65,000 | 今週二度はね返される |
| 下値サポート | $58,000〜$60,000 | 長期サイクル支持帯 |
| 50日移動平均線 | $63,500近辺 | 攻防が続く |
| RSI(平均) | 約42 | 売られ過ぎ圏に接近 |
| 24時間出来高 | 約$258億 | 週末で増加 |
| 時価総額 | 約$1.27兆 | 時価総額1位 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
テクニカル面では、$65,000が今週二度はね返された明確な抵抗帯です。Decryptによると、ビットコインは水曜に$65,000を維持できず、週末のオプション満期に絡む「$64,500プットウォール」を下抜けました。この水準が短期的な支持を失った形です。
下値については、$58,000〜$60,000の長期サイクル支持帯が重要とされています。暗号資産ペアの平均RSIは約42と売られ過ぎ圏に接近しており、7月の反発を促した水準に近づいています。週末に向けて反発の足がかりになるとの見方もあります。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
本日のビットコイン(BTC)を読み解く鍵が、オンチェーンに表れた保有者の行動です。価格の下げ渋りとは裏腹に、内部では特徴的な動きが続いています。
| 指標 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 取引所流入のうち長期保有者 | 65%超 | 損失を確定しながら売却 |
| 含み損にある循環供給 | 50%超 | 戻り売りの潜在圧力 |
| 高値からの下落率 | 約50% | $126,080から半減 |
| レバレッジ水準 | 過度な積み上がりなし | 下値は限定的との見方 |
Glassnodeのデータによると、取引所に流入するビットコインの65%超を、長期保有者が損失を確定しながら売却しています。Decryptによると、これは過去の弱気相場の局面と似たパターンとされます。古参勢が降参しつつある状況です。
ただし、アナリストはこれを必ずしも悲観的には捉えていません。この売りは、投機的なレバレッジの巻き戻しではなく、古い保有者の整理によるものであり、レバレッジが過度に積み上がっていないため、下値は限定的との見方も示されています。売り手の枯渇が、底入れの前提条件になるとの解釈です。



出典:Decrypt(長期保有者の損切りとGlassnodeデータ)、Phemex(含み損保有者と戻り売り圧力)
ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
本日のビットコイン(BTC)の地合いを左右しているのが、依然として続くAI・半導体株の調整と、月末のFOMCを控えた金利の先行き警戒です。前日の半導体株の世界的急落の余波が、週末も市場心理に影を落としています。
24/7 Wall St.によると、2026年のビットコイン下落の多くは、暗号資産固有の問題ではなく、FRBの金融政策とETFからの資金流出によるものでした。逆に言えば、この二つが好転すれば、回復の起点になり得るということです。
市場の視線は、7月28〜29日のFOMCに集まっています。CPI・PPIの好結果で利上げ観測は後退したものの、FRB高官はインフレ高止まりへの警戒を維持しており、金利の方向性はなお不透明です。ドル安と米国債利回りの低下が、資金回帰のサインになるとみられます。
底入れを見極める上では、ETFへの資金流入が1週間以上続くかどうかが重要な手がかりになります。マクロ環境が改善し、投資家がリスク資産へ再び向かう流れが定着するかが、当面の焦点です。



出典:24/7 Wall St.(FRB政策・ETF資金フローとビットコイン)、crypto.news(FOMCと回復シナリオ)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY