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2020年度 入社式 祝辞

本日、私たちは26名の皆さんを、新しい仲間として迎えることになりました。 
ZUUのメンバーを代表して、心より歓迎いたします。

皆さんにとっても、また先輩たち全員にとっても、 過去経験したことがないような4月1日を迎えていると思います。
このような外部環境の中で、皆さんがこれからZUUのメンバーとしてスタートするにあたって、 お話ししたいことがあります。
たくさんお伝えしたいことはありますが、今日は一つだけお話できればと思います。
それは、人生もそうですが、ビジネスの世界では「どちらも正解・どちらも不正解」と なることが非常に多いという話です。

世界というのは”生き物”が如く常に変化し続けます。 今回の新型コロナウイルスに関わる環境変化も良い例でしょう。 経済は上下を繰り返し、ルールは定期的に変更され、 人の価値観も絶えず変わっていきます。 そのゆらぎの力はあまりに大きく、 人間が簡単にコントロールできるようなものではないでしょう。

そんな中では、同じ選択肢をとっても、 その外部環境や内部環境によって、 正解、不正解のどちらにもなってしまうということです。
例えば、「チームや組織は”競争”した方がいい」、 一方で「チームや組織は”協調”した方がいい」という考え方であったり、 例えば、「どんどん事業を立ち上げ、数を打てば成功しやすいはず」、 一方で「事業は選択と集中をして、経営資源を集中投下した方が成功しやすいはず」 など、 2つの選択肢があった際に、私達はつい、どちらかを選び、どちらかを捨ててしまう癖や傾向があります。
でも、それは常にどちらもあり、 常にどちらでもないものだったりします。 それが10:0の割合の時もあれば、7:3の時もあれば、 5:5の時もあるといった、案配の話でしかありません。
まさに、この新型コロナウイルスに関する、 国や地方自治体や企業や学校などの判断も同様でしょう。 これも常に、フェーズの変化に応じて全て正解は変わります。 またその決断は、ある母集団を救うには正解だが、 その他の母集団にとっては不正解になったりします。 外部環境の変化のスピードと同様に、 この正解と不正解が入れ替わるスピードというのは著しく加速しています。 もちろん、このスピードが加速するということは、 新しいチャンスが生まれ続けるということでもあります。

”鬼速PDCA”のZUUです。 常に変化し続ける、“正解に近い仮説“を考え続け、 個人として、そして組織として一緒に成長し続けましょう。

ZUUの想いは「世界中の人々が全力で夢や目標に挑戦できる世界を創ること」です。
この状態というのは、人が日々熱くなれる3つのポイントが詰まっています。

1つ目は、意味や意義、つまり「自分が意味や意義があると思える夢や目標に取り組めること」
2つ目は、達成や実現、つまり「その夢や目標を達成・実現していくこと」
3つ目は、没頭や熱中、つまり「その夢や目標に向かっている最中に没頭・熱中していること」

このような状態になれたら、 人と比べて不安になったり、 人と争ったりなどせずに、お互いを称え合い、 応援し合えるような世界になるのではないかと思っています。
そんな熱く燃え上がる世界を一緒に実現したいと思っています。
皆さんの活躍を大いに期待しています。
以上をもちまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

2020年4月1日、株式会社ZUU メンバーを代表して、冨田和成