5月7日(木曜日)のリップル(XRP)は、約1.43ドル付近で推移し、1.40ドルの心理的節目を維持しつつ、5月最大の触媒の一つであるGraniteSharesの3倍レバレッジETFのナスダック上場予定日を迎えています。同時に、リップル・JPMorgan・Mastercard・Ondo Financeによる、XRPレジャーを使った国境を越えたトークン化米国債の初めての決済が完了したという、機関投資家マネー流入の構造を一変させ得るビッグニュースも飛び込んできました。
リップル(XRP) 相場解説(2026年5月7日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、約1.43ドル付近で推移しています。Bybitによれば、5月7日時点でXRPは1.43ドル、24時間取引量約29.2億ドル、24時間レンジは1.41〜1.46ドル、+1.09%の上昇となっています。
本日最大の注目点は二つ重なっています。一つはGraniteSharesの3倍ロング・3倍ショートXRP ETFのナスダック上場予定日であり、もう一つはリップル・JPMorgan・Mastercard・Ondo Financeによる、XRPレジャー上での国境を越えたトークン化米国債決済パイロットの完了です。
The Blockによれば、このパイロットでは、JPMorgan、Ripple、Mastercard、Ondo Financeがチームを組み、ブロックチェーンと銀行間決済レールの両方を使ってトークン化された米国債を国境を越えて移転した、と整理されています。
テクニカル面では、CoinDCXによれば、1.45〜1.47ドルの抵抗ゾーンが今年4回XRPをリジェクションしており、これがトレーダーが注視すべき水準だと整理されています。週次クローズが1.46ドル上方なら1.50ドルへの道が開け、複数週レンジからのブレイクアウトが確認される、とされています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



5月7日のGraniteShares 3倍レバレッジETF上場可否と、JPMorgan・Mastercard・Ondoとのトークン化米国債決済成功——この二つは、それぞれXRPの「投資商品としての厚み」と「実用インフラとしての完成度」を試すリトマス試験紙ではないでしょうか。
本日のXRP相場を読み解くうえで意識したい軸は、「1.45〜1.47ドルの年内4回リジェクション抵抗ゾーンへの試し」「200日MA 1.4238ドルの強弱分水嶺維持」、そして「トークン化米国債決済成功というXRPレジャーの実用デモンストレーション」という3つの要素です。
後述の価格動向セクションでは、1.43ドル付近の攻防と、上値1.45〜1.50〜1.70ドル、下値1.30〜1.38ドルの重要レベルを整理していきます。
オンチェーンの項では、4月のXRP ETF累計流入額、Goldman Sachsの最大保有ポジション、クジラの蓄積動向、取引所XRP残高の継続的減少を確認します。
マクロ項ではFRB議長交代を控えたドル・金利動向、ファンダメンタルズ項ではETF上場の意義、CLARITY法案の議事進行、Garlinghouse CEO発言の波紋、地政学項では中東情勢の動向を整理します。
読者の皆さまには、目先のETF上場可否だけでなく「JPMorgan級の銀行が公開ブロックチェーンを使った国境を越える決済を実装した」という構造的変化の意味を、長期的な視点で考えてみていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(5月7日) | 約1.43ドル(約220円) | 1.40ドル維持・1.45〜1.47ドル抵抗試し |
| 24時間高値 | 約1.46ドル | 5月7日記録 |
| 24時間安値 | 約1.41ドル | 5月7日記録 |
| 24時間変動率 | +1.09% | 底堅い小動き |
| 週次騰落率 | +2.80〜2.90% | 1.40ドル奪還で改善継続 |
| 30日間レンジ | 約1.30〜1.46ドル | 3カ月以上のタイトレンジ |
| カップ&ハンドルのハンドル | 1.37〜1.43ドル | 数週間にわたる形成 |
| カップネックライン | 1.50ドル | ブレイクで1.65〜1.70ドル目標解放 |
| 上値抵抗(直近) | 1.45〜1.47ドル | 年内4回リジェクション、最重要 |
| 次の抵抗 | 1.50ドル | カップ&ハンドル ブレイクライン |
| 強い抵抗 | 1.65〜1.70ドル | カップ&ハンドル 測定目標 |
| 下値サポート | 1.40ドル | ピボット、維持必要 |
| 次の下値 | 1.32〜1.38ドル | 50日EMA・直近支持 |
| 深い下値 | 1.28〜1.30ドル | 2月以来の重要支持 |
| 50日移動平均線 | 約1.4166ドル | 現値付近で推移 |
| 200日移動平均線 | 約1.4238ドル | 強弱分水嶺、5月1日以降上昇継続 |
| RSI(14日) | 49.47(中立) | 過熱感なし |
| 24時間出来高 | 約29.2億ドル | レンジ相場としては平常水準 |
| 時価総額 | 約881.9億ドル | 暗号資産時価総額ランキング第4位 |
| 史上最高値 | 約3.66ドル(2025年7月18日) | 現値は約61%下方 |
5月7日時点のデータでは、リップル(XRP)は1.43ドル付近で推移しています。日本円換算では約220円となり、5月初の1.38ドルから約0.05ドルの上昇を維持した状態です。
同日の24時間レンジは1.41〜1.46ドルとなっており、1.40ドルの心理的節目を上抜けた状態を維持しています。1.45〜1.47ドルの抵抗ゾーンに迫る動きが見られます。
テクニカル面では、CoinDCXの分析が重要な構図を示しています。同社によれば、1.45〜1.47ドルの抵抗ゾーンが今年4回XRPをリジェクションしており、これがトレーダーが注視すべき水準だと整理されています。週次クローズが1.46ドル上方なら1.50ドルへの道が開け、複数週レンジからのブレイクアウトが確認される、とされています。
同社はまた、200日移動平均線1.4238ドルが強弱の分水嶺として機能しており、これを維持できれば1.80ドル方向、割れれば1.20ドルへの下落リスクが浮上する、と整理しています。
Changellyによれば、4時間チャートではXRPは強気で、50日移動平均が上昇しており短期トレンドの強さを示している一方、200日移動平均は5月1日以降継続的に上昇しており、長期トレンドの強さを示している、と整理されています。
MEXC News/Blockonomiの伝えるところでは、5月1日にスポット市場の累積出来高デルタ(CVD)がプラス圏に転換し、未決済建玉デルタも+2,700万ドルの急騰を記録しました。CryptoQuantのアナリストAmr Taha氏は、これが「強気のモメンタム再開の典型的なシグナル」と分析しており、2025年6月の同様のCVD転換後に70%の上昇が続いた前例が指摘されています。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
本日のオンチェーン面で最大の出来事は、リップル・JPMorgan・Mastercard・Ondo FinanceによるXRPレジャー上でのトークン化米国債決済の完了です。Ondo, JPMorgan, Mastercard and Ripple complete tokenized Treasury settlement on XRP Ledgerと題するCryptopolitanの記事によると、リップルはXRPレジャー上でOndoのOUSGトークンを償還し、Mastercardのマルチトークンネットワークが現金支払い指示をルーティングし、JPMorganのKinexysがリップルのシンガポール口座に米ドルを送金しました。
The Blockによると、リップルは「公開ブロックチェーンとグローバル銀行インフラがトークン化ファンドの国境を越える取引をリアルタイムで一体的に決済したのは初めてだ」と表明しており、XRPレジャーの実用インフラとしての成熟度を示すマイルストーンとなりました。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 24時間取引量 | 約29.2億ドル | レンジ相場として平常水準 |
| 未決済建玉デルタ(5/1) | +2,700万ドル | ポジション拡大を示唆 |
| スポットCVD(90日) | プラス圏に転換 | 5月1日に転換、買い優勢 |
| 米国上場XRP ETF累計純流入 | $1.29B超 | 6商品横断、機関需要の構造的記録 |
| 4月XRP ETF月次流入 | +$75〜81.63M | 2026年最強月、3月流出から完全反転 |
| 4月17日週流入 | +$55.39M | 2026年最大の週次流入 |
| Goldman Sachs最大XRP ETF保有 | 約$153.8〜154M | 機関投資家トップ |
| 主要XRP ETF発行体 | Bitwise・Grayscale・21Shares・Canary・Franklin Templeton | SECが2025年11月承認 |
| 取引所XRP残高減少(2月以降) | 約70億XRP | クジラのカストディアル移動、長期保有志向 |
| クジラ蓄積(4月以降) | 1日約1,100万XRP | 1.4K〜140KドルXRP保有ウォレット数が過去最高 |
| Rippleエスクロー解放(5/1) | 10億XRP(約13.8億ドル相当) | 月次定例解放 |
The Market Periodicalによると、4月のXRP弱含み中にも機関・クジラ・リテールが買い増しを継続し、2月以降70億XRPを超える取引所からカストディアル・ウォレットへの移動が確認されたとされています。これは2025年11月以降で最大規模の流出であり、長期保有志向の強さを物語っています。
ETF面では、MEXC Newsの報道によれば、Goldman SachsがGrayscale・Bitwise・21Shares・Franklinの4発行体にまたがる形で約1.538億ドル相当のスポットXRP ETFを保有し、機関投資家として最大の保有者となっている、とされています。



出典:The Block(XRPレジャー上のトークン化米国債決済)、Cryptopolitan(OUSG・MTN・Kinexysの決済フロー)、MEXC News/ETHNews(Goldman Sachs最大保有$153.8M)、The Market Periodical(取引所70億XRP流出・クジラ蓄積)、MEXC News/Blockonomi(CVD転換・OIデルタ)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
マクロ環境では、5月15日のJerome Powell議長退任と後任Kevin Warsh氏の就任見通しが、リスク資産全般のセンチメントに大きな影響を与えています。24/7 Wall St.によれば、4月29日に上院銀行委員会が13対11の党派投票でWarsh氏の指名を進め、本会議の投票は5月11日週に予定されている、と整理されています。
同記事によれば、Warsh氏は2022年のインフレ急騰を「過去40年で最大の政策ミス」と批判してきた経緯があり、JPMorganはWarsh氏がPowell氏よりも早期の利下げを推進する可能性を指摘している、とされています。
CoinCodexによれば、XRPは時価総額上位10コインとの相関0.232、上位100との相関0.451で、ETH・VET・SOL・PEPE・CFXと正の相関が確認されています。本日のXRP1.43ドルへの上昇は、ビットコイン81,000ドル台維持と暗号資産市場全体のリスクオン回帰に連動した展開です。
FinanceFeedsの分析では、ホルムズ海峡の通航リスクが残存する一方で、Polymarketの予測市場ではCLARITY法案の今月成立確率が46%から62%に上昇したと報じられています。



出典:24/7 Wall St.(FRB議長交代スケジュール・Warsh指名投票)、CoinCodex(XRP-上位10/100相関・ETH/SOL/VET/PEPE/CFX正相関)、24/7 Wall St.(CLARITY法案Polymarket確率)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
本日のリップル(XRP)は、ファンダメンタル面で異例の二大材料が重なる一日となっています。一つはGraniteSharesの3倍ロング・3倍ショートXRP ETFの上場予定日、もう一つはJPMorgan・Mastercard・Ondo FinanceによるXRPレジャー上でのトークン化米国債決済の完了です。
ETFについては、Coinpediaが、GraniteSharesは4月以来5度の延期を経て、5月7日のナスダック上場を目指していると報じています。Crypto.newsによれば、これら3倍レバレッジ商品は2025年12月にProSharesが類似商品を撤回した経緯があり、本日の上場可否はSEC全体の3倍レバレッジ暗号資産ETFに対するスタンスを示す試金石となります。
ETHNewsの報道では、これら8本のレバレッジファンドはBitcoin、Ethereum、Solana、XRPそれぞれの3倍ロング・3倍ショート版で構成され、SECが3倍構造そのものに対する懸念を整理している兆候が示唆される、とされています。同記事はGraniteSharesの3倍ロングおよび3倍ショート商品について、規制された証券会社口座を通じた初の3倍レバレッジXRPロング・ショートポジションへの道を開くと整理しています。
もう一つの重要な材料として、AMBCryptoによれば、リップル・JPMorgan・Mastercard・Ondo Financeが、XRPレジャー上でトークン化米国債を5秒以内に決済する国境を越えるパイロットを完了させた、と報じています。リップルがXRPレジャー上でOUSGを償還し、Mastercardのマルチトークンネットワークが指示をルーティングし、最終的にJPMorganの相関銀行ネットワークを通じてリップルのシンガポール口座に資金が届けられた、とされています。
この他、Yahoo Finance/Cryptonewsの報道では、Consensus 2026の壇上でリップルCEOのBrad Garlinghouse氏が「XRPマキシだったことは一度もない」と発言し、XRPだけでなくBitcoinの成功も望むと述べた、と報じられています。マルチチェーン時代における機関投資家の資金配分の在り方を示唆する発言として、市場で注目を集めています。
機関投資家関連では、複数のメディアによれば、Bitwiseが2026年末XRP4.94ドルを予想し主要資産運用会社の中で最も強気な見通しを示しており、Standard Charteredは2026年末2.80ドル(2月の8ドル予想から大幅引き下げ)で慎重姿勢を維持している、と整理されています。
5月1日には、Coinbaseが機関投資家向けのTrade at Settlement(TAS)機能をXRP先物に拡張し、4時PMの公式決済価格でブロック注文を執行できる仕組みが稼働しました。これは2025年12月のSECによるProShares 3倍商品撤回と対照的に、規制された機関向けインフラが着実に整備されつつあることを示しています。



出典:The Block(XRPレジャー・JPMorgan・Ondoパイロット)、AMBCrypto(5秒以内の決済処理)、Coinpedia(GraniteShares 3X XRP ETF上場)、Crypto.news(5回延期の経緯・ProShares前例)、ETHNews(8本レバレッジファンド構造・SEC審査文脈)、Yahoo Finance/Cryptonews(Garlinghouse「XRPマキシではない」発言)、24/7 Wall St.(Coinbase TAS拡張・5月触媒スケジュール)
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
地政学面では、米国とイランの停戦状況がリスク資産全般のセンチメントを左右する要因として残っています。24/7 Wall St.の分析によると、2026年初頭のイラン情勢悪化時には原油価格上昇とリスク資産からの資金流出が同時に発生し、XRPやビットコインを含む暗号資産市場が圧迫されました。
同記事は、停戦が継続すれば原油価格安定とリスクオン回帰がXRPに追い風となり得る一方、停戦崩壊の場合はETFやCLARITY法案の好材料も相殺される可能性がある、と整理しています。
注目すべきは、XRPがアジア(日本・韓国・シンガポール)や中東(UAE)での実需ドライバーが厚い構造であり、本日のJPMorgan・Mastercard・Ripple決済パイロットでも資金がリップルのシンガポール口座に届けられた点です。この国際金融ネットワーク上の実装が、中長期の地政学リスクに対する一定の耐性を生む可能性もあります。
The Motley Foolの報道では、Polymarket予測市場ではXRPが2026年内に2.80ドルへ到達する確率が24%とされており、地政学リスクが解消されない限りはレンジ内推移、解消すれば上値追いという二極化シナリオが意識されています。



出典:24/7 Wall St.(米イラン停戦と暗号資産市場・$2到達条件)、The Motley Fool(Polymarket確率24%・$2.80シナリオ)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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<加入団体>
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<登録番号>
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<加入団体>
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<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
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(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
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