4月30日(木曜日)のリップル(XRP)は、1.38〜1.41ドル付近で推移し、本日のQ1 GDP・3月PCE発表とXRP Las Vegas 2026開幕を控えた緊張感の中にあります。Brad Garlinghouse CEOの「Lock in」というTwitter発言とOKX・Bitrue・BitMEXによる協調的なLas Vegas Sphere広告が話題を呼ぶ一方、過去のRipple Swellカンファレンス全てが「sell the news」パターンに終わった歴史が、市場に慎重姿勢を促しています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年4月30日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、1.38〜1.41ドル付近で推移しています。LiteFinanceによれば、4月28日時点のXRP価格は$1.38260で、CoinDCXの4月27日時点データでは$1.41でした。Changellyの最新データでは$1.39と、$1.28-$1.45の長期コンソリデーションレンジ内で膠着が続いています。
本日最大の注目イベントは、本日開幕のXRP Las Vegas 2026です。CryptoNewsによれば、4月28日にOKXがLas Vegas SphereにXRPロゴを点灯させた広告を「Probably nothing」のキャプション付きで投稿し、Brad Garlinghouse CEOが「Lock in」と返信しました。Bitrue、BitMEXも追随する協調的なティザーが展開され、コミュニティの期待感が大きく高まっています。
テクニカル面では、CoinDCXのRSIは41.26と中立、Bollinger Bandsは$1.40付近でタイトに圧縮されたClassic pre-breakout setupとなっています。本日のFOMC通過後の記者会見トーンとQ1 GDP・PCEデータが、$1.45抵抗突破か$1.28サポート試しかの分岐を決定づけます。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



本日のXRP相場を読み解くうえで意識したい軸は、「Q1 GDP・3月PCE発表のマクロ・ショック」と「XRP Las Vegas 2026開幕でGarlinghouseが何を発表するか」、そして「過去Swellカンファレンスでの”sell the news”パターン」という3つの要素です。
後述の価格動向セクションでは、$1.38-$1.41の攻防と、上値$1.45-$1.50、下値$1.28-$1.30の重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、$1.44付近に集中するXRP保有60%、XRP ETF流入$1.27B累計、過去Swellの履歴(2023年+31%後反落、2024年RLUSD後-35%、2025年$500M資金後でも下落)を確認します。
マクロ項ではFOMC通過後の値動きと原油$104・GDP・PCE発表、ファンダメンタルズ項ではGarlinghouse「Lock in」予告、CLARITY Act 5月初めマークアップ予定、Bitwise $4.94/Standard Chartered $2.80目標、Coinbase XRP futures活性化をお伝えします。最後に地政学項で、停滞する米イラン交渉とXRPのポジションを整理します。
読者の皆さまには、目先のVegas発表だけでなく「今日のGDP・PCE次第でVegasがsideshowになるかメインステージになるか」という構造的視点を持っていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月30日) | 約1.38〜1.41ドル(約211〜215円) | FOMC・Vegas前の慎重推移 |
| 前日比 | +0.5%前後(24時間) | BTC・ETHと足並みを揃えて反発 |
| 週次騰落率 | -2〜-4.3% | $1.45失った後の調整継続 |
| 4月月次騰落率 | +3〜5%前後 | 2月・3月安値からの回復は維持 |
| 30日緑ローソク率 | 14/30日(47%) | 改善傾向 |
| 30日ボラティリティ | 3.54% | 低めで推移 |
| 直近週間高値 | 約1.50ドル | 4/17記録、その後リジェクト |
| 直近週間安値 | 約1.38ドル | 4/28-30水準 |
| 長期コンソリレンジ | $1.28〜$1.50 | 4月初からのタイト圧縮 |
| Bollinger上バンド | $1.45-$1.49 | 直近の上値抵抗 |
| Bollinger下バンド | $1.28-$1.32 | 直近の下値支持 |
| 上値抵抗(直近) | 1.45ドル | 循環供給60%集中、最重要レベル |
| 次の抵抗 | 1.50〜1.60ドル | 突破で1.62ドルまで上値追い余地 |
| 強い抵抗 | 1.80〜1.88ドル | 200日EMA・長期供給帯 |
| 下値サポート | 1.28〜1.40ドル | 50日EMA・直近支持 |
| 次の下値 | 1.15ドル | $1.28割れシナリオの目標 |
| 深い下値 | 1.00〜1.11ドル | 下方シナリオ目標 |
| 50日EMA | 約1.38-1.42ドル | サポート水準 |
| 200日EMA | 約1.88ドル | 長期の上値の壁、Death Cross状態 |
| RSI(14日) | 38〜45 | 中立〜やや弱気 |
| 30日リアライズド・プライス | 約$1.20 | 長期保有者の含み益62% |
| 時価総額 | 約880億ドル(第4位) | BTC・ETH・USDTに次ぐ |
| 24時間出来高 | 約18億ドル | 低めの水準 |
| Fear & Greed Index | 26-48(Fear/Neutral) | センチメント慎重 |
| 史上最高値 | 約3.84ドル | 2018年1月、現在-64% |
2026年4月30日時点のデータでは、XRP/USDは$1.38〜$1.41付近で推移していました。日本円換算では約211〜215円となり、月曜日からほぼ横ばいから小幅安の水準です。
テクニカル面では、CoinDCXによれば「XRPは50日MA $1.3817と200日MA $1.8823の両方を下回って推移、Death Cross状態。MACDは負の領域でベア・モメンタム継続」とされます。CryptoNewsは「Bollinger Bandsが$1.40付近でタイトに圧縮されたClassic pre-breakout setup」と表現しています。
注目すべきは、24/7 Wall St.が指摘する「XRP循環供給の約60%が$1.44付近で買われており、これが今年すべてのラリーが$1.45で停滞する理由」という構造です。この水準を明確に突破できるかどうかが、2026年4月の最大の分岐点となります。
下値では$1.28の重要支持(2月以来全ての売り浴びを耐えてきた水準)、$1.15の深い支持帯が並びます。$1.28を割ると、ホルダーサポートが薄い$1.15まで一気に下押しのリスクがあります。逆に上値では、$1.45-$1.50突破→$1.60-$1.80の階段状レジスタンスが控えています。



出典:CoinDCX(4/27 XRP$1.41・RSI 41.26・Death Cross状態・週レンジ$1.38-$1.45)、CryptoNews(Bollinger Bands圧縮・$1.28-$1.40レンジ・pre-breakout setup)
リップル(XRP)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、XRPの過渡期的な構造を引き続き示しています。24/7 Wall St.によれば、XRP ETFは累計$1.27Bまで回復したものの、3月までは月間$31Mが流出、運用資産は1月ピークの$1.24Bから$947Mまで減少した経緯があります。
注目すべきは、過去のRipple Swellカンファレンス後のXRPパフォーマンスです。2023年Swellでは+31%上昇後にカンファレンス終了とともに反落、2024年はRLUSDステーブルコイン発表後に-35%調整、2025年Swellでは$500M資金調達ラウンド発表でも下落で終了しました。「sell the news」パターンが3年連続で繰り返されています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 取引所XRP残高 | 2025年2月比 -16.28% | 大口蓄積の継続 |
| 累計XRP ETF流入 | 約$1.27B | 1月ピーク$1.24Bから回復 |
| 3月XRP ETF流出 | 約$31M | 連続流出日が散発 |
| 1月XRP ETF AUMピーク | $1.24B | 3月時点で$947Mまで減少 |
| 4/18終了週XRP ETF流入 | $55M | 2026年最強の週 |
| $1.44付近の保有集中 | 循環供給の約60% | 2026年最大の上値抵抗 |
| 過去Swellカンファレンス2023 | +31%後にsell-off | “sell the news”パターン |
| 過去Swellカンファレンス2024 | RLUSD発表後-35%調整 | 同パターン継続 |
| 過去Swellカンファレンス2025 | $500M資金調達でも下落 | パターン3年連続 |
| XRP futures OI | 約$24億ドル | $10.8Bピークから-73% |
| クジラ30日蓄積 | 約3.3億XRP(1日1100万) | 記録的高水準維持 |
| SoFi XRP入金開放 | 4/22対応開始 | 米フィンテック大手の本格採用 |
| RippleNet採用金融機関 | 300社超 | うちXRP実利用は約40%(ODL利用) |
| XRPL累計取引件数 | 40億件超 | 2026年3月末時点 |
| XRPL上のRWA残高 | 約23億ドル | 年初$9.91億から2倍超に拡大 |
| RLUSD時価総額 | 約13億ドル | 1年で急拡大 |
注目すべきは、24/7 Wall St.が指摘する「2025年Las Vegas 2025は『パターンを破る』ものとして期待されていたが、Garlinghouseが登壇しJPMorgan・Citiも代表を派遣、1,000人超が出席したものの、XRP価格は$2.20で開幕、$2.20で閉幕した。トークンが$3.65のATHに達したのは7月の独立した技術的ブレイクアウト」という点です。
同氏は「2026年の主要Ripple案件(Convera $1,900億処理、Deutsche Bank統合、Société Générale)はすべてRLUSDで決済され、XRPで決済されていない。XRPホルダーは『XRPを実際に使う発表』が必要」と指摘し、Garlinghouseのkeynoteだけでは「more of the same」と読まれるリスクを警告しています。



出典:24/7 Wall St.(過去Swellパターン・$1.44保有60%集中・主要案件RLUSD決済)、24/7 Wall St.(XRP futures OI -73%・$1.28-$1.15支持構造)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
XRPのBTCとの相関は0.376と中程度で、本日もBTC・ETHと足並みを揃えた動きとなっています。24/7 Wall St.は「BTCが$80,000を取り戻すかどうかが、Vegasキーノート以上にXRPの方向感を左右する」と指摘しています。
マクロ環境は、本日のQ1 GDP・3月PCE発表で大きく動く可能性があります。昨日のFOMC(3.50-3.75%据え置き決定)では4票の反対が出て1992年以来初の規模の内部分裂が表面化し、市場は「2026年内の追加利下げ消失」を織り込み始めています。
原油はBrent crudeが$104付近で高止まり、これがインフレ懸念を高めています。コアPCEが2.7%超のサプライズなら、リスク資産全般がリプライス、XRPは$1.28サポート試しのリスクが浮上します。逆に、Q1 GDPが弱めかつコアPCEが落ち着いた結果なら、24/7 Wall St.が示す「BTCが$80,000突破→XRP$1.45奪還→$1.60試し」のシナリオが現実味を帯びます。
24/7 Wall St.は「XRPがVegasカンファレンス期間中に$1.45を取り戻すことは可能だが、それを維持するにはVegasの外で何かが起きる必要がある。FOMCとBitcoin($80,000突破)が、Garlinghouseが舞台で何を言うかよりも重要」と分析しています。



出典:24/7 Wall St.(FOMC・BTC$80K・XRP$1.45奪還条件)、Kraken(Q1 GDP・3月PCE発表シナリオ・コアPCE 2.7%)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
XRPのファンダメンタル面は、本日も独自ドライバーが多面的に進展しています。最大のトピックは、本日開幕のXRP Las Vegas 2026です。CryptoNewsによれば、4月28日にOKXがLas Vegas SphereにXRPロゴを点灯させた広告を「Probably nothing」のキャプション付きで投稿し、Brad Garlinghouse CEOが「Lock in」と返信しました。Bitrue、BitMEXも追随する協調的なティザーが展開されています。
同記事は「Garlinghouseの『Lock in』フレーズはRippleがHidden Roadを買収した時、SEC訴訟が事実上終結した時にも使われており、毎回重要なことが起こった」と分析しています。Garlinghouseに加え、Bitwise CEO Matt Hougan氏、Franklin Templeton Lexi Gunter氏が登壇予定です。
規制面では、CLARITY Actの上院銀行委員会マークアップが4月マークアップ枠を逃し、5月初めをターゲットに後ろ倒しされました。24/7 Wall St.は「Tim Scott委員長がカンファレンス週内にマークアップを予定すれば、Vegasは価格回復に重要な意味を持つ。なければカンファレンスはサイドショー」と指摘しています。
機関投資家関連では、Bitwiseが2026年末XRP $4.94を予想する最強気の主要資産運用会社、Standard Charteredは$2.80(2月に$8から大幅引き下げ)で慎重姿勢を維持しています。Coinbaseも予定どおりXRP futuresを活性化させる準備を進めています。
技術面では、Bitcoin.com Newsが伝えるRippleの量子耐性4フェーズロードマップ(2028年完了目標)、4月17日にHex Trust・LayerZero経由でローンチされたwXRP on Solana($100M流動性)、SoFi XRP入金開放(4/22)、Ripple Prime KBRA BBB格付けなど、機関採用基盤は引き続き強化されています。



出典:CryptoNews(OKX/Bitrue/BitMEX協調広告・Garlinghouse「Lock in」発言・CLARITY Act 5月予定)、24/7 Wall St.(Las Vegas登壇者・必要な発表内容・Tim Scott委員長動向)
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
本日の相場に影響を与えている地政学要因は、停滞した米イラン和平協議が引き続き重しとなっています。Trump大統領は4月22日に米イラン停戦を無期限延長したものの、4月26日に特使のパキスタン訪問をキャンセルし、和平協議は実質的に停滞しています。米海軍によるイラン港湾封鎖は継続中で、原油価格は$104付近まで急騰しました。
注目すべきは、XRPがBTC・ETHと比較して地政学ヘッドラインへの感応度が相対的に低い点です。これは、XRPの主要な実需ドライバーがアジア(日本・韓国・シンガポール)と中東(UAE)であり、欧米中心のヘッドラインに対する反応が控えめな構造によるものです。
ただし、24/7 Wall St.は厳しい現実を指摘しています。「XRPが$5に到達するには、Iran戦争の完全終結とBTC$100K回復が必要。停戦が崩壊し原油$120超となれば、XRPは$1.28支持試しから$1.15まで下押しのリスク」とされ、地政学リスクが解消されない限りはレンジ内推移が続く可能性が高い構造です。
The Motley Fool Alex Carchidi氏も「中東のエネルギー生産施設が破壊されたり、ホルムズ海峡が継続的に閉鎖された場合、$1.15以下のベア結果が非常に可能性が高い」と分析しています。一方で、和平協議が前進すれば、XRPは$1.45突破→$1.62-$1.80への上昇が期待できます。
Polymarketでは「ホルムズ海峡が4月末までに正常化する確率」は28%と低水準ですが、「6月末までの正常化」は81%と中長期の外交解決期待は残されています。本日のFOMC後の値動きとXRP Las Vegas 2026の発表内容、そして5月初めのCLARITY Actマークアップという3つの重要要素が、5月のXRPトレンドを大きく左右する見通しです。



出典:24/7 Wall St.(地政学・原油・$1.28/$1.15ベアシナリオ)、The Motley Fool(中東エネルギー施設リスク・$1.15以下シナリオ)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
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