5月15日(金)のイーサリアム(ETH)は、2,267〜2,294ドル付近で推移しています。前日5月14日には、CLARITY法案が上院銀行委員会を15対9の超党派投票で通過した一方、ConsensysのIPOが秋まで延期されたとの報道、JPMorganがイーサリアム上でトークン化マネー・マーケット・ファンドの登録を申請、NUVAが19億ドル分のFigure社の実物資産(RWA)をイーサリアムに接続、ビットコインに前向きなKevin Warsh氏が本日FRB議長として正式就任など、規制・機関採用・金融政策の構造変化が連続して起きた重要な節目を迎えています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年5月15日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
5月15日(金)のイーサリアム(ETH)は、2,267〜2,294ドル付近で推移しています。CoinMarketCapによれば、5月15日時点でETHは2,267.52ドル、24時間取引量は159.22億ドル、と整理されています。MetaMaskでは5月14日時点で2,293.64ドル、時価総額は2,768億ドル、と報告されています。CoinDeskでは5月14日4時33分(EDT)時点で2,267.12ドル、24時間-2.09%と報告されています。
本日最大の注目点は四つあります。一つは5月14日にCLARITY法案が上院銀行委員会を15対9の超党派投票で通過し、イーサリアムがコモディティ(商品)として連邦法レベルで明確化される道筋がついた点、二つ目はJPMorganがイーサリアム上でトークン化マネー・マーケット・ファンドを登録申請した点、三つ目はNUVAがFigure社の19億ドル分のトークン化された実物資産(RWA)をイーサリアムに接続した点、四つ目はWarsh氏が本日FRB議長として正式就任する点です。
CoinDeskによれば、上院銀行委員会のTim Scott委員長が最終局面で修正案を受け入れる采配により、CLARITY法案を15対9の超党派投票で通過させた、と整理されています。同記事は、共和党13名全員に加えて民主党2名が賛成票を投じ、数カ月遅延していた法案がようやく次のステージに進む、と報じています。
テクニカル面では、CoinDCXによれば、ETHは5月11日時点で2,332.14ドル、RSI 14日は29.61と売られ過ぎゾーン、50日EMA 2,336.06ドルと200日移動平均 2,335.07ドルがほぼ重なる支持線として機能している、と整理されています。同社は、5月の予測レンジを2,200〜2,650ドル(5月末ターゲット2,500ドル)と分析しています。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



CLARITY法案通過、JPMorganのトークン化ファンド、NUVAの19億ドル実物資産接続、Warsh議長就任——これだけのイーサリアム強気材料が同日に集中する中、なぜETHは2,267ドル付近にとどまっているのでしょうか。
本日のETH相場を読み解くうえで意識したい軸は、「CLARITY法案上院銀行委員会15対9超党派通過によるイーサリアムのコモディティ法定化への道筋」「JPMorganのイーサリアム上トークン化マネー・マーケット・ファンドと、NUVAによるFigure社の19億ドル実物資産接続が示す機関採用の質的進展」、そして「本日Warsh議長就任とGlamsterdamアップグレード(6月予定)」という3つの要素です。
後述の価格動向セクションでは、2,267〜2,294ドル前後の攻防と、上値2,360〜2,500ドル、下値2,150〜2,260ドルの重要レベルを整理していきます。
オンチェーン項では、5月14日のCLARITY法案通過、JPMorganのイーサリアム・トークン化マネー・マーケット・ファンド登録申請、NUVAによるFigure社実物資産19億ドル接続、SharpLink保有ETH 20億ドル超、Bitmineの累計5.21百万ETH保有、4月単月3.56億ドルのETF流入を確認します。
マクロ項では本日のWarsh議長就任、ファンダメンタルズ項では5月14日CLARITY法案通過、JPMorganのトークン化ファンド、NUVAとFigure社の19億ドル接続、Glamsterdamアップグレード、Clear Signing(クリア・サイニング)標準、地政学項では北京でのTrump-Xi首脳会談を整理します。
読者の皆さまには、目先の価格停滞に振り回されず、「CLARITY法案でイーサリアムのコモディティ法定化、JPMorganとNUVAで実物資産・機関採用、Glamsterdam実装まで残り約1カ月——イーサリアムのファンダメンタル基盤は史上最も堅牢に整いつつある」という長期視点を念頭に置きながら、来週以降の値動きを冷静に観察してみていただければと思います。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(5月15日) | 約2,267ドル(約35.0万円) | CoinMarketCap、24時間出来高159.2億ドル |
| 5月15日CoinMarketCap | 2,267.52ドル | 24時間取引量159.2億ドル |
| 5月14日MetaMask | 2,293.64ドル | 時価総額2,768億ドル、出来高157.2億ドル |
| 5月14日CoinDesk(4:33 EDT) | 2,267.12ドル | 24時間-2.09%、時価総額2,736億ドル |
| 5月14日Fortune(8:45 EDT) | 2,258.01ドル | 前日同時刻比-28.94ドル |
| 5月14日Yahoo Finance始値 | 2,257.71ドル | 前日比-0.7%、週次連続マイナス |
| 5月14日6:57 ET | 2,261.79ドル | Yahoo Finance、CLARITY前 |
| 5月12日Fortune(9:15 EDT) | 2,290.85ドル | Warsh理事承認後 |
| 5月11日CoinDCX | 2,332.14ドル | RSI 29.61(売られ過ぎ) |
| 5月予測平均(CoinDCX) | 2,500ドル(5月末ターゲット) | レンジ2,200〜2,650ドル |
| Tom Lee氏「クリプトの春」確認条件 | 5月末2,100ドル超クローズ | 3カ月連続プラスでベア市場前例なし |
| Tom Lee氏 2026年末予測 | 9,000〜12,000ドル | Consensus 2026 Miami発表 |
| Tom Lee氏 2026年末強気ケース | 22,000ドル | 2021年高値ETH/BTC比率回復前提 |
| Citi近期目標 | 3,175ドル | Glamsterdam前ベースケース |
| Standard Chartered 2026年末 | 7,500ドル | 強気ケース |
| Changelly 5月予測平均 | 2,531.41ドル(最低2,297〜最高2,766ドル) | 5/15予測値2,395.65ドル |
| 上値抵抗(直近) | 2,300〜2,360ドル | 突破で2,420ドル方向 |
| 次の抵抗 | 2,420〜2,500ドル | CoinDCXの確認シグナル |
| 強い抵抗 | 2,700〜2,750ドル | 50日・200日移動平均抜け後の目標 |
| 下値サポート(直近) | 2,260〜2,280ドル | CoinDCX強い心理的ゾーン |
| 次の下値 | 2,211ドル | MEXCのリジェクト時下値 |
| 深い下値 | 2,108〜2,150ドル | マクロ悪化シナリオ目標 |
| 50日・200日移動平均収束ゾーン | 2,361〜2,367ドル | 5.80ドルレンジで分水嶺 |
| RSI(14日) | 約29〜57(売られ過ぎから中立) | 反発余地あり |
| 30日緑日数 | 17/30(57%) | 底堅い構造 |
| 恐怖・強欲指数 | 49(中立) | Changelly |
| 時価総額 | 約2,736〜2,768億ドル | 第2位、ビットコインに次ぐ |
| 24時間出来高 | 約64.8〜159.2億ドル | 取引活発化 |
| 52週レンジ | 1,743〜4,955ドル | 2月安値からの回復継続 |
| 過去6カ月騰落率 | 約-54% | 2025年8月ピーク4,953ドルから |
| 史上最高値 | 約4,953.73ドル(2025年8月24日) | 現値は約-54% |
5月15日(金)早朝時点のデータでは、イーサリアム(ETH)は2,267〜2,294ドル付近で推移していました。日本円換算では約35.0万円となります。
5月14日の値動きについて、Yahoo Financeによれば、ETHは2,257.71ドルで取引を開始し、前日比-0.7%とCLARITY法案投票前の慎重姿勢を示した、と整理されています。Fortuneの集計では、8時45分(EDT)に2,258.01ドル、前日同時刻比-28.94ドルとCPI後の利下げ期待消失を反映した、と報じられています。
その後、CLARITY法案が15対9で上院銀行委員会を超党派で通過したニュースを受けても、ETHはビットコインほど強い反応を示さず、CoinDeskの集計では2,267.12ドル付近で停滞、と報告されています。これはETHが「ビットコインの値動きに連動するハイベータ資産」としての値動きから一時的に外れ、独自のファンダメンタル材料消化フェーズに入っていることを示唆しています。
テクニカル面では、CoinDCXの分析が重要な構図を示しています。同社によれば、ETHは5月11日時点で2,332.14ドル、RSI 14日は29.61と売られ過ぎゾーンにあり、50日EMA 2,336.06ドルと200日移動平均 2,335.07ドルがほぼ重なる支持線として機能している、と整理されています。同社は、5月の予測レンジを2,200〜2,650ドル(5月末ターゲット2,500ドル)と分析しています。
MEXC Newsの分析では、50日と200日の移動平均が2,361ドルと2,367ドルへ収束し、その差は5.80ドルのバンド内に圧縮されており、これが5月の決定的なテクニカルイベントとなっている、と整理されています。同記事は、このゾーンを日足終値で上抜けば両移動平均が抵抗線からサポートに転換し、2,750ドルへの道が開かれる、と分析しています。
Sherwood Newsが伝えるBitmineの会長Tom Lee氏の発言として「ETHが2026年5月末に2,100ドル超でクローズすれば、これは3カ月連続のプラス月となり、暗号資産ベア市場ではかつて見られなかった現象だ。2,100ドル超は『クリプトの春』の到来を確認する」と整理されています。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
本日のオンチェーン面で最大のテーマは、5月14日に発表されたJPMorganのイーサリアム上トークン化マネー・マーケット・ファンド登録申請、NUVAによるFigure社の19億ドル分実物資産接続、そしてCLARITY法案通過がイーサリアムに与える機関採用の追い風です。
CoinGeckoによれば、JPMorganは5月14日にイーサリアム上でトークン化マネー・マーケット・ファンドを登録申請したと、Decryptが報じている、と整理されています。これはJPMorganが2つ目のイーサリアム基盤のトークン化ファンドの立ち上げを目指す動きで、ステーブルコイン準備金市場を狙っている、とCoinMarketCapが伝えています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 5/14 JPMorganトークン化マネー・マーケット・ファンド | イーサリアム上で登録申請 | 2つ目のイーサリアム基盤・ステーブルコイン準備金を狙う |
| 5/14 NUVAとFigure社の実物資産接続 | 19億ドルのイーサリアム接続 | BNY元幹部Anthony Moro氏主導 |
| 5/13 Consensys IPO延期 | 秋まで延期 | 市場環境悪化・JPMorgan/Goldman Sachs主幹事 |
| 5/12 クリア・サイニング標準ローンチ | ERC-7730・ERC-8176採用 | Ledger・Trezor・MetaMask参加 |
| Bitmine累計ETH保有 | 5.21百万ETH(約120億ドル相当) | 流通供給の約4.31% |
| Bitmine 5/4〜5/10 週間蓄積 | +26,659 ETH(約6,300万ドル) | 従来10万超ペースから4分の1へ減速 |
| Bitmineステーキング | 471万ETH超(約110億ドル) | 全保有の90%超、年間3.19億ドル収益 |
| SharpLink Gaming保有ETH | 20億ドル超 | 第2位、Joe Lubin運営 |
| SharpLink×Galaxy Digital新ファンド | 1.25億ドル流動性ファンド | 5/11発表、オンチェーン利回り戦略 |
| Ether Machine保有ETH | 約49.7万ETH | 第3位 |
| 5/14 ETH ETF | 純流出継続 | CPI後のセンチメント悪化反映 |
| 4月単月ETH ETF流入 | 3.56億ドル | 5カ月連続流出からの反転 |
| 米国スポットETH ETF累計AUM | 139.7億ドル | 過去最大水準 |
| 取引所ETH残高 | 約1,455万ETH(過去最低) | 長期保有志向の継続 |
| ステーキング総量 | 約3,700万ETH | 循環供給の約30% |
| Q1 2026ネットワーク取引 | 2億400万件 | 過去最高、2023年安値の2倍 |
| DeFi TVL(イーサリアム) | 約45.74億ドル | 絶対値で最大、シェア54% |
| イーサリアムのグローバルDeFi TVLシェア | 68% | MEXC、構造的支配的 |
| 建玉(ETH無期限先物) | 約50億ドル | 意味のあるデリバティブ参加 |
| クジラ蓄積(5/1〜5/3) | +14万ETH(約3.22億ドル) | 96時間で歴史的な強気シグナル |
注目すべき動きとして、Decryptが伝えるCoinGeckoの内容として、JPMorganは5月14日にイーサリアム基盤のトークン化マネー・マーケット・ファンドを米SECに登録申請し、ステーブルコイン発行体の準備金市場(推定総額約2,800億ドル)を狙っている、と整理されています。これは伝統的金融機関がイーサリアムを「企業財務向けの選ばれた決済レイヤー」として位置付ける動きの典型例です。
もう一つの重要な動きとして、CoinDeskによれば、Animoca社が支援するNUVAが、Figure社の19億ドル分のトークン化資産をイーサリアムに接続するプロトコルを発表した、と整理されています。同記事は、BNY元幹部のAnthony Moro氏が率いるNUVAは、実物資産(RWA)をDeFi市場に接続し、ホーム・エクイティ・ライン・オブ・クレジット(住宅担保信用枠)と米国債から開始する、と報じています。
CoinMarketCapによれば、Singapore Gulf BankとStandard Charteredの提携(5/12)も、イーサリアム経済圏にとっての機関採用継続を示す追加サインとなっている、と整理されています。



出典:CoinGecko/Decrypt(5/14 JPMorganのイーサリアム・トークン化マネー・マーケット・ファンドSEC登録申請・ステーブルコイン準備金市場狙い)、CoinMarketCap(ConsensysのIPO秋まで延期・NUVAの19億ドルFigure社実物資産イーサリアム接続・JPMorganの2つ目のトークン化ファンド・SharpLinkの1.25億ドルGalaxy Digital利回りファンド)、The Block(Bitmineの週次26,659 ETH購入・累計5.21百万ETH・ステーキング471万ETH・年間3.19億ドル収益)、Disruption Banking(4月ETH ETF 3.56億ドル流入・米国AUM 139.7億ドル・取引所準備金1,455万ETH過去最低)、MEXC News(DeFi TVL 45.74億ドル・イーサリアムのグローバルDeFi TVLシェア68%・3,700万ETHステーキング・クジラ3.22億ドル96時間蓄積)
イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
マクロ環境では、本日5月15日にKevin Warsh氏がFRB議長として正式就任します。Bitcoin Magazineによれば、Warsh氏は5月13日に54対45の党派投票(近代史上最も僅差)で承認され、唯一民主党のJohn Fetterman氏(PA)が共和党側に投票した、と整理されています。同氏のCNBC声明(「ビットコインは40歳以下の人々にとっての新しいゴールド」)が暗号資産市場全体への前向きな期待を生んでいます。
同記事は、Warsh氏が金融開示書類で1億ドル超の暗号資産関連投資(Flashnet、Bitwise、Basisなど)を保有していると整理されています。これはイーサリアムを含む暗号資産政策に対して前向きな影響を与え得る材料です。
24/7 Wall St.によれば、Warsh氏の「量的引き締めしながら利下げ(QT for Cuts)」アプローチ(バランスシート縮小と金利引き下げの同時実施)が、リスク資産全般に複雑な影響を与える、と整理されています。同記事は、Trump大統領がCNBCで「Warshが即座に利下げしなければ失望する」と発言し、FRB独立性に公的圧力をかけている、と報じています。
金融政策面では、Crypto Briefingによれば、4月CPIは前年比2.8%(コア)と前月比0.4%上昇、エコノミスト予想を上回り、ヘッドラインCPIは3.8%と2023年5月以来最高、と整理されています。同記事は、ホットなインフレ環境下でWarsh議長が緩和寄りの最初の発言を行うのは「最悪のタイミング」だ、と分析しています。Warsh氏の最初のFOMC会合は6月16〜17日に予定されています。
ETHの構造的特性として、Investing.comの過去分析が指摘するように、ETHには3〜5%のステーキング利回り、DeFi貸出利回り、EIP-1559によるトークン焼却(バーン)の仕組みが組み合わさっており、ETF流入と相まってETH供給が継続的にロック・ステーキング・焼却・機関投資家向け商品化される環境が形成されている、と整理されています。同記事は、これがホットCPI環境下でもETHが2,200ドル台を維持できる構造的要因だ、と分析しています。



出典:Bitcoin Magazine(5/13 Warsh議長54-45承認・5/15正式就任・「40歳以下の新しいゴールド」発言・1億ドル超暗号資産投資)、24/7 Wall St.(「量的引き締めしながら利下げ」アプローチ・Trump利下げ要求・2026年内ゼロ利下げ確率62%・6/16-17初FOMC)、OKX/Crypto Briefing(4月CPI前月比0.4%・前年比2.8%コア・ヘッドライン3.8%・2023年5月以来最高)、Investing.com(ETH 3-5%ステーキング利回り・EIP-1559トークン焼却・供給ロック構造)
イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
本日のファンダメンタル面で最大のテーマは、昨日5月14日に上院銀行委員会を15対9超党派で通過したCLARITY法案、JPMorganのイーサリアム上トークン化マネー・マーケット・ファンド登録、NUVAによるFigure社の19億ドル実物資産接続、本日のWarsh議長就任、そして6月予定のGlamsterdamアップグレードです。
CLARITY法案については、CoinDeskによれば、5月14日17時8分(UTC)に上院銀行委員会が「最終局面での采配」により15対9の超党派投票でDigital Asset Market CLARITY Actを通過させた、と整理されています。同記事は、共和党13名全員が賛成、民主党も2名が賛成、Mike Rounds上院議員のAIサンドボックス修正案は15対9で通過、と報じています。
Disruption Bankingによれば、CLARITY法案通過はETHにとって「DeFi開発パイプラインを再開する」効果があり、Citiの3,175ドル目標とStandard Charteredの7,500ドル目標を再活性化する、と整理されています。同記事は、ETHがビットコインとXRPの間に位置する独自のポジションを持ち、機関採用と規制クリアの両方の恩恵を受ける、と分析しています。
JPMorganのトークン化ファンドについては、CoinMarketCapとDecryptによれば、JPMorganは5月14日にイーサリアム上で2つ目のトークン化マネー・マーケット・ファンドを登録申請し、ステーブルコイン発行体の準備金市場を狙っている、と整理されています。これはイーサリアムが「機関財務の選ばれた決済レイヤー」となる動きを加速します。
NUVAとFigure社の実物資産接続については、CoinDeskによれば、Animoca社が支援するNUVAが、Figure社の19億ドル分のトークン化資産をイーサリアムに接続するプロトコルを発表した、と整理されています。同記事は、BNY元幹部のAnthony Moro氏が率いるNUVAは、実物資産(RWA)をDeFi市場に接続し、住宅担保信用枠と米国債から開始する、と報じています。
Glamsterdamアップグレードについては、Phemexによれば、Glamsterdamは2026年上半期(6月)に予定されており、L1(メインチェーン)の処理能力を現在の約10倍にあたる10,000 TPSに引き上げ、ガス手数料を78.6%削減する見通しだ、と整理されています。同記事は、ePBS(EIP-7732、エンシュリンド・プロポーザー・ビルダー分離)とBAL(EIP-7928、ブロックレベル・アクセスリスト)が主要EIPで、ガスリミット下限が60Mから200Mへ3.3倍引き上げとなる、と報じています。
業界アナリスト動向では、Sherwood Newsによれば、Bitmineの会長Tom Lee氏が「クリプトの春が始まった」と宣言し、ETHは「トークン化」と「AIによる中立的な決済ネットワーク」という2つの長期トレンドから恩恵を受けている、と発言した、と整理されています。同氏のETH 2026年末強気ケースは22,000ドル、ベースケースは12,000ドルとされています。



出典:CoinDesk(5/14 CLARITY法案上院銀行委員会15-9通過・超党派・Tim Scott委員長の最終局面采配・民主党2名賛成)、Disruption Banking(Citi 3,175ドル・Standard Chartered 7,500ドル目標・CLARITY法案DeFi開発パイプライン再開)、CoinMarketCap(5/14 JPMorganのイーサリアム上2つ目のトークン化マネー・マーケット・ファンド・NUVAの19億ドルFigure社実物資産接続)、CoinDesk(NUVA Anthony Moro元BNY幹部主導・住宅担保信用枠・米国債)、Phemex(Glamsterdam 6月実装予定・10,000 TPS・78.6%手数料削減・ガスリミット200M・ePBS EIP-7732・BAL EIP-7928)、Sherwood News(Tom Lee氏クリプトの春宣言・トークン化/AI中立決済ネットワーク・ETH 2026年末12,000ドルベース・22,000ドル強気)
イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢
地政学面では、Trump大統領がXi習近平主席と5月14〜15日に北京で首脳会談を実施しており、本日継続中の会談がETHを含むリスク資産のセンチメントに影響を与えています。Crypto Timesによれば、北京は主に貿易、レアアース、イラン情勢、台湾を議題とし、米国はホルムズ海峡再開について中国の支援を求めている、と整理されています。
イラン情勢については、Crypto Timesによれば、米国・イラン紛争はホルムズ海峡を制約し続けており、原油価格は前年比+18%という1年で最も強い上昇率を記録、4月CPIヘッドライン3.8%上昇の40%超を占めた、と整理されています。
注目点として、ETHはビットコインに比べて地政学ヘッドラインへの感応度が高い傾向にあり、リスクオフ局面では他の主要暗号資産より大きく下落する一方、リスクオン回帰局面では他資産より速く上昇する構造的な特性があります。5月13日のCPI後にETHはビットコインよりも大きく下落しており、これは利下げ期待消失がリスク資産に与える影響を反映しています。
ホルムズ海峡については、Investing.comによれば、2月末の紛争開始以来事実上閉鎖された状態が継続しており、史上最大の供給途絶となっている、と整理されています。Bitcoin Magazineによれば、Warsh氏の確認時にも「イラン戦争の経済的余波」が議論された、と報じられています。
下振れシナリオとしては、24/7 Wall St.の整理によれば、Warsh氏の「量的引き締めしながら利下げ」アプローチで実質金利が上昇する場合、Trump-Xi会談決裂・イラン情勢悪化のうち2つ以上が同時に発生すれば、ETHは2,150ドル支持帯への圧力が高まり、複数同時発生時には2,000ドル割れの下落リスクがある、と分析されています。



出典:Crypto Times(5/14-15 Trump-Xi首脳会談in北京・貿易・レアアース・イラン・台湾議題・米国ホルムズ海峡再開要請・原油+18%前年比・CPI 40%超)、Investing.com(5/8 米軍ホルムズ海峡対イラン反撃・2月末以来海峡事実上閉鎖継続)、Bitcoin Magazine(Warsh確認時 イラン戦争経済的余波議論)、24/7 Wall St.(地政学下振れシナリオ・「量的引き締めしながら利下げ」リスク・ETH支持帯テスト)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY