リップル(XRP)は7月2日、1.05ドル前後で心理的節目の1.00ドルをかろうじて維持しています。市場が注目してきたCLARITY Actの7月4日成立が事実上見送られる一方、ネットワークの利用は急増しており、価格と実態の乖離が一段と際立っています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月2日)
リップル(XRP)の注目ポイント
リップル(XRP)は、1.05ドル前後で推移し、心理的節目の1.00ドルをかろうじて維持しています。6月を通じて約20%下落し、年初来では約53%安と、2024年後半以来の安値圏にとどまっています。
本日の注目点は、市場が期待してきたCLARITY Actの成立が、当初目標の7月4日に間に合わない見通しとなったことです。一方で、ネットワークの利用は急増しており、価格の弱さとは対照的な動きを見せています。
本日のリップル(XRP)は、規制材料の遅れという逆風と、ネットワーク利用の拡大という追い風が交錯する局面にあります。投資家にとっては、目先の価格の弱さと、その裏で進む実需の拡大の両方を見極める場面です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



期待された法案が遅れる一方で利用が伸びるいま、あなたはこの乖離を仕込みの好機と見るか、それとも規制の進展を待つべき段階と捉えるでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、1.00ドルの大台を守りながら、複数の材料が交錯しています。価格動向のセクションでは、安値圏での推移と、1.00ドル・1.10ドルという重要な節目をめぐるテクニカル構造を確認します。
マクロ環境のセクションでは、ビットコインの反発との連動と、市場全体の地合いを整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、7月4日の成立が見送られたCLARITY Actと、急増するネットワーク利用という相反する材料を取り上げます。
注目すべきは、規制材料が遅れる一方で、利用者数の増加やETFへの資金流入という実需が着実に積み上がっている点です。目先の価格の弱さに動揺するのか、それとも水面下で進む実需の拡大を冷静に見極めるのか。今の相場は、その両面を見る視点を投資家に求めているといえそうです。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、7月2日のデータでは、リップル(XRP)は1.04〜1.05ドル前後で推移していました。24時間の値幅はおよそ1.0226〜1.0535ドルで、前日終値は1.0447ドルでした。ビットコインの反発に沿って、1.00ドル台を維持しています。
過去12カ月ではおよそ53%下落しました。6月は約20%安となり、2024年後半以来の安値圏です。数カ月にわたり守られてきた1.13ドルの支持線を割り込んで以降、戻りは限定的です。
テクニカル面では、50日・200日移動平均線をいずれも下回り、5月以降は下降トレンドラインが上値を抑えています。CoinPediaによると、当面は1.00〜1.03ドルの支持帯が買いを集める一方、1.08〜1.10ドルの下降トレンドラインが上抜けの鍵とされています。これを突破すれば1.15ドル、さらに1.25ドルが視野に入る一方、1.00ドルを割ると0.93ドル方向が意識されます。市場心理は「極度の恐怖」圏にとどまっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月2日) | 約1.04〜1.05ドル | 1.00ドルをかろうじて維持 |
| 前日終値 | 約1.0447ドル | ビットコインの反発に連動 |
| 24時間高値 | 約1.0535ドル | レンジ上限 |
| 24時間安値 | 約1.0226ドル | レンジ下限 |
| 年初来騰落率 | 約-53% | 2024年後半以来の安値圏 |
| 下値サポート | 約1.00〜1.03ドル | 割れると0.93ドルが視野 |
| 上値抵抗 | 約1.08〜1.10ドル | 下降トレンドライン、突破で1.15ドル |
| 200日移動平均線 | 約1.52ドル | 下回り長期は弱含み |
| 移動平均線の形状 | デスクロス継続 | 中期的な下押し圧力を示唆 |
| 史上最高値(参考) | 約3.66ドル(2025年7月) | 現値は同水準から約7割安 |



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
本日のリップル(XRP)が1.00ドル台を維持しているのは、市場全体の反発に沿ったものです。FRBのウォーシュ議長がインフレ上昇圧力の低下に言及したことで、ビットコインが6万ドル台を回復し、XRPもこれに沿って下げ止まりました。XRPはビットコインとの相関が高い状況が続いています。
24/7 Wall St.によると、6月のXRPの下落は、XRP固有の悪材料によるものではなく、ビットコインなど主要銘柄がそろって下げる市場全体の売りに巻き込まれたものでした。ビットコインもほぼ同程度下落しており、市場全体の地合いがXRPの重しとなってきました。
当面の焦点は、ビットコインが6万ドル台を固められるか、そして本日発表される米雇用統計を受けた市場全体のリスク選好です。24/7 Wall St.は、ビットコインの下値と米金融政策の動向が、当面のXRPの方向を左右する鍵になるとの見方を示しています。



出典:24/7 Wall St.(市場全体の売り・ビットコインとの連動)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
本日のリップル(XRP)固有の最大の材料が、CLARITY Actの遅れです。24/7 Wall St.によると、XRPを商品として恒久的に位置づける同法案について、ホワイトハウスが目標としていた7月4日の成立は実現しない見通しとなりました。上院が6月29日から休会に入り、7月13日まで戻らないうえ、復帰後の最初の週は国防関連法案が優先されるためです。
同メディアによると、上院本会議の採決は早くても7月下旬から8月初旬にずれ込む見通しです。可決には60票が必要で、7人程度の民主党議員の賛成が求められますが、トランプ大統領自身の暗号資産保有に関する倫理条項をめぐって協議が難航しているとされます。成立の可否は、XRPにとって上下双方向に大きな材料です。
一方で、ネットワークの実態は改善しています。CoinPediaによると、XRPの1日あたりのアクティブアドレス数は直近2週間で72%増加し、利用者の拡大を示しました。スポットXRP ETFへの資金流入も続いており、価格の弱さとネットワークの成長という乖離が際立っています。この乖離が今後どちらに収れんするかが、下半期の焦点となります。



出典:24/7 Wall St.(CLARITY Actの遅れ・採決見通し)、CoinPedia(アクティブアドレスの増加・ETF流入)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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