リップル(XRP)は7月6日、Rippleが欧州で正式なMiCAライセンスを取得したとの発表がありながら、価格はむしろ小幅に下落しました。好材料が価格に直結しない展開は、XRPが依然として市場全体の地合いに左右されやすいことを示しています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月7日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、規制面での前進という好材料が出たにもかかわらず、価格が伸び悩む展開となりました。
CoinDeskによると、Rippleは7月6日、ルクセンブルクの金融規制当局CSSFから暗号資産サービスプロバイダー(CASP)の正式認可を取得し、EUのMiCA規制に完全準拠したと発表しました。これにより、欧州経済領域30カ国で規制対応済みの決済サービスを展開できるようになります。
ただし、この認可はRippleという企業に対するものであり、XRPというトークンそのものを対象としたものではありません。複数の海外メディアによると、発表当日のリップル(XRP)はむしろ約3%下落したとされ、市場は今回の認可を直接の買い材料とは受け止めなかったことがうかがえます。
一方で、取引所におけるXRPの希少性を示す指標が2024年以来の高水準に達したとの報告もあり、需給面では引き締まりの兆しも見られます。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



Rippleという企業の規制対応の進展を、XRPの価格にとっての好材料とみるべきか、それとも切り離して考えるべきか——立ち止まって整理したいところではないでしょうか。
リップル(XRP)は7月に入って一時1.18ドルまで反発したものの、足元では1.13ドル前後で伸び悩んでいます。今回のMiCAライセンス取得は企業価値にとって重要な一歩ですが、価格はこれに素直に反応しませんでした。
この後の価格動向・チャート概況では、反発後に意識される上値抵抗と、下値の防衛ラインとなる水準を整理します。マクロ環境との連動のセクションでは、金利・ドルの動きとリップル(XRP)、そしてビットコイン(BTC)との関係を掘り下げます。
さらにファンダメンタルズのセクションでは、今回のMiCAライセンスの意味合いと、それがXRPの需要にどう波及しうるのかを整理します。市場では、規制対応がいずれ決済量の増加を通じてXRPの需要につながるとの見方がある一方、その実現には時間を要するとの慎重な声も残っています。
企業としての進展と、トークンとしての価格。その距離感をどう捉えるか、読者自身の視点で考えていただきたい局面です。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、7月6日時点のデータでは、リップル(XRP)は1.13〜1.14ドルの範囲で推移していました。日本円換算ではおおむね1XRP=約177円前後の水準です。
同日の24時間変動率は、MiCAライセンス発表を受けても約マイナス3%程度と軟調でした。7月4日に付けた1.18ドルの直近高値からは、やや値を戻す展開となっています。
直近では、6月末に一時1.01ドルの19カ月ぶり安値をつけたのち、7月4日に1.18ドルまで急反発し、その後は1.13ドル前後で伸び悩む流れとなっています。上値では1.10〜1.11ドルの20日EMA、その先に1.18〜1.20ドルが意識される水準です。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月6日) | 約1.13〜1.14ドル | 好材料も価格は軟調 |
| 前日比 | 約-3% | MiCA発表も下落 |
| 直近高値 | 約1.18ドル | 7月4日に到達 |
| 直近の安値 | 約1.01ドル | 6月末の19カ月ぶり安値 |
| 直近レンジ | 約1.01〜1.18ドル | 反発局面の値幅 |
| 上値抵抗① | 約1.10〜1.11ドル | 20日EMAが意識される水準 |
| 上値抵抗② | 約1.18〜1.20ドル | 直近高値・50日EMA圏 |
| 下値サポート① | 約1.08〜1.10ドル | 反発維持の目安 |
| 下値サポート② | 約1.00ドル | 心理的節目 |
| 50日移動平均線 | 約1.20ドル | 中期的な上値の目安 |
| 200日移動平均線 | 約1.52ドル | 長期的な上値の目安 |
| 史上最高値(参考) | 約3.84ドル | 2018年1月に記録 |
史上最高値の約3.84ドルと比べると、現在の水準はなお7割ほど低い位置にあります。今回の反発が本格的な回復につながるかは、まず1.10〜1.11ドルの20日EMAを明確に上抜けし、その後1.18〜1.20ドルを超えられるかが目安とみられます。



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
今回の値動きは、リップル(XRP)がビットコイン(BTC)や市場全体の地合いと強く連動していることを改めて示しました。MiCAライセンスという個別の好材料が出ても、価格は市場全体のリスク選好度に左右される展開となっています。
複数の海外メディアによると、発表当日のリップル(XRP)の下落は、XRP固有の悪材料というよりも、市場全体のリスク回避的な動きに引きずられたものとされます。個別材料よりもマクロ要因が優勢な状況が続いています。
市場の次の焦点は、7月14日発表の消費者物価指数(CPI)、そして7月末のFOMCに移っています。金利・ドルの動向が、リップル(XRP)を含む主要銘柄の地合いを左右する重要な分岐点となりそうです。
当面のリップル(XRP)の値動きは、個別のニュースよりも市場全体の流動性環境に沿ったものになりやすいとの見方もあります。



出典:CaptainAltcoin(MiCA発表と価格の反応)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
ファンダメンタルズ面では、今回のMiCAライセンス取得が最大の注目材料となりました。CoinDeskによると、ルクセンブルクの規制当局CSSFがRippleに正式なCASP認可を付与し、6月の暫定認可から完全準拠へと格上げされました。
これにより、欧州の銀行やフィンテック企業は、単一の統合を通じてRippleの決済インフラを利用できるようになります。Rippleの欧州責任者は「完全に準拠し、拡大の準備が整った」と述べたとされます。
ただし、複数の海外メディアは、この認可がXRPの需要に直結するわけではないと指摘しています。認可はあくまでRippleの決済サービスを対象としたもので、決済の多くはRLUSDや法定通貨で処理されるため、XRPが使われる場面は限定的との見方です。
一方で、Rippleの欧州でのビジネスが拡大し、その決済がXRP Ledger上で処理されるようになれば、長期的にはXRPの利用が増える可能性もあります。CoinMarketCapによると、取引所におけるXRPの希少性指標が2024年以来の高水準に達したとの報告もあり、需給面での変化が注目されています。



出典:CoinDesk(MiCAライセンスの詳細)、Yahoo Finance(XRP需要への波及)、CoinMarketCap(希少性指標)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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| 設立 | 2024年11月13日 |
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