リップル(XRP)は7月3日、1.07ドル台へと上昇し、心理的節目の1.00ドルから明確に持ち直しました。弱い米雇用統計を受けた市場全体の反発に乗り、売り方の買い戻しを巻き込む形で週間高値を付けています。リップルのステーブルコインRLUSDがXRP台帳で過半を占めるなど、実需の拡大も続いています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月3日)
リップル(XRP)の注目ポイント
リップル(XRP)は、1.07ドル前後まで上昇しました。前日比はおよそ4%高で、心理的節目の1.00ドルから明確に持ち直しています。市場全体の反発に乗った動きです。
反発のきっかけは、前日の弱い米雇用統計を受けた地合いの改善です。売り建てに傾いていた持ち高の買い戻し(ショートスクイーズ)を巻き込み、上昇に弾みがつきました。ビットコインの反発も追い風です。
本日のリップル(XRP)は、市場全体の反発と、売り方の買い戻しによる上昇局面にあります。投資家にとっては、この反発が下降トレンドを転換させるものか、それとも一時的な戻りかを見極める場面です。ただし本日は米国が独立記念日の祝日で、薄商いには注意が必要です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



売り方の買い戻しで急伸したいま、あなたはこの上昇を下降トレンド転換の入り口と見るか、それともなお慎重に確認すべき戻りと捉えるでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、1.00ドルから反発するなか、複数の材料が交錯しています。価格動向のセクションでは、ショートスクイーズを伴う上昇と、下降チャネルの上抜けをめぐるテクニカル構造を確認します。
マクロ環境のセクションでは、弱い雇用統計を受けた市場全体の反発と、ビットコインとの連動を整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、XRP台帳で過半を占めたRLUSDと、待たれるCLARITY Actの採決を取り上げます。
注目すべきは、目先の反発が売り方の買い戻しに主導されている一方、実需や規制材料という中長期の下支えも積み上がっている点です。目先の急伸に沸くのか、それとも下降チャネルの上抜けという分岐点を冷静に見極めるのか。今の相場は、その両面を見る視点を投資家に求めているといえそうです。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、7月3日時点のデータでは、リップル(XRP)は1.07ドル前後で推移していました。前日比はおよそ4%高で、直近7日間でもおよそ4%上昇しています。1.00ドル台の安値圏から明確に持ち直しました。
前日7月2日には1.04ドル前後で推移していましたが、そこから上昇しました。年初来ではなお約53%安の水準です。数カ月にわたり守られてきた1.13ドルの支持線を回復できるかが、当面の焦点となっています。
テクニカル面では、50日・200日移動平均線がいずれも1.13〜1.14ドル付近に集中しており、この水準の回復が短期トレンド好転の条件とされています。1年続く下降チャネルの上限にあたる1.18〜1.20ドルを上抜ければ、中立圏への移行が意識されます。一方、下値では0.5フィボナッチ水準の1.02ドルが支持帯で、これを割ると0.87ドル方向が視野に入ります。14日RSIは売られ過ぎ圏から持ち直しつつあります。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月3日) | 約1.07ドル | 1.00ドルから明確に持ち直し |
| 前日終値(7月2日) | 約1.04ドル | そこから上昇 |
| 前日比 | 約+4% | 市場全体の反発に連動 |
| 7日間騰落率 | 約+4% | 市場平均を上回る |
| 年初来騰落率 | 約-53% | 戻りは途上 |
| 下値サポート | 約1.02ドル | 0.5フィボナッチ、割れると0.87ドル |
| 上値抵抗 | 約1.13〜1.14ドル | 50日・200日移動平均線が集中 |
| 上抜けの節目 | 約1.18〜1.20ドル | 下降チャネル脱却の条件 |
| 移動平均線の形状 | デスクロス継続 | 中期的な下押し圧力を示唆 |
| 52週レンジ | 約0.3865〜3.6556ドル | 直近は下限寄り |
| 史上最高値(参考) | 約3.84ドル(2018年1月) | 現値は同水準から約7割安 |



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
本日のリップル(XRP)の上昇は、市場全体の地合い改善に沿ったものです。前日発表された6月の米雇用統計が市場予想を下回り、FRBの利上げ観測が後退しました。これを受けて、ビットコインが6万ドル台を回復し、XRPを含むリスク資産全体に買いが戻りました。
Decryptによると、この反発局面で売り方の持ち高が大きく整理されました。ビットコイン、イーサリアム、XRPがそろって週間高値を付けるなか、下落を見込んでいた売り方が買い戻しを迫られ、上昇に弾みがつきました。XRPはビットコインとの相関が高く、その反発の恩恵を受けやすい状況です。
もっとも、金融引き締め的な地合いが完全に消えたわけではありません。7月28〜29日にはFOMCが控えており、ここでのタカ派・ハト派の判断が次の方向を左右するとみられます。当面は、ビットコインが6万ドル台を固められるかが、XRPの目先を左右する鍵となります。



出典:CoinGecko(週間騰落率・市場全体の反発)、Decrypt(売り方の整理・週間高値)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
リップル(XRP)の事業面では、象徴的な節目がありました。U.Todayによると、リップルのステーブルコインRLUSDが、XRP台帳(XRPL)上での供給シェアで51%に達し、初めて過半を占めました。当初はイーサリアムで発行されたRLUSDの拠点が、XRP台帳へと着実に移りつつあることを示しています。
需給面でも、蓄積の動きが続いています。Cointribuneによると、主要取引所で大口の動きが活発化しています。過去にはこうした大口の動きが、下落局面での蓄積を示すとされてきました。RLUSDの決済網としての利用拡大も、XRP台帳の実需を押し上げる要因です。
規制面では、CLARITY Actが引き続き焦点です。同法案は当初目標の7月4日成立が見送られ、上院本会議の採決は7月下旬から8月初旬にずれ込む見通しです。もっとも、リップルの事業(RLUSDや決済網)の成長が必ずしもXRP自体の需要に直結しない構造は変わっておらず、実需の拡大が価格にどう結びつくかが、引き続き焦点となります。



出典:U.Today(RLUSDのXRP台帳シェア51%)、The Crypto Times(CLARITY Actの採決見通し・実需との関係)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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