リップル(XRP)は6月29日、1.04ドル前後で2026年の安値圏にとどまり、心理的節目の1.00ドル直上で四半期末・上半期末を迎えています。年初来で約52%下落し主要銘柄のなかでも弱い上半期を終えるなか、市場の関心は、下半期の最大の分岐点となるCLARITY Actの本会議採決に集まっています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年6月29日)
リップル(XRP)の注目ポイント
リップル(XRP)は、1.04ドル前後で推移し、2026年の安値圏にとどまっています。年初来では約52%下落し、主要銘柄のなかでも大きく値を下げた状態で上半期を終えようとしています。1.00ドルの大台が、引き続き最大の防衛ラインです。
市場の関心は、下半期の見通しに移りつつあります。とりわけ、XRPの規制上の地位を確定させるCLARITY Actの本会議採決が、8月の議会休会という期限を前に、相場の方向を左右する二択の分岐点として意識されています。
本日のリップル(XRP)は、1.00ドルの大台を守りつつ上半期を終え、下半期の法案採決という大きな節目を見据える局面にあります。投資家にとっては、目先の安値圏での攻防と、採決を起点とした振れ幅の大きさの両方を意識することが重要です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



1.00ドルの大台で上半期を終えるいま、あなたはこの安値圏を仕込みの好機と見るか、それとも採決の結果を見極めるべき段階と捉えるでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、1.00ドルの大台を目前に底固めを探りながら、複数の材料が交錯しています。価格動向のセクションでは、安値圏での推移と、1.00〜1.02ドルの重要な支持帯をめぐるテクニカル構造を確認します。
マクロ環境のセクションでは、ビットコインとの連動と、四半期末の地合いを整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、下半期最大の材料であるCLARITY Actの採決と、それを起点とした振れ幅の大きさを取り上げます。
注目すべきは、目先は弱気のテクニカルが続く一方で、採決という二択の分岐点を前に、上方向にも下方向にも大きく動き得る需給構造が積み上がっている点です。目先の弱さに動揺するのか、それとも採決に向けた構造を冷静に見極めるのか。今の相場は、その両面を見る視点を投資家に求めているといえそうです。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、6月29日のデータでは、リップル(XRP)は1.04ドル前後で推移していました。24時間高値は1.074ドル、安値は1.042ドルで、前日比はおよそ0.2%の下落、週間ではおよそ7%安です。週末で出来高は約11億ドルと細っています。
年初来ではおよそ52%下落し、過去12カ月でも同程度の下げとなっています。数カ月にわたり守られてきた1.13ドルの支持線を割り込んで以降、安値圏での推移が続き、心理的節目の1.00ドルが目前に迫っています。
テクニカル面では、50日・200日移動平均線をいずれも大きく下回り、デスクロスの形状が続いています。市場分析のChartNerdTAによると、長期の節目である2週足の200指数平滑移動平均線(EMA)と300週単純移動平均線(SMA)が、いずれも1.02ドル付近で集中しており、重要な支持帯となっています。これを明確に割ると、2022年の弱気相場の底のパターンに照らし、0.80ドル付近まで下げる可能性も指摘されています。一方、RSIは売られ過ぎ圏にあり、短期的な反発の可能性も残ります。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(6月29日) | 約1.04ドル | 1.00ドルが目前に |
| 前日比 | 約-0.2% | 週末で小動き |
| 週間騰落率 | 約-7% | 戻りは限定的 |
| 24時間高値 | 約1.074ドル | レンジ上限 |
| 24時間安値 | 約1.042ドル | 2026年の安値圏 |
| 年初来騰落率 | 約-52% | 主要銘柄のなかでも弱い |
| 下値サポート(集中帯) | 約1.00〜1.02ドル | 長期移動平均線が集中 |
| 次の下値目標 | 約0.80〜0.87ドル | 集中帯割れで意識 |
| 上値抵抗 | 約1.10ドル / 1.20ドル | 回復が当面の課題 |
| 移動平均線の形状 | デスクロス継続 | 中期的な下押し圧力を示唆 |
| 史上最高値(参考) | 約3.66ドル(2025年7月) | 現値は同水準から約7割安 |



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
足元のリップル(XRP)の弱さは、市場全体の地合いと連動しています。ビットコインが6万ドル前後で四半期末を迎え、米ドル高・金融引き締め観測という逆風が続くなか、XRPもこれに沿って安値圏にとどまっています。XRPはビットコインとの相関が高く、その方向に左右されやすい状況です。
四半期末・上半期末にあたる本日は、持ち高調整の動きも値動きを振れやすくする要因です。月末・四半期末は、機関投資家が損益を確定させる動きが出やすく、薄商いの週末と重なって値動きが荒くなりやすい局面です。
当面は、ビットコインが6万ドル前後で下げ止まれるか、そして来週以降の米経済指標を受けた市場全体のリスク選好が、XRPの目先の方向を左右するとみられます。ビットコインの底入れが確認されれば、売られ過ぎのXRPは相対的に強い反発を見せる可能性もあります。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
下半期のリップル(XRP)にとって、最大の材料はCLARITY Actの本会議採決です。Brave New Coinによると、同法案は5月14日に上院銀行委員会を15対9で通過し、6月1日に上院本会議の議事日程に乗りました。もっとも、可決に必要な60票への道のりは依然として険しく、倫理条項や開発者の責任範囲をめぐる議論が続いています。7月17日にニューヨークで予定される下院の公聴会が、上院の行動を促す圧力になるとみられています。
採決の結果は、XRPの価格を大きく左右する「二択」の材料です。Galaxy Researchは2026年中の可決確率を75%と見積もり、現実的な署名時期を8月3日の週としています。可決されれば、Standard Charteredは基本シナリオで2.80ドル、強気シナリオでは8ドルの価格目標を示しています。一方、8月の議会休会までに採決が間に合わなければ、失望売りで一段安となるリスクもあります。
需給面では、採決を起点とした急騰の芽も指摘されています。Investing.comによると、現在価格の上方には約30億ドル規模の踏み上げ(ショートスクイーズ)の起点となり得る清算帯が積み上がっています。売り建てが大きく傾いているため、CLARITY Actの可決のような好材料が出れば、売り方の買い戻しを巻き込み、48〜72時間で30〜50%の急騰につながる可能性もあるとされています。弱気のテクニカルと、採決を起点とした急反発の芽が共存しています。



出典:Brave New Coin(CLARITY Actの採決状況・1.02ドルの集中帯)、Investing.com(ショートスクイーズの清算帯)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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