当面の焦点は、来週以降に発表される米国の経済指標です。雇用やインフレに関する指標が金融政策の見通しを左右し、ビットコインの方向にも影響するとみられます。月末・四半期末に伴う持ち高調整も、目先の値動きを振れやすくする要因です。
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ビットコイン(BTC)は6月29日、6万ドル前後で推移し、四半期末・上半期末の節目を迎えています。6月は月間で約18%安と今年最大の下げ幅となる見通しで、市場では下半期の見通しと、四年周期の「底」がいつ訪れるかに関心が移りつつあります。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年6月29日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
ビットコイン(BTC)は、6万ドル前後で推移しています。6月24〜25日に5万8000ドル台まで急落したのち、この水準で下げ止まりを探る展開が続いています。本日は四半期末・上半期末にあたり、月間では約18%安と今年最大の下落で6月を終えようとしています。
市場の関心は、目先の値動きから下半期の見通しへと移りつつあります。とりわけ、四年周期の「底」がいつ訪れるかをめぐり、専門家の見方が交錯しています。
本日のビットコイン(BTC)は、上半期を弱含みで終えつつ、下半期の底入れの時期を見極める局面にあります。投資家にとっては、目先の安値圏での攻防と、より長期的なサイクルの位置づけの両方を意識することが重要です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



弱含みで上半期を終えるいま、あなたはこの調整局面がいつ底を打つと考え、どう向き合っていくでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、6万ドルを挟んだ攻防のなか、四半期末の節目を迎えています。価格動向のセクションでは、5万8000ドルの下値と、月間約18%安という上半期末の状況を確認します。
マクロ環境のセクションでは、主要中央銀行が利上げ方向へ傾く金融政策の地合いと、下半期の見通しを整理します。そのうえで、四年周期説に基づく「底」の時期をめぐる、専門家の見方の違いを取り上げます。
注目すべきは、目先は極度の弱気心理に沈む一方、長期保有者は底堅さを保ち、下半期後半に底入れが近づくとの見方も出ている点です。目先の弱さに動揺するのか、それともサイクルのなかでの現在地を冷静に見極めるのか。今の相場は、長期の視点を投資家に求めているといえそうです。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、6月29日のデータでは、ビットコイン(BTC)は6万ドル前後で推移していました。協定世界時の昼ごろには6万256ドル、前日からはほぼ横ばいです。週末から週明けにかけて、6万ドルの大台を挟んだ小動きが続いています。
6月24〜25日に付けた5万8000ドル台の安値が、当面の重要な下値の節目です。月間では約18%安と、今年最大の下落幅となっています。10月の史上最高値の約12万6080ドルからは、ほぼ半値の水準です。
テクニカル面では、50日・200日移動平均線をいずれも下回り、長期の節目である200週移動平均線(約6万2000ドル台)も試す展開が続いています。14日RSIは31〜32と売られ過ぎ寄りの水準です。CoinDCXによると、当面は5万8115ドルの支持帯を維持できるかが焦点で、これを割ると5万5000ドル、さらに5万ドルが視野に入る一方、6万5631ドルの回復が地合い改善の条件とされています。市場心理を示すFear & Greed Indexは18と「極度の恐怖」圏にとどまりました。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(6月29日) | 約6万256ドル | 6万ドルを挟んで小動き |
| 前日比 | ほぼ横ばい | 週明けも安値圏で推移 |
| 直近安値(6月24〜25日) | 約5万8115ドル | 当面の重要な下値 |
| 月間騰落率(6月) | 約-18% | 今年最大の下げ幅 |
| 上値抵抗 | 約6万2000〜6万5631ドル | 移動平均線が集中 |
| 下値サポート | 約5万8115ドル | 割れると5万5000ドルが視野 |
| 200週移動平均線 | 約6万2000ドル台 | 長期的な強気・弱気の分岐点 |
| 50日移動平均線 | 約6万5000ドル超 | 価格は同線を下回る |
| 14日RSI | 31〜32 | 売られ過ぎ寄り |
| Fear & Greed Index | 18(極度の恐怖) | 市場心理は慎重 |
| 時価総額 | 約1.20兆ドル | 暗号資産で最大規模を維持 |
| 史上最高値(参考) | 約12万6080ドル(2025年10月) | 現値は同水準から約半値圏 |



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
足元のビットコイン(BTC)の弱さの土台には、引き続き金融政策の逆風があります。FOREX.comの分析によると、世界の主要中央銀行の金融政策の地合いが変化しつつあり、地政学的なショックの影響に対応するなかで、より多くの中央銀行が利上げ方向へ傾いていると指摘されています。
とりわけ、米連邦準備制度(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日銀という主要中央銀行がいずれも追加利上げの方向に傾きつつある点が、リスク資産全体の重しとなっています。利回りを生まないビットコインにとって、金利が高止まりする環境は逆風です。インフレ再加速への警戒が、その背景にあります。
当面の焦点は、来週以降に発表される米国の経済指標です。雇用やインフレに関する指標が金融政策の見通しを左右し、ビットコインの方向にも影響するとみられます。月末・四半期末に伴う持ち高調整も、目先の値動きを振れやすくする要因です。



出典:FOREX.com(主要中央銀行の利上げ傾向・下半期の見通し)
ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
上半期末を迎え、市場では四年周期説に基づく「底」の時期に関心が集まっています。FOREX.comの分析によると、過去の半減期からの時間的な周期を当てはめると、前回のサイクルの天井は2025年10月初めで、底堅い「底」は2026年第4四半期の始め頃まで訪れない可能性があるとされています。
複数の分析機関も、同様の見方を示しています。Mudrexによると、CryptoQuantやGlassnodeといったオンチェーン分析企業、アナリストのベンジャミン・コーエン氏らが、それぞれ独立して2026年第4四半期を底の可能性が最も高い時期として挙げています。過去のサイクルでは、12月が投げ売りの転換点となってきた経緯があります。
もっとも、悲観一辺倒ではありません。FOREX.comによると、第3四半期の見通しは引き続き下振れに傾く一方、第4四半期はバリュエーションの落ち着きと長期保有者の底堅さから、より建設的な見通しになりつつあるとされています。長期保有者は、2028年の次回半減期に向けた強気の値動きが確認されるまで、忍耐強く待つことが推奨されると指摘されています。目先の弱さと、サイクル後半の底入れへの期待が交錯しています。



出典:FOREX.com(四年周期と底入れ時期の見通し)、Mudrex(分析機関の底入れ時期の予想)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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