ビットコイン(BTC)は$65,200近辺まで上昇し、24時間の値幅が約$539という極端に狭いレンジで推移しました。一方、現物ETFへの週間純流入は8億5,000万ドルを超え、4月中旬以来の規模に達しています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年8月10日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$65,200近辺で推移しています。前日の$64,950近辺から約0.4%の上昇で、$65,000の節目を上回りました。
チャートを直接参照したところ、24時間の高値は$65,234、安値は$64,695でした。値幅は約$539にとどまり、極端に圧縮された状態です。
予想変動率も36%程度まで低下しています。出来高は約120億ドルと、前日の約204億ドルから4割ほど減少しました。
その静けさとは対照的に、資金は着実に入っています。現物ETFへの純流入は8月7日までの1週間で8億5,354万ドルとなり、4月中旬以来の規模となりました。
一方、技術面では新たな問題も起きています。8月7日夜には決済用の基盤ソフトを狙った攻撃が確認され、先週から続く一連の脆弱性の問題が形を変えて続いています。
7日間では約3%の上昇です。今週は8月12日に米消費者物価指数の発表を控えており、それまでは狭いレンジでの推移が見込まれます。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



自己保管をめぐる事故が相次いだ週に、規制された商品への資金流入が4カ月ぶりの規模に達したという事実は、偶然でしょうか。
先週は、ハードウェアウォレットの脆弱性に続いて決済用の基盤ソフトでも被害が出ました。自分で管理する負担を避けたい層が、上場商品へ向かったという見方は成り立ちます。
価格動向のセクションでは、極端に狭まった値幅と、上値に控える抵抗帯を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、新規のウォレット数と資金フローの中身を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、新たな脆弱性の内容と、分岐チェーンをめぐる動きに触れます。
ただし、資金流入は1週間分の数字にすぎません。年初来では依然として流出超の状態が続いています。一時的な動きなのか流れの変化なのかは、今後数週間の数字で判断する必要があります。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年8月10日午後2時ごろ(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$65,200近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,040万円前後の水準です。
同じ時点のデータでは、24時間の高値は$65,234、安値は$64,695でした。値幅は約$539で、前日の約$1,188からさらに縮んでいます。
24時間の出来高は約120億ドルで、前日の約204億ドルから大幅に減少しました。時価総額は約1兆3,100億ドルです。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月10日) | 約$65,200 | 約1,040万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $64,950近辺から約+0.4% | $65,000の節目を上回る |
| 24時間高値 | $65,234 | 現在値はほぼ高値圏 |
| 24時間安値 | $64,695 | 下値は着実に切り上がる |
| 24時間の値幅 | 約$539 | 前日の約$1,188から縮小 |
| 7日間変動率 | 約+3% | 週間でプラスを維持 |
| 予想変動率 | 約36% | 低水準まで低下 |
| 上値抵抗 | $65,250、次に$67,200 | 後者までは戻り売りが集中する帯 |
| 下値サポート | $64,587、次に$64,000 | 前者は50日指数平滑移動平均 |
| 50日指数平滑移動平均 | $64,587 | 上回った状態を維持 |
| 200週移動平均 | 約$63,657 | 中期の下値目安 |
| 24時間出来高 | 約120億ドル | 前日の約204億ドルから大幅減少 |
| 時価総額 | 約$1.31兆 | 前日の約$1.30兆から増加 |
| 史上最高値(参考) | $126,198 | 2025年10月6日に記録 |
予想変動率が36%程度まで下がり、値幅も$539まで縮んでいます。圧縮された変動率は、いずれ大きな値動きにつながることが多い形です。
上値では$65,250から$67,200の帯が重い状態です。この価格帯で取得した保有者の戻り売りが出やすいためで、出来高を伴って抜けられるかが焦点になります。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
資金の流れに、明確な変化が出ています。CoinDeskによると、米国の現物ビットコインETFは8月7日までの1週間で8億5,354万ドルの純流入を記録しました。4月中旬以来の大きさです。
流入は上位に集中しています。最大手の運用会社の商品だけで6億9,300万ドルを集め、全体の8割超を占めました。次点の商品が約1億1,640万ドルで、この2本でほぼすべてです。
ただし、年初来では依然として厳しい状況が続きます。CoinDeskによると、これらの商品は年初からの累計で約45億ドルの流出超です。1週間の流入は、その一部を取り戻したにすぎません。
新規の参加者も増えました。ネットワークのデータを直接参照したところ、直近で227万件の新しいウォレットが作られており、これは12カ月で最も多い水準です。ハードウェアウォレットの脆弱性を受けて、保管先を移す動きが広がったとみられます。
実際、事件後の数日間で21万BTCが個人のウォレットから取引所へ移動しました。2022年の取引所破綻の局面とは正反対の流れで、自己保管への信頼が揺らいだことを示しています。
この構図が続くかどうかが、目先の焦点です。取引所や上場商品へ資産が移れば、短期的には売却されやすい状態になる一方、上場商品にとどまれば長期の保有需要として機能します。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 現物ETFの週間純流入 | 8億5,354万ドル | 4月中旬以来の規模 |
| 最大手商品の流入額 | 約6億9,300万ドル | 全体の8割超を占める |
| 次点商品の流入額 | 約1億1,640万ドル | 上位2本にほぼ集中 |
| 年初来の累計 | 約45億ドルの流出超 | 1週間の流入では取り戻せず |
| 新規ウォレット数 | 227万件 | 12カ月で最多の水準 |
| 取引所への移動 | 21万BTC | 流出事件後の数日間 |
| 24時間出来高 | 約120億ドル | 前日から大幅に減少 |
| 流通供給量 | 約2,007万BTC | 上限2,100万BTCの約95.6% |



ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
基盤ソフトの脆弱性が、また一つ表面化しました。CoinDeskによると、8月7日夜、決済処理ソフトのBTCPayを狙った攻撃が確認され、資金が流出しました。
標的となったのは、少額決済を高速に処理する仕組みを動かすための認証ファイルです。攻撃者は認証を経ずに遠隔からこのファイルを取得でき、それを使って対象の設備を制御し、資金を移すことが可能でした。
BTCPayは、該当するソフトを使う利用者に対し、直ちに最新版へ更新するか、設備を停止するよう呼びかけています。被害を受けた利用者の数と流出額は公表されていません。
被害の一例として、CoinDeskはハードウェアウォレットを製造するFoundationを挙げています。同社の最高経営責任者によると、夜間に設備の資金が抜き取られ、決済用の経路も閉じられました。
先週のハードウェアウォレットの問題に続く事案です。原因は別ですが、自分で設備を運用する形態に共通する運用リスクが、短期間に二度表面化したことになります。
別の動きもあります。CoinDeskによると、BIP-110と呼ばれる分岐チェーンが2ブロックを採掘したあと停止しました。採掘の難易度を本体から引き継いだ一方、計算能力がごくわずかしかないためです。分裂への懸念は、いまのところ現実化していません。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
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