4月28日(火曜日)のイーサリアム(ETH)は、2,315ドル前後で推移し、月曜日の$2,400到達後の急落から反発を試みています。先週末からの好調なETF流入が4月27日に流出$50.48Mに反転、強気テクニカル指標と地政学リスク再燃の綱引きが続く中、本日からのFOMCがETHの中期トレンドを左右する重要な1日です。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月28日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、2,315ドル付近で推移しています。Yahoo Financeによれば、ETHは月曜日に$2,370で開場し2.2%高で始まったものの、ET時間7:24までに$2,320まで反落、$2,400の節目を突破できずに終わりました。Investing.comによれば、Brent原油が$108まで急騰したことを受け、ETHは$2,281-$2,315のレンジで2.41-2.76%の下落を記録しています。
本日最大の転換イベントは、4月27日のスポットETH ETF流出$50.48Mです。Phemexによれば、9日連続の純流入が終わり、BlackRockのStaked ETH ETF(ETHB)を除く全商品が流出となりました。ただし、4月通算では約$539Mの純流入を維持しており、最終週で$800M到達ペースとなっています。BitMineは先週101,901 ETHを追加購入し、累計保有が500万ETHを突破しました。
テクニカル面では、CoinDeskのRSIが58.99と中立、ETHは$2,317-$2,404のレンジ内で「横ばいコンソリデーション」局面にあります。本日のFOMCがハト派・タカ派どちらのメッセージを出すかが、$2,400突破か$2,200試しかの分水嶺となります。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



FOMC開幕日と原油$108急騰、ETF流入ストリーク終了が同じタイミングで重なるのは、ETHにとって特殊な逆風の組み合わせです。
本日のETH相場を読み解くうえで意識したい軸は、「FOMCのハト派・タカ派の出方」と「BitMine 500万ETH突破などの構造的需要」という、短期と長期で逆方向のシグナルが交錯している状況です。
後述の価格動向セクションでは、$2,315前後の攻防と、上値$2,400-$2,500、下値$2,200-$2,280の重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、BitMineの累計507万ETH保有、ETH ETF累計$11.97B、ステーキング比率32%、過去1時間で$71M清算を確認します。
マクロ項ではBrent$108の影響、ハイテク決算集中、PCEインフレ発表、ファンダメンタルズ項ではBitMine独走、Standard Chartered $7,500目標、ETF構造変化をお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長下のETHの相対耐性を整理します。
読者の皆さまには、目先の値動きだけでなく「FOMC通過後にETHがどこにいるか」という構造的視点を持っていただければと思います。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月28日) | 約2,315ドル(約353,000円) | FOMC開幕日の慎重推移 |
| 前日比 | -0.71%(24時間) | $2,400到達後に反落 |
| 週次騰落率 | 約-2.0% | BTCを下回るパフォーマンス |
| 月次騰落率 | +12.43% | 2月安値からの強い回復継続 |
| 4/27高値 | $2,400 | 明確にリジェクトされる |
| 4/27安値 | $2,281 | 週内安値 |
| 直近30日レンジ | 約1,940〜2,464ドル | 約520ドルの値幅 |
| 30日緑ローソク率 | 16/30日(53%) | 強気バイアス維持 |
| 上値抵抗(直近) | $2,400-$2,404 | 3月以降複数回リジェクション |
| 次の抵抗 | $2,425 | BOS突破ターゲット |
| 強い抵抗 | $2,500-$2,600 | 100日EMA圏 |
| 下値サポート | $2,300-$2,317 | EMA20・短期ピボット |
| 次の下値 | $2,200-$2,280 | ブレイクアウト折り返しライン |
| 深い下値 | $2,050-$2,086 | 2026年最低予測 |
| EMA20 | $2,300.57 | 短期サポート |
| 50日EMA | 約$2,320 | ピボット転換点 |
| 200日EMA | 約$2,310 | 長期支持線として機能 |
| RSI(14日) | 58.99 | 中立、過熱感なし |
| 30日リアライズド・プライス | 約$2,000 | 長期保有者の含み益70%超 |
| 時価総額 | 約2,795億ドル(第2位) | BTCの約18%規模 |
| 24時間出来高 | 約72億ドル | 低めの水準 |
| Fear & Greed Index | 31(Fear) | センチメントは慎重 |
| 史上最高値 | 約4,955.90ドル | 2025年8月24日、現在-53% |
2026年4月28日時点のデータでは、ETH/USDは2,315ドル付近で推移していました。日本円換算では約353,000円となり、月曜日の高値圏からはやや反落した水準です。
テクニカル面では、CoinotagがETHのチーフアナリスト分析として「ETHはEMA20($2,300.57)上方に位置し短期強気バイアスだが、Supertrendがベア・MACDのヒストグラムが負で上値抵抗圧」と指摘しています。RSI 58.99は中立で、$2,317-$2,404レンジでBOS(構造ブレイク)待ちの局面とされています。
注目すべきは、Investing.comが指摘する「BTCとETHの相関0.85+で、BTCが$77,754の支持を下抜くとETHは$2,368試し、BTCが$79,491上方ブレイクならETHは$2,425のHH/HL構造形成へ」という関係です。BTCの方向感がETHの短期トレンドを大きく左右します。
下値では$2,200-$2,280のブレイクアウト折り返しライン、$2,050-$2,086の深い支持帯が並びます。CoinDCXによれば、ETH流通供給の70%超が含み益、30日リアライズド・プライス約$2,000、長期保有者の蓄積継続というオンチェーン構造が下値を支えています。



出典:Coinotag(4/27 ETH$2,317-$2,404レンジ・BOS分析)、Investing.com(BTC-ETH相関0.85・$2,425ターゲット)
イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、機関投資家の構造的蓄積と短期トレーダーの清算という二極構造を示しています。Bitcoin Ethereum Newsによれば、4月27日の急落で過去1時間で$71Mが清算され、うち$69.17Mがロングポジションでした。ETHロングが特に大きな打撃を受け、$2,400から$2,320への急落を増幅させました。
一方で、Investing.comが伝える機関投資家の動きは強気です。BitMine Immersion Technologies(BMNR)が先週101,901 ETHを追加購入し、累計保有が5,078,386 ETH(約$117.5億)に到達。10,000 ETHの一部はEthereum Foundationからの平均$2,387 OTC取引($23.87M)で取得されました。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 4/27 ETH ETF純流出 | -$50.48M | 9日連続流入ストリーク終了 |
| 4/20-24 ETH ETF流入 | $155M | BlackRock ETHA単体$138M |
| 4月通算ETH ETF流入 | 約$539M | $800M到達ペース、4月最強月予想 |
| 累計ETH ETF純流入 | 約$11.97B | 機関ビークルとして定着 |
| BitMine先週購入 | 101,901 ETH | 2026年最大週次購入記録更新 |
| BitMine累計ETH保有 | 5,078,386 ETH | 10ヶ月で500万ETH突破 |
| BitMine目標(5%供給) | 約600万ETH | 残り約100万ETH |
| ETH Foundation 4/26アンステーキング | $48.9M(Lido wsETH経由) | 市場流動性変化のサイン |
| 過去1時間清算額(4/27) | $71M(ロング$69M) | $2,400→$2,320急落で発生 |
| ETHステーキング比率 | 約32% | 過去30日で67.4万ETH流入 |
| ステーキングETH価値 | 約$20億超 | 新規ロックは記録的水準 |
| 30日リアライズド・プライス | 約$2,000 | 含み益70%超 |
| テイカー買い/売り比率 | 2023年1月以来最高 | 強気シグナル |
| スマートコントラクト展開 | 180日MA記録 | ネットワーク活発 |
The Market Periodicalによれば、BitMineの累計507万ETHは、まもなく全スポットETH ETFの保有量を上回る規模に達する見込みです。BitMineの目標は流通ETH供給の5%(約600万ETH)で、残り約100万ETHです。一方で、BitMine・Quantum Solutions・Exodus Movement以外のETH treasury企業は過去30日で買い停止しており、企業勢の蓄積はBitMineに集中する構造になっています。
Investing.comは「ETHは10月2025年ピーク$4,946から約50%下落しているが、オンチェーンデータ・ETF流入・企業財務蓄積はすべて反対方向を指している」と指摘し、需給と価格の乖離を強調しています。



出典:Investing.com(BitMine 507万ETH突破・OTC取引・需要分析)、Bitcoin Ethereum News(4/27清算$71M・ETH ETF流入詳細)
イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
マクロ環境は、本日4月28日のFOMC開幕でひときわ緊張感を高めています。FXPremiereは「FOMC会合は今週最大のマクロイベント、Bitcoinは流動性・ドル強度・利回りに敏感で、Fedの言葉が三者を急変させる」と分析しており、ETHはBTCよりも金利感応度が高いハイベータ銘柄として、FOMCの結果次第でより大きく動きます。
注目すべき変化として、Investing.comはBrent原油が$108まで急騰していると報じています。これは停戦延長後の高止まり($87-94)からさらに上昇した水準で、Trump大統領のパキスタン envoy訪問キャンセル、停滞した米イラン和平協議、ホルムズ海峡封鎖継続を反映しています。原油$108は2026年内のFRB利下げ期待を事実上消失させる水準で、ETHにとってはタカ派サプライズのリスクが高まる構造です。
米株市場では、本日からMicrosoft、Amazon、Meta、Google(水曜日)、Apple(木曜日)などS&P500企業の20%が決算を発表します。Q1 2026 GDP発表(木曜日)、3月PCEインフレ発表(木曜日)も控えており、ETHはナスダックとの相関0.85と高いため、ハイテク決算の結果次第ではETHの方向感も大きく動きます。
FXPremiereは「ハト派Fed・ドル安・利回り低下・原油安定・ETF前向きセンチメントの組み合わせがBTC・ETH・主要アルトを支援する」と分析しています。今週の複数イベントが同方向に揃うか、相反するかが、ETHの中期トレンドを決定します。



出典:FXPremiere(FOMCシナリオ・原油$108・ETHハイベータ性)、Investing.com(Brent crude $108・米イラン和平停滞)
イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
ETHのファンダメンタル面は、機関投資家関連で大きな構造変化が継続しています。最大のトピックは、BitMine Immersion Technologiesが累計507万ETHを保有し、流通ETH供給の5%目標(約600万ETH)まで残り約100万ETHに迫っていることです。Tom Lee氏(BitMine会長)は「10ヶ月で500万トークン到達という蓄積ペースは驚異的」と発言しています。
ETF面では、The Market Periodicalによれば、ETH ETFは4月通算$539Mの流入を記録し、月内残り4営業日で$800M到達ペースに乗っています。これが実現すれば、過去5か月の流出傾向を完全に逆転する2026年最強月となります。Goldman Sachs、Citadel、Jane Street、Millennium Managementといった機関投資家による継続買いが背景にあります。
技術面では、Layer 2ソリューションのMegaETH(高性能、ブロック10ms未満・10万TPS超)、Aave V4(3/30ローンチ)、Optimism Privacy Boost(Enterprise向け)が安定稼働を継続しています。CoinMarketCapによれば、2026年中盤予定のGlamsterdam Upgrade(並列実行・ガスリミット拡張)、2026年下半期のHegota Upgrade(状態管理Verkle Trees導入)に向けた準備が進行中です。
長期予想では、Standard Charteredが「2026年は『イーサリアムの年』、ETH $7,500目標を維持」と強気シナリオを継続しています。Manila Timesが伝える同社見解では、ステーキング需要、ETF流入、トークン化採用が継続すれば年内$7,500到達の可能性が指摘されています。
機関投資家ETF市場では、staking-enabled ETF(BlackRock ETHB等)が本格運用に入り、年率約3.1%のステーキング利回りを投資家に還元しています。GSR(暗号資産大手)が初のETF「BESO ETF」を4月27日にローンチし、機関投資家の選択肢が拡大しています。



出典:The Market Periodical(4月ETH ETF$539M・$800Mペース・BitMine 500万ETH)、Manila Times(Standard Chartered $7,500目標・2026年Ethereumの年)
イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢
本日の相場に影響を与えている地政学要因は、米イラン関係の不透明感が再燃しています。The Market Periodicalによれば、Trump大統領は4月26日にSteve Witkoff、Jared Kushner両特使のパキスタン訪問をキャンセルし、和平協議が停滞しました。米海軍によるイラン港湾封鎖は継続中で、原油は$108まで急騰しています。
The Market Periodicalは別途、Axiosが報じた「イランがホルムズ海峡再開放を提案、引き換えに核協議の延期を要求」というニュースも伝えています。仮にこの提案が受け入れられれば、原油価格急落とリスクオン地合いを通じてETH価格を押し上げる可能性があります。
ETHはBTCよりも地政学感応度が高いハイベータ銘柄であり、過去2か月のイランショックでは下げ幅がBTCを1〜2ポイント上回るパターンが繰り返されてきました。本日のETH-0.71%とBTCの-0.4%という値動きは、過去のパターンと比べて感応度が落ち着いてきていることを示唆しています。これは、機関投資家(BitMine等)の継続買いが地政学ノイズを部分的に吸収している効果と見られます。
Polymarketでは「ホルムズ海峡が4月末までに正常化する確率」は28%と低水準ですが、「6月末までの正常化」は81%と中長期の外交解決期待は残されています。停戦延長下で、何らかの形で和平協議が前進すれば、ETHは$2,400突破→$2,500-$2,600への上昇が期待できます。
ダウンサイドシナリオとして、和平交渉がさらに決裂し原油$120超となれば、ETHは$2,200-$2,280支持試しのリスクが浮上します。FOMCのタカ派サプライズと原油急騰が同時発生するシナリオでは、$2,050-$2,086まで深押しの可能性があります。



出典:The Market Periodical(Trump 4/26パキスタン訪問キャンセル・原油急騰)、The Market Periodical(Axiosイラン提案・ETH ETF)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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<登録番号>
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(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
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